2017/5/24 とびしま海道往復 (後編 復路)

 蒲刈から大崎下島、そして愛媛県側の岡村島まで続くとびしま海道、前編に続き、翌日の帰路です。この日も良い天気。

 宿で目をさましたのはまだ薄暗い5時前でした。朝食は7時から、ということだったのでしばらく布団の中でぐずぐずしていましたが、6時前に起き出してちょっとその辺を散策。

 フェリー船着き場の桟橋から街並みを振り返った景色です。
401 港町の朝CIMG0253 (600x420)
宿はこの目の前。

 これです。
401 みはらし旅館CIMG0254 (600x418)

 朝日に輝く港を少し歩いてみましょう。海沿いにしばらく歩くと、江戸時代に築かれた突堤(波止)があり、その完成を祝って大阪から勧請されたという住吉神社がありました。
402 住吉神社CIMG0264 (600x407)

 波止から見る港町。
403波止からCIMG0265 (600x403)

 漁船が戻ってきました。
404 漁船が戻ってくるCIMG0267 (600x453)
今は何が獲れるんでしょうか。

 御手洗は、江戸時代には大変に栄えた港町で、当時の家屋や街並みを積極的に保存されています。これについては一昨年5月に訪れた時の記事にもご紹介していますが、早朝の景色もまた別の風情が。
501 町並み保存地区CIMG0280 (600x454)
早朝でもあり、ひっそりとしています。

 薩摩藩の船宿だった「脇屋家住宅」。
502 脇屋CIMG0282 (600x410)

 多数の遊女を抱えて繁栄したお茶屋、「若胡子屋」。
504 若胡屋CIMG0287 (600x411)

 映画館、演劇場だった乙女座。1937年に作られたといいますから、その当時としては最先端のモダンな建物だったことでしょう。
505 乙女座CIMG0285 (473x600)

一時、映画館としてはまったく使われなくなって、ミカンの選果場となっていた時期もあるそうですが、近年また注目されるようになり、映画館、劇場としても現役だそうです。「男はつらいよ」のロケ地になったこともあるとか。
506 乙女座ファサードCIMG0286 (600x338)

 古い洋館風の床屋。向かいの郵便局だけは今風の建物ですが、ポストだけは昔のまま。
508 赤いポストがCIMG0276 (600x388)

 学校の標識ですが、この標識は「あし長小学生」として、有名なんだそうです。
507 脚長小学生CIMG0272 (600x592)

 やがて7時に近くなり、少し人の動きも。ずっと向こうに、自転車にお花を積んで売りに来た人見えました。
509 お花を買うCIMG0288 (600x446)

 7時を過ぎたのでいったん宿に戻り朝食を。この時も、早朝に出かける予定らしい地元の方が朝ご飯を召し上がるのとご一緒させてもらいます。有りそうで、なかなか無い経験。
601 朝ごはんCIMG0291 (600x428)
1時間の早朝散歩のせいもあって、とても美味しくいただけました。

 朝食後もう一度外に出ました。桟橋に立つ私の影、「あし長アナゴ」。
701 脚長アナゴCIMG0307 (430x600)

 なぜこんなアングルで写真を撮ったかといいますと、海中におびただしい数の魚の姿が見えたためです。
702 海中の小魚CIMG0313 (600x418)

 海藻に群がっています。
703 海草に群れるCIMG0301 (506x600)

 メバルの稚魚のようです。
704 メバルかCIMG0303 (600x431)
これが大きくなって晩御飯のおかずになるんですね。

 別の場所ですが、フグも。
705 フグもCIMG0323 (600x446)

 やがて8時となり、竹原行のフェリーが到着。以前はここから広島行きのフェリーも出ていたんだそうです。橋でつながる前の時代ですね。
706 竹原へのフェリーCIMG0317 (600x338)

 フェリーが出ていきました。私もそろそろ出発しましょうか。
707 フェリーが出ていくCIMG0321 (600x397)

 8:30チェックアウト、親父さんがパチパチとそろばんを入れて、「一泊二食で6千円、ビール一本と酒2合で、エーッと7,200円ね?」 ハイハイ。

さて帰り道は、来た時とは違う道をたどろうと思います。

 まず大崎下島、豊島、いずれも南側の道を行ってみます。
170518 帰路 その1 (600x292)

 20分ぐらいで沖友という地区につきました。ここが広島からの高速バスの終点になっています。由緒ありそうな天神様が祭られています。沖友天満宮です。
801 沖友天満宮CIMG0331 (600x436)
971年の創建といいますから、千年以上の古いお宮です。

 天神様なので牛の像があるんですが、なんか牛に見えません。(失礼!)
802 天神様の牛CIMG0332 (600x489)

 どんどん行きますとやがて豊浜大橋。
803 豊浜大橋CIMG0339 (600x338)

 これを渡って、島の南岸に向かいます。渡り終わってすぐのところにAコープのスーパーがありました。いったん通り過ぎたのですが、昨日のことを思い出し、昼食の摂れる場所はそう無かろうと考えなおしました。戻ってお握りやら飲み物を調達、これで心配ありません。

 豊島南岸をぐるっとまわり、豊島大橋へ。
804 豊島大橋CIMG0344 (600x338)
 橋の下をいったん北側に通り抜け、かなり行ったところから折り返して坂道で橋の高さまで上ります。長い長い上り坂。

 登り切って橋の中央からのながめ。
804 豊島大橋の上からCIMG0350 (600x405)
シュッと走り去るのがもったいない景色で、しばし立ち止まり、自転車を引きながらゆっくりと歩いて橋を渡りました。

 豊浜大橋を渡り切ると上蒲刈島、すぐトンネルにかかるのですが、今回はトンネルを通らず、橋のたもとから脇に降りる農道(?)に入りました。海面高さまで降りると今度は島の北岸をたどります。
170518 帰路 その2 (600x349)

 あまり交通量も多くない道を快調に進みますと、「海産物直売所」の看板が見えました。
805 直売所CIMG0354 (600x432)

 いろいろの魚種が。これは入ってみましょう。
806 お魚を売っていますCIMG0356 (500x355)
 大きな生けすがあり、アイナメ、ウマヅラハギ、キジハタ、メバルなど、にぎやかに泳いでいました。うかがってみるとけっこういいサイズのアイナメで2千円ぐらい、ということでしたがが、ここで鮮魚を買う訳にもいきません。「芽カブ入りとろろわかめスープ」というのを買いました

 この建物は天井が高く、ツバメが出たり入ったりしています。
809 ツバメCIMG0368 (600x411)

 毎年同じツバメがやってきて営巣するとのこと。
808 ツバメの巣CIMG0358 (600x414)

810 のど赤きツバメ梁にいてCIMG0373 (500x335)
   のど赤き玄鳥(つばくらめ)ふたつ屋梁にゐて
      たらちねの母は死にたまふなり
   斎藤茂吉 「赤光」

 さらに行きますと、右手対岸に安芸川尻の街が見えてきました。造船所があります。
811 川尻の町CIMG0362 (600x458)

 そこに係留されているかなり大きな船が見えました。
812 クルーズ船?CIMG0363 (600x396)
帰宅後調べたところ、オリエントフェリーという船会社の「ゆうとぴあ」という船のようです。下関と中国・青島を結ぶ航路を運航していたのですが、2015年末で運行停止になったとか。中国からの観光客激増のなか、時間のかかる(27時間)船旅は敬遠され、しかもLCCの台頭でフェリーの低運賃も魅力を失った、ということのようです。
 この船は建造後30年たっており、このまま廃船となるのかもしれません。遠目に見ると、穏やかな瀬戸内海に美しく浮かぶ優雅な船、という印象を受けましたが、厳しい競争の場から退場せざるを得ない姿、というのが現実のようです。

 さらに行くと上蒲刈島の西の端に到達し、蒲刈の街を通過して前日昼食を食べそこなったであいの館につきました。
901 出会いの館CIMG0374 (600x397)
私のほかにもサイクリングをしている人が何人か。ここでおにぎりの昼食。

 ここから南の海上をながめるとこう見えるのですが、この正面から右側に連なる島影はどうも忽那諸島のようなのです。
903 彼方は怱那諸島CIMG0378 (600x462)
中島、野忽那島、睦月島、といった島々かと思われます。一度行ったことのある島を別の角度から眺めるというのは、新鮮な感じがします。

 蒲刈大橋を渡れば、スタート地点だった下蒲刈島。今回のコースも最終ステップとなりました。
902 蒲刈大橋CIMG0376 (600x328)

 蒲刈大橋を渡り、下蒲刈島を時計回りに一周することにしました。しばらく進むと視界が開けました。
904 中島とその西CIMG0383 (600x337)
ここに見えているのが忽那諸島の西半分、中島、怒和島、津和地島です(たぶん)。

 さらに回り込んで、やがて安芸灘大橋の東側に出ます。
905 安芸灘大橋裏側からCIMG0385 (600x395)

 これで下蒲刈島を一周したことになります。ヤレヤレ。
906 下蒲刈島を一周CIMG0388 (600x511)

 安芸灘大橋の下を潜り抜けると、もう昨日バスから降りた見戸代。
907 帰りましょうCIMG0391 (600x422)
 とびしま海道(裏表)往復成就! バンザーイ

 このあと、ここから高速バスに乗って広島まで戻りました。県立大前の停留所で降りてまた自転車を組み立て、帰宅。全走行距離は103㎞ほどでしたが、家からバス停までが往復で6㎞ぐらいあるので、とびしま海道を走った距離は100㎞にちょっと足りないぐらいだったでしょう。
908 103㎞の旅CIMG0394 (285x400)
メデタシメデタシ!



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2017/5/22 とびしま海道往復 (前編 往路)

 急に暑くなってきました。私の生まれ育った岩手県水沢(現・奥州市)で昨日あったマラソン大会で、16人が熱中症で病院に搬送されとか。わが故郷、もう少し良い話題でニュースになればいいのに。

 さて、晴天とはいえそこまでは暑くなかった先日、年来の課題だったとびしま海道走破に再挑戦しました。とびしま海道は、しまなみ海道ほど全国区で有名ではありませんが、こんなところにある島々です。
170517 001 とびしま海道はここです。 (600x436)
ついでに「かきしま海道」というのも示しておきましたが、こちらはもっと知名度が低いでしょう。

 さてこのとびしま海道は、呉側(西側)から岡村島までは橋でつながっています。
170517 002 とびしま海道はこうなってます。 (600x236)
 じつは、2014年の11月に、呉からこのとびしま海道に挑んだことがあるのですが、このときはかろうじて上蒲刈島にたどり着いただけで引き返しました。 
 また、翌年の5月には、竹原からフェリーで大崎下島に上陸し、そこでレンタル自転車を借りて島を走ろうとしたことがあるのですが、このときはあてにしていたレンタル自転車が無くて挫折。
 で、今回は三度目のチャレンジ、自分の自転車を連れて、しかも一泊で、全島走破を目指したのです。

 広島から下蒲刈島までは高速バスで行きます。自転車をバスに乗せるためには「荷物」として扱えるよう、梱包する必要があります。で、できるだけ小さく軽く梱包できるよう、折り畳み可能な自転車を昨年購入しました。その扱いが少しコツを要するため、慣れるのに時間がかかり、やっとこのたびデビュー戦となったわけです。

 高速バスは広島バスセンターから出ていますが、より都合が良い「広島県立大学前」という停留所から乗ることにしました。県立大です。
002 県立大学CIMG0200 (600x490)
 並木の緑がとても美しい。
003 東に向かう道CIMG0201 (600x481)
 ここまでは家から自転車に乗ってやってきまして、ここで自転車を解体して袋詰めしました。道端でその作業をしていたら、年配の女性が通りかかり、「あらまぁ、自転車ってこんなふうに分解できるの?初めて見た!」と。

 こんな格好になりました。
001 県立大前停留所CIMG0199 (403x600)
バスは10:25発の予定、少し遅れて出発。

 平日とあってガラガラ、荷物となった我が自転車も楽々置けます。
004 バスはガラガラCIMG0202 (600x437)


 バスの車窓から見る海や島、ちょっといつもと違います。
005 車窓からCIMG0203 (600x495)

 約1時間乗って安芸灘大橋を渡り、下蒲刈島に入った直後の見戸代(みとしろ)という停留所で下車しました。こんな停留所。
101 見戸代バス停CIMG0205 (600x442)
 ずいぶん立派な待合所ですが、元はここからフェリーが出ていて、その待合所だったらしいです。今は何もありませんが、トイレが使えます。こんな張り紙が!
103 イカをさばくなCIMG0204 (600x525)
ワハハ、ここでイカをさばいたやつがいたんですね。

 さて自転車を袋から取り出して組み立て作業、無事終わりました。
102 組立完了CIMG0207 (600x492)
  どーぉすか! カッコいいでしょう?

 11:55、勇躍ペダルをこぎ出しました。
104 走り出すCIMG0208 (600x421)

 昼も近いので、2014年に来たときにうどんを食べた上蒲刈島の「であいの館」まで行こうと思ったんです。
170517 003 昼食まで (600x345)

 途中下蒲刈島の各種観光スポットも全部すっ飛ばして先を急ぎます。
105 蘭島閣CIMG0211 (600x424)

 この橋(蒲刈大橋)を渡ればであいの館はすぐです。
106 蒲刈大橋CIMG0212 (600x421)

 ところが!  であいの館自体はオープンしていましたが、食堂は営業をやめた、とのこと。ガックシ。で、この先何か所か食事ができるところがある、と教えていただき、それを探してまた路上に。

 途中花見月(はなみづき)というレストランがありましたが、たくさん自転車が止まっていたので混んでいるようだと思い通過、さらにその先に県民の浜海水浴場という場所があり、そこにはいろいろな施設があって食事ができる場所もある、と聞いたので、そこを目指しました。
 ところがそれらの施設は開店休業のような様子で、食べ物屋さんなどもとても開いているようには見えません。考えてみればまだ5月でしかも平日、海水浴場に来る人がそうはいるはずもありません。閉まっていて当然か。
 その辺をウロウロとさまよった挙句、結局さきほど通り過ぎた花見月に戻りました。

 天ぷら定食を注文、750円。
107 ランチ750円CIMG0218 (600x445)
 たまたま最近、NHKスペシャルで、「和食 ふたりの神様 最後の約束」というのを見ました。超有名寿司店・すきやばし次郎の小野次郎さんと、てんぷらの神様・早乙女哲也さんの切磋琢磨を取り上げたものです。あのテンプラがあまりに美味そうだったのが我が潜在意識に引っかかっていたのかもしれません。
 ごちそう様でした。先を急ぎましょう。

170517 004 ゴールまで (600x292)

 次の島に渡る豊島大橋の手前に長いトンネルがあります。トンネルを自転車で通るのは、場合によってはかなり怖いのですが、ここは歩道(自転車通行可)も広く、明るかったのでそんなことはありませんでした。それに加えて、自転車でツーリングしている方が私以外にも何人かいらっしゃったので、少し心強かったこともあります。
108 大浦トンネルCIMG0219 (600x473)

 トンネルを抜けるとすぐ橋です。
109 トンネルを出ればすぐ橋CIMG0220 (600x438)

 豊島大橋。
110 豊島大橋CIMG0225 (600x464)

 豊島大橋を降りて島の北岸を回り、次の大崎下島にわたる橋がが見えてきます。豊浜大橋です。
111 豊浜大橋CIMG0232 (600x540)

 豊浜大橋を渡った大崎下島は、2年前の5月に来たことがあるので、一応これで足跡がつながりました。メデタシメデタシ。

 しかし今回のゴールはまだ先です。大崎下島は二つの無人島を介し岡村島(愛媛県今治市)につながっており、その岡村港をゴールとしています。
 岡村島に到る三つの橋の最初の橋、平羅橋。
201 平羅橋CIMG0233 (600x476)
とびしま海道には七つの橋がありますが、「大橋」という名前でないのはこの平羅橋だけ。
   可哀そうな・・・

 二番目の橋と三番目の橋は大変よく似ています。
 二番目の中の瀬戸大橋。
203 仲の瀬戸大橋CIMG0234 (600x429)

 そして最後の岡村大橋。
204 岡村大橋CIMG0237 (600x386)

 この岡村大橋の途中に、広島県と愛媛県の県境がありました。
202 県境CIMG0250 (600x377)

 わたり切れば岡村島、やがてゴールの岡村港です。
205 岡村港フェリー発着所CIMG0238 (600x323)

 ちょうど時刻が15時で、今治に向かうフェリーが到着。
206 今治行のフェリーCIMG0239 (600x540)
 やがて数人のサイクリストものせて出港していきました。

 私は今夜の宿がある大崎下島の御手洗(みたらい)の街に引き返します。
170517 005 宿へ (600x363)

 途中、海の彼方に来島海峡大橋(しまなみ海道の南端)がうっすらと見えていました。
207 来島海峡大橋CIMG0241 (600x425)

 戻る途中、岡村橋の東のたもとに、こんな東屋のようなものを見つけました。
301 人待瀬戸CIMG0243 (600x399)

 こんな額がかかっています。この狭い海峡は「人待瀬戸」っていうんですかね。
302 縁むすびCIMG0244 (400x256)

 こんな鐘がぶら下がっています。縁結びの鐘?
303 縁結びの鐘CIMG0245 (516x600)

 そしてたくさんの願掛けの木札が。
304 願掛けの木札CIMG0246 (600x496)
「・・・と結ばれますように」とか、いじらしいお願いがいっぱいです。

 これは私も一つお願いをしなければ。100円を料金箱に入れて木札を一枚買いました。
305 木札は100円CIMG0247 (600x519)

 何をお願いしたらいいでしょうか? 今更この年で怪しいご縁が結ばれたりするといろいろ問題がありそうです。最も切実なお願いといえば・・・、これでしょう!
306 ボケ封じを祈願CIMG0248 (600x470)
メデタシメデタシ

 やがて宿に到着、48㎞ほど走りました。
307 48㎞走破CIMG0326 (500x462)


 泊まった宿は「みはらし食堂・旅館」というところで、大衆食堂に宿泊施設がくっついたような所。地元の人もご飯を食べにくるようなお店です。私の晩ご飯も、食堂の方で皆さんと一緒にいただきました。2食付で6000円。

 刺身、煮魚、焼き魚、という単純明快なメニューで、大変よろしい。
308 夕食CIMG0252 (600x419)
刺身はコチとイカ、焼き魚はタイ、煮魚はメバルでした。ビール一本と清酒2合も頂いてすっかり満足、部屋に戻ってあっという間に爆睡。


 以上、往路でした。帰路は後編で。



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2017/5/16 ウチワエビ、トビウオ、クロソイ

 日に日に緑が色濃くなる広島、旧広島大学の正門に続くメタセコイアの並木です。
001 IMG_9123 メタセコイア並木(400x600)

 緑のトンネルの奥に見えているのは、旧理学部の建物。いわゆる被爆建物です。
002 IMG_9121 緑のトンネル(600x410)

1991年までは使われていたそうですが、その後広島大学が東広島市に移転して、今は使われていません。
003 IMG_9111 広大旧理学部(600x398)
維持にも相当の費用がかかるとのことで、現在はほとんど手入れもされず、公開もされていません。
004 IMG_9114 荒れた建物(600x400)
周囲はこの数年再開発が進み新しい建物が次々に出来つつありますが、ちょっと荒廃した印象のこの建物がまわりの変化に抗うように残っています。このまま消えてしまうわけにはいかない・・・、と主張しているかのように。


 さて先週の土曜日は5月の第二土曜日、上八丁堀の高層マンション前広場で朝市「グランマルシェ」がある日なので行ってみました。良いサイズのウチワエビが400円、2尾買いました。トビウオが150円、これも2尾購入。

 中央通りを南下して千田町Aruk、ソイが480円、なかなか良さそうに見えたので大きそうなのを選んで買いました。青森産だそうです。

 電車通りに沿って御幸橋に向かい、ゆめタウンへ。何も買わず、この日はこれで切り上げて帰宅。

 ウチワエビです。2尾で341g。
101 IMG_9128 ウチワエビ(600x454)

 腹側。ちょっと不気味。
102 IMG_9129 ウチワエビ万歳(600x423)

 こんな顔です。
103 IMG_9130 ウチワエビの顔(600x465)
額に青筋立てて怒っているような。

 刺身に。
104 IMG_9132 ウチワエビ刺身(600x520)
なんだかメリハリのない刺身です。美味いけど。

 頭は味噌汁に。
105 IMG_9136 ウチワエビ頭の味噌汁(600x514)

 トビウオ、浜田産。
201 IMG_9125 トビウオ浜田(600x445)

 ヒレを御開帳。
202 IMG_9126 トビウオの羽根(594x600)

 刺身に。
203 IMG_9133 トビウオ刺身(600x514)

 刺身用にサクをとったあとに背骨、腹骨、血合い骨が残りますが、これは天日で乾燥。
204 IMG_9157 トビウオの骨乾燥中(600x481)

 こうなったのを隠匿します。
205 IMG_9164 乾燥終わり(600x464)
後日これをチンすると恰好な酒のアテになります。背骨はちょっと硬いかな?

 さてはるばる青森からお越しのクロソイ、32㎝、487g。
301 IMG_9124 黒ソイ青森(600x426)
買ってから、そういえばソイって寄生虫が多いんだよな、あの発音しにくい寄生虫が。と思い出して警戒しましたが、さばいてみるとそんなことは無くてヤレヤレ、とはいえさすがに青森から旅をしてきてお疲れだったと見えて、ちょっと刺身には無理、ということで、蒸し物にしてみました。
302 IMG_9140 黒ソイ酒蒸し(600x490)
なんだかよくわからない。

 粗をタケノコと一緒に煮ものに。
303 IMG_9134 黒ソイとタケノコ(600x570)

 その他、冷蔵庫整理週間ということでこんなものが。何でしょうか?
401 IMG_9137 鹿のすね肉赤ワイン煮(600x594)
これは、鹿のすね肉の赤ワイン煮、という変なもの。某日某所で鹿の肉を売っていました。広島県の北のほうで獲れた鹿だそうです。ステーキ用の高い肉と、煮込み用の安いすね肉があったので当然安い方を。ネットでレシピをさがし、安い赤ワインで煮込んだものです。

 そしてこれも。ハタハタの干物の残り。
501 IMG_9138 ハタハタ干物(600x446)

 なんだか収拾がつかなくなってきましたが、結局こんな膳に。
601 IMG_9142 晩酌の膳(600x447)
アレッ! 主演のウチワエビの刺身が登場していない・・・
 酒は島根県出雲市の板倉酒造、天隠(てんおん)、平成26醸造年度の無濾過純米酒です。胡町大和屋で一升2538円(税込)。3年古酒ですが、そんなに古酒という感じはしません。スイスイ飲めます。

 なお、クロソイの一部を昆布締めにしてみました。3日後に取り出していただきました。良かったですよ。
304 IMG_9231 黒ソイ昆布締め(600x437)

 明けて翌日の日曜日、今度は平和大通りのひろしま朝市に行ってみました。
701 IMG_9148 朝市のにぎわい(600x400)
相変わらずにぎわっています。花を売る店が多くなりました。
702 IMG_9145 朝市のお花(519x600)

 青い麦の穂が季節を感じさせます。
703 IMG_9146 青い麦の穂(600x447)

 この花は、アジサイの原種らしい、とのこと。山に自生しているのを持ってきたそうです。
704 IMG_9150 アジサイの原種か(600x520)

 ハチク(淡竹)を買いました。小さいの3本で250円。
705 IMG_9152 淡竹(600x458)


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 日曜日に宇品に行ってみました。宇品島を一周すると、海沿いにこんな花が咲いています。トベラという木だそうです。(「海桐」と書くようです。)
802 IMG_9213 トベラ花盛り(600x400)

 このトベラが花盛りで、この花にアオスジアゲハが盛んに群がっていました。
801 IMG_9174 宇品のアオスジアゲハ(600x415)

 「アオスジアゲハ」といっても、ウチワエビの額に浮き出していた「青筋」とは違います。
803 IMG_9216 アオスジアゲハ(600x497)
優雅なものです。



2017/5/9 カナガシラ、鶏肝、タケノコ ファゴット三重奏

 連休も終わり、初夏の空になってきました。本日9日は雨でしたが、5日に撮った栃の木は花盛り。
01 IMG_9075 栃の木花盛り(499x600)

02 IMG_9079 (600x510)
    花の鉾すべて天指す橡の花      岡田暿太雄

 本当にそうですね。

 結構華やかな形態です。
03 IMG_9080 栃の木の花(600x494)

 クスノキも花盛りですが・・・
04 IMG_9087 楠花盛り(494x600)

 花はとても地味。
05 IMG_9090 楠の花(600x512)


 さて先週末の土曜日、6日の魚屋めぐりは段原のマックスバリュから。まだボラが出ています。夏のボラは泥臭いとかいうようですが、実際に確認したことはありません。とはいえやっぱり手を出す気にはなれません。カナガシラが一尾128円だったので買いました。なぜか一尾のみウロコつきで、他はすべてウロコを落としてありました。ウロコ付きを購入。
 そのあと、いつものコースをたどりましたがこれというものが無く、舟入市場でタケノコ200円を購入して帰宅。この日は午後用事があり、あまりお魚と遊ぶ時間が無かったということもあって、128円のカナガシラを一尾のみ連れて帰りました。

 で、時間が無かったので途中経過の写真も無し。いきなりこうなりました。カナガシラの刺身です。
11 IMG_9092 カナガシラ刺身(600x461)

 そして付属品関係。
12 IMG_9093 カナガシラ付属品(600x529)

 タケノコはゆでて。
13 IMG_9094 タケノコ(600x498)

タレのようなものがかかっていますが、あれは某所で買った「とろーり梅しょうが」というもの、広島市立商業高校、通称「市商」の生徒が考案した商品です。和歌山県産紀州梅と高知県産ショウガを広島県沼田町の醤油に合わせたものだそうです。

 前日に買って塩麹に漬けておいた鶏肝を焼きました。
14 IMG_9095 鶏肝焼き鳥(600x477)

 で、こうなりました。
15 IMG_9096 晩酌の膳(600x495)
酒は広島県東広島市の亀齢酒造の「入魂山 白ラベル」、幟町の酒商山田で一升1944円。精米80%の低精白米で醸した酒です。けっこう酔っぱらいます。

 番外。某デパートの「春の北海道物産展」で買ったメロンパン、一個270円。
16 IMG_9097 メロンパン270円(600x541)
奥様の命令で買ってきたのです。

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 さてこの日の午後の用事とはなんだったでしょうか? こんなコンサートに行ったのです。
21 170506 U-trio001 (421x600)
 このトリオは、ファゴット、オーボエ、ピアノ、というちょっと珍しい組み合わせ。プログラムは、18世紀のビバルディ、ハイドンから始まって、ずーっと時代を下り、2000年のアンドレ・プレビン作曲の現代音楽まで10曲をならべて聞いてみようという趣向。演奏するU-trioはまだ若い3人で、ピアノの柳原さんはまだ音楽大学(広島市のエリザベト音大)の4年生だそうです。

 実際に聞くまでは現代音楽なんてとても受け付けないのではないかと危惧しましたが、生の演奏を聴くというのは予想に反して大変面白いもの。ジャズでいう各楽器間の掛け合いみたいなやり取りも見られ、十分に楽しめました。またリゲティのピアノ・エチュード13番「悪魔の階段」などは両手の交差とか、左手が高音域から一気に最低音域に飛んでいくさまとか、「見る」楽しさがあります。フィギュアスケートを音だけ聞いていてもまったく面白くないのと同じ。1500円は安いと思いました。

 またそれ以上に、ファゴットという少しマイナーな楽器を何とか知ってもらおうとする一生懸命さにうたれました。物慣れない不器用さで汗をかきながら司会を進めるファゴット奏者・白井さんの様子も若者らしくて好感が持てました。とてもよかったので3人の写真をアップで。
22 170506 U-trio001 (600x442)
 ファゴット奏者の白井さんは一見ラグビーでもやりそうなごつい体形、オーボエの岡田さんはクールな優男風の外見。

 私がこのコンサートにたいへん感銘を受けたのには、実は伏線があります。

 先月、別のコンサートに行きました。今回と違って、大変有名な奏者が立派なホールで開いた演奏会で、チケットは6000円。ところが一曲終わるごとに特別ゲストと称するオッサンが出てきて愚にもつかぬ話をする、あれはトークショウとでもいうものか? プログラムに記されたその特別ゲストの紹介文に腑に落ちない点があり、不審のまま事後しらべてみて解りました、明白な間違いなのです。その間違いの原因も明白、あの文章はコピペで作ったからに違いありません。その不誠実!
 しかしその演奏会(?)は大入りでした。

 というわけです。それに比べて今回は、楽曲は面白いし演奏は熱が入っている、300年の音楽史をたどることで勉強になる、普段聞くことの少ないファゴットという楽器を堪能できる、それよりも何よりも、若い人が何ごとかを成し遂げようと努力する姿にうたれた、という訳です。
 いろいろ考えながら帰ってきました。



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2017/5/1 カサゴ、ツブ、イサキ、ツツジが満開

 5月となりました。サツキというその名の通り、市内各所のサツキツツジが一斉に満開を迎えています。
01IMG_8729 ツツジ満開(600x401)

02IMG_8743 ツツジ満開(600x405)

 蜂がしきりに花にもぐり込みます。
03IMG_8755 マルハナバチか?(600x498)

  いちめんのなのはな
    いちめんのなのはな
      かすかなるむぎぶえ
        いちめんのなのはな      山村暮鳥 「風景」

というがありましたが、

  満開のツツジ
    満開のツツジ
      かすかなる蜂の羽音
        満開のツツジ 
     アナゴ

 ケヤキの新緑との対比が、本当に素晴らしい。
04IMG_8762 ツツジと楠新緑(400x600)


 さて一昨日4月29日の土曜日も良い陽気のもと、市内の鮮魚店巡りに出撃。段原マックスバリュから。カサゴがありました。広島ではホゴメバルと呼ばれています。けっこうな大きさですが、お値段も税込798円と安くはありません。少し躊躇しましたが買いました。「刺身用」となっていて、物は良いようです。
  ここで眼を引かれたのはハタハタ、一尾129円となっていたのを、一皿129円かと勘違いし、これは安いと思ったんですが、一尾の値段と気がついてびっくり。店頭の鮮魚担当の店員さんも、「高いですよね・・・。でも今頃が一番美味いって買っていくお客さんもいるんですよ。」とのこと。帰宅後調べて初めて知ったのですが、北海道や秋田などでは12月から1月のの卵(ブリコ)が入った頃を旬とするそうですが、鳥取など山陰では3~5月を旬として賞味するとのこと。「シロハタ」と呼ぶんだそうです。

 そのあと、千田町Aruk、御幸橋ゆめタウン、いずれも見ただけ、川口町リアルにたどり着きました。そこで初めて気がつきました。この日29日は祝日で、魚市場が休みだったんですね。なるほど、そういえばリアルの品ぞろえもいつもとは違います。ツブ3個を474円で買って次へ。
 舟入市場で菜の花を買って帰宅。


 カサゴです。30㎝、395g。
05IMG_8689 カサゴ(600x418)

 背ビレ御開帳。暗くて絞り切れません。
06IMG_8691 カサゴ背ビレ(400x262)

 三枚におろして皮を引くと、113g、三分の一以下ですね。
07IMG_8692 カサゴサク(600x472)

 刺身に。
08IMG_8719 カサゴ刺身(600x470)
なかなか旨味のある刺身です。

 付属品関係。
09IMG_8721 カサゴ付属品(600x542)


 ツブ、3個で297g。
10IMG_8714 マツブ(600x450)

 真ん中のオッサンは、トレーを海底の岩と勘違いして必死にしがみついています。
11IMG_8711 ツブ勘違い(600x430)

 これを無慈悲にも引っぺがして刺身にしちゃいます。
12IMG_8716 ツブ刺身(600x466)
ンーまいなぁ・・・

 実は前日の金曜日、広島市西部の商工センターという地域に新しい大型商業施設「LECT」というのがオープンしました。ここは、本屋の蔦屋、ホームセンターのCAINZ、それに御幸橋にもあるスーパーマーケットゆめタウン、の三企業体が共同で企画・設営したもののようです。野次馬根性の発達したこの私、見逃すはずもありません。行ってきました、自転車で。往復20㎞ですね。
 さっそく見に行ったのはもちろん鮮魚売り場、基本はゆめタウンですから、御幸橋店と似たような店頭のディスプレイですが、この日は開店初日ということで、大きなヤズ(ブリの子供)2尾で500円、などけっこう大盤振る舞い。私はイサキ2尾で500円というのを買いました。

 31.5㎝、500gと、29㎝、403g。
 13IMG_8685 イサキ(600x402)
二尾とも大きな卵巣を持っていました。当日は刺身でいただき、翌29日は塩焼きで。
15IMG_8723 イサキ塩焼き(600x482)
左側は菜の花のお浸しに干しエビを散らしたものです。

 で、こうなりました。
16IMG_8725 晩酌の膳(600x500)
酒は広島県廿日市市の中国醸造(株)、弥山(みせん)純吟原酒。原酒ですので味の濃い酒です。食中酒としては好みの分かれる酒でしょう。

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 さて平和大通りでは5月3日にむけて、テントの設営などフラワーフェスティバルの準備が進みつつあります。大通り沿いの木々も花をつけているものがあります。
17IMG_8693 ベニバナ栃の木(600x572)
 アカバナトチノキです。

 マロニエと近い種類だとか。
18IMG_8695 ベニバナ栃の木の花(600x517)

 あさってからのフェスティバルが楽しみです。天気が良ければいいのですが。




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