2016/7/3 忽那諸島 その五 睦月島

 イギリスのEU離脱という英国民投票結果、あんまりカンケーねーや・・と思っていたら実はそうでもないようで、今頃になって心配になってきたアナゴです。


 それはマアなるようになるでしょう、ということで、先日26日の日曜日の忽那諸島自転車旅その五、睦月島グルグル回りのご報告を。

 睦月島はここにあります。
睦月島へ

 前日の土曜日25日、朝8時15分発のフェリーで松山へ。この朝は風がありました。
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 途中呉港によるんですが、そこでこんな光景が。
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巨大なクレーン船が何かを吊った状態でタグボートに押したり引かれたりしています。

 私も機械メーカーの従業員なんですが、「クレーンの吊荷の下に入るな!」っていうのは安全上の鉄則なんです。でもこのタグボートは吊荷の真下ですね。
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 やがて90度向きを変えて建造中の船に近づいていきます。器用なもんです。
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 なるほど、この船のデッキ部分でしたか。
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 この間わずか10分未満! (デジカメですので、写真を撮った時刻が記録されており、間違いありません。) いかにプロフェッショナルとはいえ、見事なものと感心しつつ、松山へ。
 ところが音戸の瀬戸を過ぎたあたりから、天気は期待に反して、かつ天気予報にも反して小雨もよう。
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 降るような降らぬような、でもやっぱり降っている中、松山観光港着10:55。すこし濡れながら市内まで自転車で。

 25日午後は松山で業務、4時ごろ終わって道後温泉へ。外国からの観光らしい方々とともに温泉につかり、出てきてすぐ横の「道後麦酒館」という店で一杯ひっかけて良い気持ち。路面電車で市中心部へ。大街道(おおかいどう)という中心街は「土曜夜市」とかで大変な人出。そこで知人と待ち合わせ、ロープウエー通りのチキンジョージという焼鳥屋さんへ。快調に酔っぱらってお開き。でも快調だったのは私で、一緒に飲んだ知人(まだ若い)は説教くさい私の話にうんざりしたかも、と反省。


 翌朝、雨も上がって素敵なサイクリング日和となりました。ホテル最上階にある露天風呂(奥道後からの引き湯だそうです)で朝湯を浴びたあと朝食をいただき、9時前にゆっくりとチェックアウト。市内から三津浜港に向かって走り出しました。途中何台かのロードバイクに追い越されました。あれはやっぱり早いです。

 9時半ごろ三津浜港着。ランチ用にパンを買って乗船。10:10発。
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 途中高浜港によります。その正面が、忽那諸島で最初にお邪魔した興居島。
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その興居島の東を回って北へ。

 あれは、前回徒歩で探索した野忽那島。
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 そしてその隣り、これが目指す睦月島です。
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 45分の航海で睦月港に到着。
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10人ほど下船しましたが、観光客っぽいのは私だけ。

 乗ってきた船は「まじかな」? ではありません、「なかじま」丸です。
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 どの島でもこういった案内板が出ています。
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この島は幟立山と高松山という二つの山が合体したような地形になっており、それぞれの中腹を一周する道があり、睦月スカイラインという素晴らしい名前がついています。

 さっそく西ルート、すなわち幟立山をめぐる道にとりつきます。
西ルート

 港から山の中腹のルートまで上る道がきつくて大変なんですが、登ってみると良い景色。
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 ところが!、前日までの雨の影響でしょうか、所々路面がぬれています。
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山頂側からふもとに向かって流れる水が行き場を失って道にあふれているんですね。滑らないようにおっかなびっくり通過。

 興居島、その右の小さいのが釣島。興居島の小富士は「富士」というだけあって忽那諸島の中では目立つ山です。
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 オヤ? 船がたくさん集まっている海域があります。魚の集まる場所なんでしょうね。
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 お、自動車だ! 
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今回の睦月スカイラインの周回コースですれ違った車はこの一台のみ。

 島の斜面は柑橘類の畑になっており、あちこちで農薬散布の作業が行われているようでした。さっきの車もその関係でしょう。
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 またこれです。濡れているだけではなく、まずいことに泥がたまっているのです。
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無事通過するも、タイヤが泥だらけになってブレーキとの間でジャリジャリ言ってます。大丈夫かいな・・・

 ルートに沿って八十八か所めぐりの仏様がいらっしゃいました。道中無事を祈願。
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 これぞ瀬戸内海、というような景色です。
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 ありがたやありがたや。
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左の仏様は梅酒を召し上がったようです、二缶も。


 ところが、ついにここで路面に深くたまった泥にタイヤを取られて、停まってしまいました。
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しかたなく自転車から降りて泥水の中を10メートルほど渡渉。
   どこまで続く泥濘(ぬかるみ)ぞ
      三日二夜を食もなく
         雨降りしぶく鉄兜
         八木沼 丈夫
 はいていたのはただのスニーカーだったので、中にまで泥水が入ってこないか心配でしたが、なんとか無事。こういうのを我が岩手の水沢地方の言葉でで「キャッパリをとる」って言います。→「岩手の言葉」どうぞ!


 足元は悪いものの景色はよく、胸が晴々します。ああ、来てよかった!
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 やがて西ルートの最北端に到着。ここは東ルートとの接点にもなっており重要戦略地点と見えて、仏様も屋根つきです。
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 そこから南に回り、少し下り始めます。地形上陽があたらない場所もあり、薄暗くてちょっと不気味。でもそんな場所にも仏様がいらっしゃって少しホッとします。
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   無碍の光明は無明の闇を破する恵日なり  なんちて。

 谷をはさんで向こう側が高松山とそれをめぐる東ルートです。
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 ぐるっと西ルートを一周し、元の港に戻ってきました。ベンチで昼食。
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 一休みしてから今度は東ルートへ。
東ルート

 キャッパリをとりそうな危ない場所は無く、快適に周回。
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見えているのは前回まわった野忽那島です。東屋のある小高い山が目につきます。

 四国方向。宇品からの高速船が過ぎていきました。
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 割とスムーズに回り終え、港に戻ってきました。このあたりは、長屋門が特徴の古い民家が残っている地区ですが、住民の方が現にお住まいになっておられるようなので、写真は遠慮しました。これは借りてきた写真。
長屋門


 海岸の堤防沿いに海藻が干してあります。
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これは何でしょう?
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 脚が泥だらけ。
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 自転車も。
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 まだ帰りの船までに時間があるので、そのあたりを歩いてみることにしました。小学校のまえに石柱が立っています。
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「孳孳(じじ)として、善を為せ」でしょうか。

小学校の校庭に入ってみるとここもすでに閉校(というか休校?)したようで、人けはありません。思いがけず、二宮金次郎の銅像があります。
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これがよく見ると昭和三十四三十五年の建立です。二宮金次郎といえば戦前かとばかり思っていましたが、意外でした。

・・・(7月9日訂正)・・・・・・・・・・
銅像の銘板をよく見たら、昭和三十五年でした。
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田村おばあちゃんの米寿のお祝いのようです。お名前の「ヨ子」は何とお読みするのでしょうか。たぶん「ヨネ」さん。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 こんなお顔です。
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 さて先ほどの石柱、学校の門かと思いましたが実はここは神社の参道でした。あの石柱はしめ縄をかける「注連石(しめいし)」というものだそうです。
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 八幡様です。
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 これが何と、乃木希介書。
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意外と(と言ってはおかしいでしょうか)お行儀のいいというか、ぼってりした普通の字と感じました。

 お宮。
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 境内にヤマモモの木が。
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 実をたくさんつけています。
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 この木は、実が真っ赤にならない種類と見えて、こんな色でも熟していました。
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 二つ三つつまんで食べてみました。美味しかった。
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 さて、そろそろ時間、ということでフェリー乗り場に戻り、切符を買おうと思ったらなんと、立派なレンタル自転車が!
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一日500円とのこと。フェリー代払って自分の自転車を持ち込むより安い・・・。 前回高浜港で自転車をのせそこなって野忽那島を歩いた時も、こっちに降りて自転車を借りればよかったんだ、と今更の後知恵。でもどのくらい利用する人があるんでしょうねェ。


 14:48睦月発、三津浜港到着が15:32.
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 松山観光港16:50発のフェリーで広島に帰ります。音戸の瀬戸に近づくあたりで日が傾いてきました。
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 呉到着18:45ですが、もう日暮れ。
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 前日の朝、クレーン船にぶら下がっていたデッキは既に納まるべき位置に納まっています。
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 宇品につく前に日没。
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 今回は二日間の旅でしたが走行距離は少なく、46㎞。島で実際に走った距離はおそらく20㎞程度だったでしょう。
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No title

アナゴさん   お早うございます
楽しかった!面白かった! もう色々と覗いて見ました。
岩手言葉はもっと良く見させて頂きます。
港や海の景色は大好きですし、アナゴさんのユーモアな語りに何と良いな~と感心しきりです。
海藻ですが天草ですね。とても良い草ですよ。これで作った心太は美味しいだろうな~って食いしん坊はすぐそうなって仕舞います。
それにしましても良い二日間でしたね。
お蔭で私も良かったです。有難うございます。

No title

こんにちは(^^♪

「道後麦酒館」という店で一杯ひっかけて良い気持ち‥にビックリ!
な~んだ1泊の旅だったんですね。

素敵な景色ですね、北海道とは全く違う風景の数々堪能しました。
二宮金次郎の銅像‥同期です(^^)
一向に年齢を感じさせないお姿‥羨ましい限りです。

「キャッパリをとる」の別の言い方に「かっぽとる」という表記がありましたが
実家の方でもこういう状態を「かっぽとる」とか「かっぱとる」とか言います。

長い旅、お疲れ様でした。

相子さん

おはようございます、相子さん。
数日猛暑が続きましたが、また梅雨空に戻った広島です。

ハハァー、なるほど、あれがテングサでしたか。
寒天の元ですね。
あんな海藻から透明な寒天が作れる、なんて誰が発明したのでしょうか?

忽那諸島も残り3島となりました。
今年のうちに全島制覇したいと思います。
またご報告しますね。

はるさんさん

はるさんさん、おはようございます。

二宮金次郎の銅像とご同期、ははぁ、なるほど。
と思って銘板の写真をもう一度よく見たら、
昭和三十四年ではなく、昭和三十五年一月十五日、という日付でした。
スミマセン。
本文訂正し、銘板の拡大写真をつけておきます。

ご実家のご先祖様は東北あたりからお移りなった方でしょうか。
「キャッパリをとる」、「カッポとる」の「とる」はどういう「とる」でしょうねェ。
採る、捕る、取る、獲る、盗る?
まさか「撮る」ではありませんよね

北海道はさわやかな初夏でしょうか。
いいですね!

お久しぶりのコンタクト

お久しぶりですそば打ちに填まりに填まった、ブログさぼりのバロンです”やまもも”に填まった頃を思い出し、懐かしくコメントしてみました千葉では6月の15日(県民の日)頃が”やまもも”が熟れる時熟すとさっさと落ちてしまうので時期を見誤ってはいけません・・・色鮮やかな「やまもも酒」作りましたね「そばがき」「そば打ち」「江戸ソバリエ」「江戸ソバリエ・ルシック」と人生は進み昨日は深大寺の「夏そばを味わう集い」に参加本堂での儀式に参加し三遊亭円歌さんをもいらっしゃった会で会食させていただきました更に蕎麦人生歩みます
(重複ごめんなさい、拍手というところに誤って書き込みました)

バロンさん

こんにちは、バロンさん。
コメントありがとうございました。
お久しぶりです。

私、実は今、ひと月早いお墓参りで岩手に帰省し、
今日広島に戻る予定で、
仙台のホテルのPCからお返事を投稿しています。

そうですか、蕎麦打ち人生まっしぐら、
それも素敵ですね。
一歩一歩ステップアップしていく奥の深い道に挑戦するのは、
充実感あることでしょう。

蕎麦打ちブログというジャンルも人気のようですから、
また発信再開なさるのを楽しみにしています。

睦月島出身です^o^

ブログとかもあまりしたことない睦月島出身のおばさんです^o^
見覚えのある写真がたくさんあって、嬉しくなりました。確か学校の前の鳥居の書も有名な人の物だったような。また、行ってみてくださいね。わたしも、退職後帰るつもりです^o^

銀さんさん

今日は、銀さんさん。
ご来訪、ならびにコメント、ありがとうございます。

一昨年スポーツタイプの自転車を買い(退職金で)、
さっそく行ったのが興居島。
それ以来すっかり忽那諸島にはまってしまい、
中島、二神島、野忽那島、睦月島、釣島、とお邪魔しました。
忽那諸島ではないんですが、周防大島も一泊で行ってきました。


残るは、津和地島と怒和島の二島。
この二島は遠いので、ちょっと行きそびれているんですが、
なんとか今年中には、と思っています。

学校の前の石柱、三輪田米山(みわたべいざん)という書家の字らしいですね。
愛媛県庁のホームページに出ていました。
https://www.pref.ehime.jp/chu99914/navi/shima/muzukijima/index.html

またよろしくお願いします。
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