2015/5/28 大崎下島 その2 御手洗の街並み

 5/23の土曜日、竹原から高速船で無事に大長港に上陸するも、あてにしていたレンタル自転車が無いことを知った私アナゴ、しょうがないので近くの御手洗の町まで歩くことにしました。

 入り江が二つ並んだような地形になっており、その入り江を渡る橋が二つ続いています。橋の上からのながめ。
IMG_7851 大長(640x427)


 「大長ミカン」っていうのは一大ブランド。
IMG_7849 ミカン(640x416)


 と歩いていくと向こうからサイクリングの人が。 ・・・でもあれはレンタルじゃないなァ。
IMG_7856 サイクリスト(640x544)


 ほどなく御手洗休息所(豊町観光協会)につきました。一縷の望みをかけて聞いてみたレンタサイクル、「無いですねぇ。御手洗の町はそれほど大きくないので歩いて一回りできるんですよ。」とのお答え。別に御手洗の町を回りたいわけじゃないんだけどなァ・・・、とは言いませんでしたが、がっかり。
 大崎下島一周サイクリングは断念し、御手洗街並み保存地区散策に切り替え。

 休息所のすぐわきには駐輪所があって、気合の入った(高そうな)自転車がたくさん並んでいます。高い自転車の駐輪ってこんなふうにぶら下げるんだってこと、ご存知でしたか?
IMG_7859 自転車(640x427)
やっぱり自分の自転車を持ってこないといかんのよね・・・ グヤジイ(涙)


 休息所でもらった地図に従って歩きはじめます。まず、菅原道真公をお祭した天神様です。
IMG_7864 天神様(640x495)

 ところがなんとここに自転車関係の碑が!
IMG_7860 自転車王 中村氏(640x593)
中村春吉というこの町出身のオッサン、世界を股にかけて自転車で無銭旅行をしたとか。みならうべし。

 天神様の井戸。そもそもこの町が「御手洗」と呼ばれるようになったのは、道真公が九州大宰府に流される途中、ここに立ち寄り、この井戸で手を洗ったからだ、とのこと。
IMG_7863 御手洗の井戸(640x459)
 私も手を洗わせていただきました。つるべの井戸で実際に水をくんだのはいったいいつ以来でしょう?

 御手洗の町並み保存地区は、こういった江戸時代から明治〜昭和にかけての建物や街路を維持保存しているところです。この右側の建物が「若胡子屋(わかえびすや)」というお茶屋さんの跡。御手洗は、全盛期には遊女ウン百人という紅灯の巷だったんだそうです。
IMG_7873 若恵比寿屋(640x427)
中に入っていろいろ拝見しました。

 おや、ここにも中村君が!
IMG_7865 中村さんお姿(419x640)


 奥座敷の床の間にはだいぶ傷んだ掛け軸、よくよく見ればこれは上杉謙信の「九月十三夜」ですね。
IMG_7867 謙信詩掛け軸(415x640)

     霜は軍営に満ちて秋気清し
     数行の過雁月三更

 でもお茶屋さんに謙信か???

 などといぶかりつつ二階に上がると、なんとこれが「鉄漿事件」の現場。 コワいですねェー、ねッ?
IMG_7869 鉄漿伝説(419x640)
あんまり怖いので解説は略。

 こんな街が迷路のように連なります。
IMG_7875 昔の通り(640x407)
 この床屋さんは今も営業しており、ご主人とちょっとお話をすることができました。昔(いつごろか?)はこの通りの両側はみな商店で、人通りの絶えない繁華街だった、子、孫、と代が移るにつれ皆町を出ていってしまい今はみな空家だ・・・、と嘆いておられました。 そういえば日曜なのに人通りがホントに少ない。たまに観光客がちらほらするだけ。
 いまのように街並みが保存されるようになったのは国の予算が付くようになってからだ、そうでなければとても個人でこの家々の維持費を賄うことはできない、とのこと、それもそうだよなァ・・・、と納得。


 時計屋さん、中に150年以上止まっていない時計、というのがあるそうです。
IMG_7877 時計屋(640x531)
この写真の右端あたり、硝子戸の中にご高齢の職人さんがお仕事をなさっていました。古いゼンマイ時計の修理調整のようです。


 その隣のうどん屋さんで昼食、鍋焼きうどん600円。
IMG_7878 鍋焼きうどんの店(640x624)


 江戸時代の薩摩藩船宿「脇屋」、今はしゃれたお店のようです。
IMG_7884 脇屋家住宅(640x555)

IMG_7883 脇屋家住宅説明(448x450)


 幕末の「七卿落ち」って定かには知りませんが、三条実美とか、討幕派の公家たちが京都から逃げ出した事件ですね。その方々がここに寄ったんだそうです。
IMG_7886 七卿落ち宿(640x413)

IMG_7885 七卿落ち看板(550x388)
 でも確か福山の鞆の浦に行った時も、「七卿落ちのナントカ」っていうのがありましたヨ。七卿の皆さん、すっかり瀬戸内海の船旅が気に入って、あちこち遊びまくっていらっしゃったのかな。


 やがて海沿いの通りに出ます。
IMG_7892 海沿いの道(640x450)
あの先っぽまで行ったんです。住吉神社があります。


 その途中の道端にこんなものが。無人です。
IMG_7898 無人売店(640x497)

「ここに入れてください」だもんね。
IMG_7897 無人売店(550x494)


 千砂子波止という江戸時代の防波堤。
IMG_7908 突堤(640x414)

 波止の上から澄んだ海中を覗き込むと魚が泳いでいました。お分かりですか?
IMG_7912 海に魚が(640x450)
フグのように見えますが、何でしょう?

 裏通りを通って戻ろうとしたら、きれいな花壇が。
IMG_7925 花壇(640x427)

IMG_7920 花(507x550)
 これは判ります、ナデシコですね。
IMG_7923 ナデシコ(450x435)


 満舟寺というお寺の石垣、戦国時代のもので、一説には加藤清正の造営ともいわれるそうですが詳細は不明。
IMG_7932 加藤清正の石垣(640x437)
 でも立派なものですね。熊本城を築いた加藤清正、確かにそうかもという気になりかけます。
IMG_7935 石垣2(427x640)


 そこここのお宅にこうした一輪挿しが。でもあの空き家になっている所はどなたが?
IMG_7937 おもてなしの花(640x460)


 ホントに人がいません。
IMG_7942 人がいない (640x406)


 10時ごろから歩きはじめて3時間、だいぶ疲れてきたので、早いとは思ったのですが帰路に。とびしま海道をつたって呉、広島に戻るバスです。13:24御手洗発。
IMG_7951 帰りのバスが来た(640x428)

 3時半過ぎ広島駅着、1800円。

 以上、先週土曜日の残念な旅の記録でした。やっぱり自分の自転車を連れていくことを考えなければ・・・、ということを強く認識した旅でした。



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No title

アナゴさん  今晩は
今日も楽しみました。それにしましても往年のこの地を覗いて見たいものです。
お疲れ様です。
今夜はこれで寝ますが、明日再度ゆっくり拝見に伺います。
お休みなさい。

No title

アナゴさん  矢張り良い街ですね。
このような町並みが一角にあると、とても落ち着く所ですね。
小さな所にこれだけの事を抱えているので記憶に残りますね。
魚はフグだと思いましたよ。

相子さん

おはようございます、相子さん。

失われた景観を取り戻す、っていうのは困難なんでしょうね。
この島にこの街並みが残ったのも、
実は現実の経済的開発から取り残された結果だ、とのことで、
見る人によっては悲しい光景なのかもしれません。
例えばコンビニが無い。
アレッ、あったのかな?
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