2017/3/5 ついに忽那諸島征服 前編・2/24津和地島

 ひな祭りも過ぎ、だんだん春めいてきた広島です。
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       水仙の花のみだれや藪屋敷    広瀬惟然


 さて先月末、プレミアム・フライデーという訳の判らんものがありましたが、その日私は朝から休みをいただいて忽那諸島制覇の旅に出かけました。忽那諸島は2015年7月の興居島に始まり、中島二神島野忽那島睦月島釣島、ときて、残るは二つ、津和地(つわじ)島と怒和(ぬわ)島をこのたび一挙制覇しようという訳です。

 この二島は忽那諸島の最西端で、すぐとなりはもう山口県の周防大島。
170223 津和地島、怒和島 (472x600)

 この二島を一挙制覇しようとすると、広島から日帰りは無理です。よって今回は津和地島に宿を予約し、一泊の旅となりました。まず第一日目の津和地島のご報告を。


 松山市三津浜港から津和地島に行くフェリーは日に二本しかなく、その早い便にのろうとすると広島の宇品港を5:45に出る始発のフェリーに乗る必要があります。5時前に家を出て途中コンビニで弁当調達、切符り場は5:30から発券開始。まだ真っ暗です。
IMG_7514 朝五時半(600x455)

 船に誘導されます。
IMG_7515 船に乗り込む(600x467)

 ウィークデイの始発便、あまり乗客がいません。自転車で島を走ろうなんていう脳天気なのは私だけ。
IMG_7517 朝ごはん(510x600)
朝ご飯です。

 5:45定刻に出港。左舷、まだ暗い製鉄所、日新製鋼さんです。
IMG_7519 夜明けまえ(600x401)

 貨物船とすれ違いました。
IMG_7523 貨物船(600x401)

 松山行きのフェリーは呉に寄港するのが普通ですが、この始発便だけはよらずに直行します。音戸の瀬戸に近づいています。
IMG_7537 暗い音戸の瀬戸(600x425)

 音戸を通過してやっと東の空が赤らんできました。
IMG_7548 音戸通過(600x488)
海面にカモメの群れが浮かんでいました。

 やがて朝焼けが濃さをまし、陽がのぼります。
IMG_7560 朝焼け(600x400)

 7時前です。
IMG_7584 日が昇る(600x517)

 船内にも日の光が満ちてきました。
IMG_7586 船室にも日の光(600x445)

 ほぼ定刻、8:10に松山観光港到着。そこの売店で昼御飯用の弁当やら何やらを買いこみ、自転車でつぎのフェリーが出る三津浜港まで走ります。15分ぐらいでしょうか。

 9:10出港。この船は出港後、高浜港→釣島→中島(神浦港)→二神島、と立ち寄り、私のおりる津和地島に向かいます。津和地島も終点ではなく、その後、元怒和→上怒和→終点・中島(西中港)というルートをたどります。
DSCF2935 三津浜出港(600x447)

 夏と違い海上はとても寒く、フェリー最上階の展望デッキは誰もいません。
DSCF2936 寒いので無人(600x450)

 二時間近い航海で、津和地島につきました。
DSCF2948 津和地到着(600x450)

 私がおりた船は次の行く先を目指して出ていきました。
DSCF2949 港に玉ねぎ(600x437)
タマネギが転がっているのにお気づきですか? この島は近年タマネギの生産が大きな産業となっており、ちょうど2月から出荷が始まったところだそうです。このあと島を回りましたがどこに行ってもタマネギだらけ、島中がタマネギの匂いに満ちていました。

 島について一息入れ、さぁ行くぞ! という気持ちで最初にペダルを踏み込むときの気持ちは何とも言えません。昂揚感、開放感、夏休み第一日の朝を迎えた小学生のような気持ちです。
 時計回りに島一周の道をたどり始めたところに農道完成記念碑がありました。
IMG_7597 一周7㎞余(600x569)
自分のことは棚に上げて言っちゃ悪いが、この碑を揮毫した当時の愛媛県知事さんの書道の腕前がイマイチです。碑面のアップは武士の情けでやめときましょう。

 一周7671mです。平成2年完成、予算が19億円余。
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 ところが走り始めて間もなく、とんでもないことが!
  後輪がパンク!   愛媛県知事さんの書の腕前の悪口を言ったタタリでしょうか。どうもすみませんでした・・・(涙)

 私は自分でパンクを直したことがありません。一応予備のチューブと携行用の空気入れは持ってきていましたが、なにせディレイラーを緩めて後ろのホイールをはずしたこともないのです。不安がいっぱい。

DSCF2950 チューブ交換(450x600)
 2年半前にこの自転車を買ったときに、店員さんがやって見せてくれたチューブ交換要領を必死で思い出して作業。なんとかホイールをはずし、チューブを取り換えました。ところが今度は携行用の空気入れの扱いに難渋。この種の自転車のチューブは、高い空気圧に適したフランス式のバルブなのですが、これがけっこう繊細な構造で、グチャグチャやっているうちに先端が少し曲がってしまいました。もはやこれまでか、と思いましたが気を取り直し、なんとか走れる状態にしました。が、タイヤの空気圧は正規の半分以下しか入れられません。

DSCF2951 完了か?(500x476)

 この状態でとにかく慎重に島を一周して、宿にたどりつきました。まだ1時すぎだったのですがチェックインさせてもらい、部屋に荷物を置きました。
 そのあと、フェリーの乗船待合所(「道の駅」にならって「海の駅」とよんでいるようです。)に空気入れがあるんじゃないか、と思いつき、行ってみると正解。最近愛媛県をはじめとして四国はサイクリングに来る客を呼び寄せようと努力しており、忽那諸島にもそれぞれレンタル自転車をおいてあります。そんなこともあって、海の駅にはフランス式バルブ対応の空気れがおいてあるんでしょう。これを借りて規定圧まで空気を入れました。ヤレうれしやノゥ・・・。

 島内の散策を開始、八幡様です。
IMG_7604 八幡神社(600x468)

 あちこちにタマネギが干してあります。玉ねぎは干すと何か良いことがあるんでしょうかね。
IMG_7617 玉ねぎ干し(600x392)

 昔、各地の殿様が参勤交代で江戸に登るときは、この島で風を待ったそうで、その接待所であった「お茶屋」という施設があったんだそうです。そのお茶屋跡。
IMG_7621 お茶や跡(600x400)

 これしかありません。もうちょっと何とかなりませんかね。
IMG_7623 御茶屋跡の碑(600x501)

IMG_7624 (600x441)

 島の南側からは二神島が見えます。昨年3月に訪れて、東京から来たお嬢さん二人とダッシュ島の話なんかしちゃった想い出の島。
IMG_7630 二神島(600x392)

 東南を望めば彼方に釣島が見えます。中央ちょっと右寄りの、ひょっこりひょうたん島のような形の島がそれです。その後ろが興居島。
IMG_7634 釣島が見える(600x461)

・・・・・(3/6追記)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
akiciciさんからコメントをいただいた、釣島か?由利島か? ですが、下の図をご覧ください。こういう位置関係です。
津和地島から釣島、由利島 (600x536)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 路傍の花。大根とか、なんかそういったアブラナ科の花のようです。
IMG_7638 アブラナ科の花(600x500)

 さてタマネギが干されている状態をご紹介しましたが、島中どこもかしこもタマネギ畑です。段々畑になって上までずっとタマネギ。
IMG_7645 段々畑は玉ねぎ(600x458)

 収穫の作業をなさっている方々がおられました。
IMG_7653 一面に玉ねぎ(600x469)

 一部ミカン畑もありますが、ほとんどタマネギです。
IMG_7657 全部玉ねぎです(600x400)

 息を切らせつつ登った峠道から見た津和地の港、少し日が傾いてきました。
IMG_7671 峠から見る津和地港(600x400)
宿に戻りました。
 この日の走行距離、約43㎞。
IMG_7713 一日目43㎞(500x431)


 この日お世話になったのは、亀川旅館という戦前から続く宿で、今の女将さんは3代目だそうです。
 おじいちゃんがとってきた魚を出す、ということで、この日の夕食も地物の魚がたくさん。

 タイのお刺身。
IMG_7720 タイ刺身(600x518)
 サザエのお刺身。アレ? 肝が無い???
IMG_7723 サザエ刺身(500x412)
 アオリイカもお刺身で。
IMG_7724 アオリイカ刺身(400x336)
 サザエはもう一個、壺焼きで。
IMG_7726 サザエ壺焼き(500x404)

 この日嫌というほど見たタマネギは、サラダで。とても美味しいです。
IMG_7722 玉ねぎサラダ(400x310)

 お刺身にしたタイの兜、煮物に。食べごたえあります。
IMG_7719 タイの兜(600x483)
 ハマチのから揚げ。
IMG_7725 ハマチから揚げ(500x382)

 このほかにお鍋とナマコ酢、フキの煮物がありました。お酒を燗で2本いただき満足。


 以上が一日目。翌日の怒和島は後編で。


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釣島?由利島?

突然のパンク
応急処置アイテムで「タイヤパンドー」なんてのがありますよ。
発泡樹脂を注入して一時的に穴を塞ぐものですので後で修理は必要ですがすぐに走行できますので便利です。
仏式バルブに対応してるかはしりませんけど、変換アダプターがあればつかえるんじゃないかしら。

>中央ちょっと右寄りの、ひょっこりひょうたん島のような形の島

は、釣り島じゃなくて「由利島」ではないでしょうか?いわゆる「ダッシュ島」 違うのかな?

なかなか盛りだくさんの酒肴の数々
に対して

>お酒を燗で2本いただき満足。

・・・?・・・ は二合徳利2本に違い無しだとガッテン😝


akiciciさん

今晩は、akiciciさん。
コメントありがとうございます。

突然のタイヤトラブル、ちょっと焦りました。
でも、その日は宿泊が決まっていて時間に追われていなかったこと、
島の人通りのない道だったこと、
が幸いして、なんとか直せました。
あれが通行人にじろじろ見られながら、しかもフェリーの時間が迫る中、
といった状況だったら、逆上して何も手につかなかったでしょう。

釣島か由利島か、ですが問題の写真の下に図を一枚付け加えておきました。
由利島(ダッシュ島)は、一枚前の二神島の写真の右端に写っています。

No title

なかなか、デイープな島巡りですね!
とびしま海道は行きましたが、こっちも行きたいですね?

タマネギは淡路島が超有名ですが、こちらも高級品なのでしょうね?
当然お土産にしましたよね??

お魚も美味しそう!
こう言う、ローカルな旅が良いですよね?

No title

パンク修理お疲れさまでした!
出先の修理はドキドキします。

今年は四国のお遍路的なツーリングかな?
現在思案中です。

No title

アナゴさん 今日は
船からの風景と説明 ~~紀行と言うようです。楽しみました。
パンク驚き慌てたご様子。鋭い解決への行動ご立派ですね。
サザエの尻尾気になりますね。 

ヨッシーバイク さん

今晩は、ヨッシーバイクさん。

ディープ? アハハ・・そうかもしれません。
私は元々岩手県の内陸部そだちなので、海・島・波の音・カモメ・彼方に見える漁船・・・・、といった舞台装置だけで感動してしまうんです。
そして島はだいたい道が高低差があって、部分的には死ぬほど頑張らないと登れないところがあります、ちょっとだけ。
これを乗り切ってはるか遠くまで見渡せるView pointに出たときの開放感がまたたまりません。

忽那諸島、夏はけっこうにぎわうそうですが、ローカルな旅、どうぞお試しください!

タマネギをお土産に!
それがですねーェ、売っているところが無い。
干している作業場の方に声をかければ売ってくれるでしょう、という宿の女将さんのアドバイスでしたが、結局それはこころみずに帰ってきました。

こてつぱんさん

今晩は、こてつぱんさん。
コメントありがとうございます。

暖かくなったと思ったらまた寒波が、なかなかすぐには春になりません。

まったくビビりました。
でも一回ああいう経験をすると、
今後はまぁどうとでもなる、という開き直りの境地と言いますか、
そうそうあわてることなく対処できる気がしてきました。

四国は良いですよ。

相子さん

今晩は、相子さん。
コメント、いつもありがとうございます。

パンクはまったく驚きました。
まぁ、いつかは遭遇する事象だと考え、なんとか対処できたことで良しとしようと思います。
一度経験すると何となく度胸が据わったいいますか、
次は任しといてくれェ、みたいな!

二神島の右の島は?

>島の南側からは二神島が見えます。昨年3月に訪れて、東京から来たお嬢さん二人とダッシュ島の話なんかしちゃった想い出の島。

この写真の右端に写ってるのがダッシュ島だと思ったのでした😅

akiciciさん

おはようございます、akiciciさん。

なるほど、写真とそのキャプションの位置関係がちょっとアレでしたね。
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