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2016/6/12 イトヨリ、トビウオ

 昨日6月11日は、第二土曜日、上八丁堀の高層マンション前広場に朝市が立つ日でした。降るような降らないような、はっきりしない空をながめつつ出撃しました。

 九時開店なのですが、いつもわずかに出遅れてめぼしい獲物が先客にかっさらわれる悔しさを味わっているので、昨日は十分に余裕をもって出発。15分ほど前につきました。
 あれ? 人が少ない。おばさんたちが数人いるだけ。ま競争率が低いのは良いことだ、と落ち着いて魚を物色、まだトロ箱にはふたがかぶさっているのですが、上に魚種と値段を書いた紙がぶら下がっているのです。IMG_4418 値札(640x267)

 1000円のイサキ、1500円のタイ、メバル(正しくはウスメバルでしたが)にも気持ちが動きましたが、800円のマハタ、イトヨリが気になります。で、気になる箱のふたをチョットダケヨ、とか言いつつ上げてみて中身を偵察したところ、マハタはまあまあのサイズでしたが、イトヨリがでかい! だいたいイトヨリという魚は外見が優美、艶麗、典雅なことは魚族界ピカイチですが、水分の多い肉質なので刺身には向きません(と聞いている。) よって、なんでも刺身教信者であるワタクシはあまりイトヨリを買いません。しかしあの大きさは私の出刃包丁が喜びそうです。昆布締めっていう手もあるし。
 ということで、9:00の開店と同時にそれをゲット、ついでに小さめのトビウオ、一尾50円を5尾、意気揚々と支払いの列に。ところが、

    アッ、財布を忘れてきたァ!

 しかし親切なお姉さんが、「お取り置きしときましょうか?」とおっしゃって下さったのに感謝し、急ぎ自宅に舞い戻り、財布をつかんでまた上八丁堀へ急行。この間およそ40分、自転車なんですが、事故なんか起こさないよう緊張しつつ飛ばしたくなる気持ちを抑えるのに一苦労。
 無事お金を払い魚は私のモノになりました。メデタシメデタシ。

 それからゆっくり写真撮影の時間。

 これがウスメバルです。地方によっていろいろの呼び名があるようで、山形庄内地方では「アカテンコ」だとか。ちょっと比較する対象物がないのでピンと来ないかもしれませんが、半端でない大きさで、1500円という値段も納得できるほど。
IMG_4410 ウスメバル(612x640)
 イサキも大きいでしょう? あれは腹に子を持っているようです。

 一匹だけ巨大なタイが。お店の方も「これは見るだけー・・・。」と笑っておられました。
IMG_4407 魚屋のオジサン(463x640)

 10㎏以上はあるようです。5000円、どなたか買いませんか?
IMG_4408 大鯛(640x403)
手前の一尾は小さく見えますが、これだって目の下一尺という、いい大きさの一枚なんですよ。

 だいぶ売れてしまいましたが、イワシ、スルメイカ、シロイカ。シロイカって何でしょうね。ヤリイカ?
IMG_4411 鮮魚店(640x501)

 魚以外ですと野菜が多いんですが、中にはこちらのオリーブ油の専門店も。
IMG_4412 オリーブオイル(640x512)
色々特徴のある高級品のようですが、お値段の方も高級。

 米屋さんも。
IMG_4413 米屋(640x579)

 カカオのお店、というのがあります。大きなカカオの実の中にさらに小さい「カカオ豆」が入っているんだそうです。
IMG_4415 カカオ(640x427)
 カカオといえばアフリカ、と思っていましたがもともと中南米の原産だそうで、この日もガーナ産に加えて、ベトナム産、トリニダードトバゴ産、と三種の豆を出しておられます。
IMG_4417 カカオニブ(640x483)
 カカオニブというものを買いました。トリニダードトバゴ産を。どこにある国? このたびはじめて認識しました。南米にある島国ですね。先日のウルグアイといい、何も知らない私です。そのまま帰宅。

 帰途の小さなお宮に赤い花が。
IMG_4422 ザクロのお宮(640x440)
 ザクロですね。
IMG_4421 ザクロの花(640x428)
風があってピントを合わせられません。

 さら行くと道の脇の植え込みから良い匂いが。クチナシが咲いていました。
IMG_4433 クチナシ(640x464)

     薄月夜 花くちなしの 匂ひけり       子規

IMG_4435 クチナシの花(640x532)


 さて。


 これが800円のイトヨリです。38㎝、762g。
IMG_4439 イトヨリ(640x452)

 おしゃれな背ビレ。
IMG_4444 イトヨリの背ビレ(640x546)

 尾びれ、上だけ長く伸びているんですね。
IMG_4443 イトヨリの尾びれ(640x506)

 体全体にきれいなしま模様をまとっていますが、見る角度によって鱗が華麗に輝きます。
IMG_4452 イトヨリの輝き(640x525)

 さて、イトヨリを刺身にと思いいろいろネットをながめてみますと、皮目が美味しいので霜皮造りにする、という記事を見ました。なるほどね、と思い、片身を皮つきのままサクとしました。
IMG_4456 イトヨリ二枚おろし(640x462)
ウロコを落とした肌は薄縹(うすはなだ)色(笑)で、少し不気味。
 反対側は中骨をつけたままの切り身とし、煮物か蒸し物用に。

 キッチンペーパーでサクをカバーした状態でまな板に置き、熱湯を皮目にかけ流しましてすぐ冷水にとります。こうなりました。
IMG_4463 イトヨリ湯霜造り(640x490)
なんか、あんまりこれがイトヨリの味だ、っていう主張は感じられません。

 切れ端を吸い物に。
IMG_4472 イトヨリ吸い物(640x625)


 さてトビウオです。「丸トビ」となっていましたが、アジに対するマルアジのような別種があるんでしょうか。21~23㎝で、5尾で518g。
IMG_4458 トビウオ(640x500)

 一番大きい149gの個体のみ刺身用にさばきました。
IMG_4460 トビウオサク(640x480)

 こんな格好に。
IMG_4462 トビウオ刺身(640x546)
一尾50円ですが、一丁前の刺身になります。身の透明感と血合いの美しさが鮮度を物語っています、

 残り4尾は開いて一夜干しに。天気がパッとしなかったので、カリッとした干しかげんにはなりませんが、焼いて食うと美味いですよね。
IMG_4477 トビウオ開き干し(640x526)


 付属品関係。左はイトヨリの胃袋、いつも出てくる酢タマネギとともに。右はトビウオの白子、久しぶりの登場の塩レモンで。
IMG_4471 付属品関係(640x593)

 酒は神奈川県相模原市の久保田酒造、相模灘。特別純米おりがらみ生。宇品の酒商山田本店で一升2600円。
IMG_4475 相模灘(635x640)
米は信州美山錦、55%精米。

 二週続けておりがらみを買ってしまいました。
IMG_4476 おりがらみ(640x587)




 で、これがカカオニブです。
IMG_4540 カカオニブ(640x562)
カカオ豆を発酵させて焙煎して砕いた(か?)物だとか。これがけっこういいお値段で、35gの小瓶が550円。ウーム・・・



 さて一夜明けて今朝は久しぶりに平和大通りの朝市に。
IMG_4486 夾竹桃(白)(640x499)
夾竹桃が満開です。

     夾竹桃、そのかげで氷うりだした  山頭火

 山頭火の句を引いたのは初めてかもしれません。でもこの朝市で氷は売りだしていません。

 アジサイの花束を売っています。
IMG_4480 アジサイの花(640x623)
200円ですね。
IMG_4481 アジサイ(640x480)

 さらに平和公園まで行ってみると、川岸に赤い夾竹桃が。
IMG_4490 夾竹桃(赤)(640x472)

 夏の花ですね。
IMG_4494 夾竹桃の花(640x529)

 川向うに原爆ドームが少しかすんでいます。
IMG_4497 原爆ドーム(640x460)

 二つの世界遺産を結ぶ高速船が宮島に向かって出て行きました。
IMG_4509 宮島へ(640x531)



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No title

アナゴさん  今晩は
糸よりね。刺身は食べてことがありません。
火を通りた物が良いですね。
飛魚が安いんですね。丸とびって知りませんでした。
頭の四角なハコトビはこれまた余り見かけませんが、一塩の干物は美味しいです。
トビを良く捌かれてびっくりです。難しいですね。私は下手です。
夾竹桃やアジサイも美しい市場巡り楽しかったでしょうね。

相子さん

おはようございます、相子さん。

イトヨリ、半分は酒蒸しや塩焼でいただいております。
そうですね、やっぱり刺身よりは加熱した方が美味しい魚ですね。

なるほど、そういえばトビウオって前から見ると確かに四角いですね。
それで「ハコトビ」ですか。
こちらでは「角トビ」っていう言い方もあるらしいです。
種類が微妙に違うのかもしれませんね。

No title

財布を取りに帰るとは...気が気じゃなかったでしょうね。
シロイカはケンサキイカじゃないでしょうか?地方によって呼び名が
変わるのもよくあることです。
イトヨリは刺身よりも火を通した方が旨みが出ると思います。
吸い物の方が旨みを感じたんじゃないですか?

まるかつさん

おはようございます。
あわてましたよ、まったく。
何年かに一回、こういうチョンボをするんです。

なるほど、ケンサキイカですか。
広島ではミズイカって呼ばれるイカもあるんですが、
東北生まれの私にはよくわかりません。
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