新巻鮭はトヨタに限る (?)

 マーク・ピーターセンの「日本人の英語」を正月休みに読む、と書きましたが、正月は別の本を読んでおりまして、休みが明けてから読み始めました。なかなか勉強になることが多いです。定冠詞/不定冠詞、単数/複数、on/in、out/off、といった文法事項の背後にある話者の「意識」という点の説明がていねいで、深く納得することがしばしばです。
 
逆に日本語について、「えっ!?」と思うようなこともありました。
 第一の例は、「思いやりがなさ過ぎる。」という日本語の言い方に著者が驚いた、というエピソード。「ない」はゼロだから、それ以上少なくはなりえない、よって「なさ過ぎる」というのは論理的に不可能なのではないか? ということです。今まで考えたこともない観点ですが、なるほどそういうふうに外国人は感じるんですねぇ。でも「金がない」といっても所持金がゼロ円だということでは必ずしもないし、「時間がない」、「やる気がない」とかいろいろ似たような言い方はたくさんありますね。してみると、これらの場合の「ない」は「(なにかの基準に対してかなり大幅に)足りない」という意味なんですね。

 もうひとつは、「・・・について説明する。」といったように使う「ついて」です。著者は

 Prof.Fukai lectured in English on the writings of Ando Shoeki.
 深井先生は安藤昌益の作品について英語で講義した。

という例を掲げ、この「ついて」を「on」と書くのは「文字どおり、講義自体と安藤昌益の作品自体の接触は平面的で、・・・」と書いています。なるほど「ついて」は「くっついて」とか「・・・について行く。」とか「接触」を意味するのは当然ですが、私はいままで「・・・について説明する。」という使い方の「ついて」で「接触」をイメージしたことはありませんでした。

 五十数年使ってきた日本語の「ない」や「ついて」で新鮮な驚きを感じるのも、読書の喜びの一つです。

 さてこの三連休(1/9~11)特に予定もなくすごしています。9日の土曜日は、定例お魚ツアーを行いましたが、近所の朝市がなぜか開かれず、大手町のおかず工房は「生魚少ないため対面販売無し」。リアル→舟入市場→フジ、とまわってもめぼしい獲物がなく、あきらめて近所まで帰ってきてたいした期待もせずにスーパーに入ったところ、珍しくカイワリがありました。
100110 カイワリ2 27
15cmぐらいの小さなものですが8尾で199円という値段!大変うつくしいお刺身となりました。
100110 カイワリ刺身 19

 そして昨日10日、買い換えた車の件で妻がトヨタのディーラーに行ったところ、お客様へのプレゼントということで、新巻鮭を一本もらってきました。
100110 トヨタから新巻 30
北海道寿都町(読み方分かりますか? スッツ町です)の吉崎水産のものです。63cm、重さは我が家のはかりではかれず。さっそく切り身に分割して冷凍庫へ。適度に熟成して旨そうです。鼻先の軟骨をスライスして酢に漬け、「氷頭(ヒズ)ナマス」にしました。吉崎水産のHPを見たら、新巻一本 5千円~1万円ぐらいもしていました。まあそこはトヨタさんですから猛烈なコストカットがなされたと推察されますが、けっこう良い物をいただいたと感謝しております。
 サンマは目黒かもしれませんが、新巻鮭はトヨタに限るようです。



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