2014/2/4 飛騨高山旅行

 私の妻は二時間ドラマの女王と呼ばれています。

女王様
 テレビのサスペンスドラマが大好きで、週に何本かある二時間ドラマをすべて録画してはコマーシャルをすっ飛ばしながら見るのが生きがいのようです。
 その女王様が、「高山に行きたい。」と仰せになりました。岐阜県高山市ではしょっちゅう殺人事件が起こっているらしいのです。事件現場を踏んでみたい、ということで二泊三日の飛騨高山捜査旅行となりました。


 2月1日、早朝の広島を新幹線で発って名古屋で乗り継ぎ、高山につくのは昼過ぎ。穏やかな陽射しの高山駅前。
DSCF2588 高山駅前(640x480)

 その日は隣の飛騨市古川町という所を散策。
DSCF2606 飛騨古川(640x480)

 蒲酒造という酒蔵がありました。
DSCF2597 白真弓(640x492)
 この蔵の酒銘は「白真弓」。「しらまゆみ」というのは「飛騨」にかかる枕詞なんだそうです。

  しらまゆみ 斐太(飛騨)の細江のすが鳥の
       妹に恋ふれか いをねかねつる
  万葉集3092

酒造りの像がありました。
DSCF2599 蒲酒造 杜氏の像(640x523)

 全国に数軒しかないという和ろうそくの店、三嶋和ろうそく店
DSCF2594 三嶋和ろうそく店(640x542)

 古川を2時間ほど歩き回って高山に戻りました。予約していた宿にチェックイン、けっこうな夕食をいただいてその晩は9時前には寝てしまいました。



 さて翌朝、起きてみれば雨です。

 窓のすぐ下を宮川が流れており、川沿いの路を団体さんらしい一群が傘やカッパで歩いていきました。
IMG_9469 雨中を行く団体さん(640x553)

 別の方角に見えているのが、高山陣屋。初めて知りましたが、高山は江戸時代は幕府の直轄領だったんだそうです。で、そのお代官様がいた役所ですね。この種の陣屋として現存しているのは全国で唯一とのこと。
IMG_9445 高山陣屋(640x444)
 この陣屋の前の広場には朝市が立つんですが、この日は雨ということもあって、予想していたほどの賑わいではありません。


 陣屋内部をゆっくり見学させていただき、それから降ったりやんだりの空の下、市内を歩きはじめました。

 高山市内には六軒の造り酒屋があるとのこと、「山車(さんしゃ)」の原田酒造場。
DSCF2618 山車(640x519)

 原田酒造場のすぐ向かい側にある舩坂(ふなさか)酒造店。「深山菊」の醸造元です。
DSCF2617 深山菊(454x640)

 市内六軒の醸造元が1月から2月にかけて順番に酒蔵を公開しており、この週は舩坂酒造店の公開でした。さっそく入ってみました。多くの見学希望者を10人ほどのグループに分けて案内していただくので、説明が良くわかります。発酵が終わった醪(もろみ)から酒を絞る、ヤブタ式自動もろみ圧搾機という機械のまえで清酒醸造のプロセスのご説明がありました。
DSCF2634 深山菊の壇蜜(640x587)
 この女性が最後に、「以上ご説明は壇蜜でした!」と言ったので一同爆笑。

 実は前の晩宿でいただいたお酒がここの深山菊でした。宿の名前が付いているプライベートブランドというものですが、中身は深山菊の純米、500mlで1900円。
IMG_9523 深山菊(486x640)


 飛騨の壇蜜さんに別れを告げてまた歩き出します。

「飛騨の華」の平田酒造、15年古酒「酔翁」なんてのもあるそうです。
DSCF2641 平田酒造(640x514)

 醸造業は酒だけではありません、味噌屋さん。
DSCF2625 味噌屋(471x640)

 少し離れて、「久寿玉」の平瀬酒造。
DSCF2660 久寿玉(640x508)
 久寿玉は私の呑み助人生の方向付けに深くかかわった酒です。30年以上前、まだ北海道室蘭に勤務していた時期に、近所の酒屋でこの久寿玉の純米酒を買い、その味に深く感じ入りました。それ以前もその後も絶えてないことですが、蔵元に感想の葉書を出したところ、しばらくしてお返事をいただきました。自社の酒が室蘭にまで行っているとは知らなかった、ということでした。
 当時まだ「純米」などの特定名称酒の法的根拠があいまいだったような気がしますが、それ以降よくわからないながらも純米酒を主に飲むようになったというわけです。


 この日、2月2日は節分に一日早いのですが、日曜だったので観光イベントでしょうか、こんな方々が。煎り豆をいただきました。
DSCF2637 追儺(640x506)


 そして町中にある数知れない土産物店。
DSCF2624 お土産屋(640x489)

 そしてその土産物店をめぐる観光客。この寒い雨の中、大変な数です。 
壱之町
 目立ったのは中国語を話す人々。店の人に聞いてみたら、尖閣以来中国本土からはさっぱりだが、台湾からの客は多いとのこと。台湾の人にとっては寒くて雪が降るのも観光のポイントの一つだそうです。


 日本人客はというと、やはり春秋の高山祭が何といってもピークだそうです。その前後は宿を予約するのも一年前からとか。高山祭に登場する屋台はこうして各町内に保管されています。
DSCF2623 恵比寿台(480x640)



 さてこの日は夕方から、世界遺産である白川郷の合掌造り家屋が、年に何度かのライトアップがなされるとのこと、バスで行ってみることにしました。高山から約50分です。
 高山からだけではなく、バスは金沢、富山からも来るので大変な数に。
DSCF2646 白川郷のバス(640x480)


 5時半からライトアップが始まります。残念ながら私のカメラではこれが限界。
IMG_9485 白川郷(640x425)

 重要文化財に指定されている和田さんという方のお宅が公開されています。二階に上がると内部から屋根の構造が見られます。これを維持していくのは物心ともに大変なことでしょう。
IMG_9479 合掌造りの中(640x427)

 みたらし団子を食べたりして帰途につきました。


 8時過ぎにホテルに帰りました。夕食にホウバ味噌が。
DSCF2649 ホウバ味噌(640x488)
ホウバの香りが付く、ということですがよくわかりません。

 さらに飛騨牛をホウバ味噌で。
IMG_9518 飛騨牛ホウバ焼き(640x493)
サシの入った本格的な和牛なんて日頃食べ慣れていないので、飛騨牛の美味しさをどう表現していいのかわかりません。それに後から考えると、このホウバ味噌の味が強すぎて牛肉の味そのものをちゃんと味わったかというと、どうも疑問。

 我が守備範囲の刺身はこんな感じ。小さなサイコロ状ではありますが、マグロの大トロもついています。右上の小さな容器の中は富山の白エビです。 
IMG_9513 刺身(二日目)(640x470)
とはいえ、日頃食べている量とあまりに違うので拍子抜け。でも飛騨高山に来て刺身で文句を言ってもしょうがありません。
 というわけで、この二日目は歩数計によると16,018歩きました。疲労・・・



 三日目、この朝は濃霧。
IMG_9527 濃霧の高山(640x436)
この日は日本各地で四月から五月並みの暖かさだったようですが、高山はまだまだ寒く感じました。


 市内中心部を流れる宮川、鴨や鯉があそぶきれいな流れです。
DSCF2656 宮川(640x427)


 前日は雨でぱっとしませんでしたが、この日の宮川沿いの朝市はけっこうなにぎわい。
DSCF2658 宮川朝市(640x466)

 午前中またあちこちぶらついてお土産を調達し、昼過ぎに高山を出る電車で広島に帰りました。

 私が買ったのは、想い出の久寿玉と、飛騨の枕詞にちなんで白真弓の四合瓶、いずれも特別純米酒。久寿玉が1290円、白真弓が1430円。
IMG_9532 久寿玉と白真弓(451x640)
右の白真弓、帰宅後さっそく飲んだので半分空いちゃってますね。

 手前の箸と箸置きも買いました。

こんな箸置きです。ワラビでしょうか。
IMG_9533 蕨の箸置き(640x549)

 というわけで、実に久しぶりの旅行でした。



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No title

アナゴさん  今晩は
高山方面へのお出掛け、奥さまの要望でしたか。お疲れ様でした。
お天気が今一つでしたね。酒蔵廻り良かったですね。
飛騨牛ね。ホウ葉みそではそうかも知れませんね。
陣屋はもう一度行きたいと何時も夫に言っております。広間の冷たい畳の感触も思い出します。

No title

アナゴさん こんばんは(^^♪

高山行きは奥様のリクエストでしたか(^^)
岐阜は主人のふるさとなので何度も行きましたが
なかなか高山までは足を伸ばすのは難しくて‥

落ち着いた風情のある街並みのようですね。
世界遺産の白川郷の合掌造りのライトアップは
一度見てみたいです。

飛騨牛‥良い色ですね‥ゴックン。

もうすぐ日が変わってしまうけど、誕生日だったんです(^^)
立春はあちらこちらの蔵元で“立春朝搾り”が行われるんです。
広島では“賀茂鶴”さん。
その名も「二月四日」‥残念ながら予約販売で即完売したそうです。
どうりでわたし‥呑兵衛なわけだ\(^o^)/

その後の解体ショーは?

アナゴさん

奥様のご要望での高山紀行、楽しそうです。この時期は寒かったでしょう。

さて、ご夕食の刺身の量に納得いかなかった主人公は、夜中に包丁を持ちだし、魚を解体し、血祭りにあげるという2時間ドラマの肝心の部分が省略されているようです。

飛騨市古川町は、是非、暖かい時に、再度お出かけください。ここの疎水には錦鯉がたくさんいて、和みます(弊ブログの2013年11月中旬に、古川町に行った時には、この錦鯉を寒さ対策でちょうど移した後だったという話が載っております)。

飛騨市も高山市も、春から初夏のお祭りの時以外に(混むので宿舎が予約できないので)、再度、訪問されるとまた趣が違う町だと感じることと思います。飛騨市の方が、アナゴさん好みの造り酒屋があるのでは・・?
高山市は最近の市町村合併で巨大な市になっています。山側には、牛などの牧場があり、飛騨牛が食べられます。牛肉はとても高いですが、その値段に応じた味がします。

次回は凶器を持参して、解体ショーを見せてください。

相子さん

今晩は。
高山、楽しかったですヨ。
今回は冬でしたが、新緑の季節、紅葉、それぞれに良いんだろうなと思いました。
飛騨牛、どうも雑念を払って素直な心で味わうって、口で言うほど簡単ではありませんね。
酒もそうですが、無駄な知識が邪魔をします。

はるさんさん

あ、お誕生日おめでとうございます。
立春にお生まれなので、はるさん、なのかな?

名古屋から高山に向かうJR線は面白いですよ。
名古屋から岐阜までは東海道線を下り方向に進むんですが、
岐阜でスイッチバックして高山線に入るので、
名古屋・岐阜間と逆方向に走るんです。
一瞬ギョッとしますヨ。

高山、また季節を見て行ってみたいですね。

ヒトリシズカさん

今晩は。
コメントありがとうございます。

凶器持参の旅、実は私の憧れは、
ゴルゴ・サーティーンのように、
アタッシュケースを開くと出刃包丁、刺身包丁、その他一式、
まな板から砥石までそろった、危ない出張セット、
誰か売り出してくれないもんでしょうか?

飛騨古川、今回はどうも寒々とした印象が先に立って、
貴ブログにご紹介のあったような情緒を味わうことはできませんでした。
再訪の機会があればと思います。

岩谷堂羊羹のご紹介、ありがとうございました。

ボクの憧れの地 飛騨高山

アナゴさんこんばんは。
白川郷・・・ボクが国内で一番行って見たいところです・・・。
アナゴさんが飛騨高山御旅行中、ボクは白馬でスキーをしていました。
せっかく近くまで行ったのに・・・・もう少し・・・が脚を延ばす事ができません。

かるがもさん

今晩は、かるがもさん。
そうでしたか、白馬でスキーを!
・・・といっても実は白馬ってどこかなぁ? っていう程度の認識しかなかったんです。
さっき地図で見たら、飛騨高山から一山(?)越えて東の方でしたね。
冬は全国(全世界?)のスキー場を遠征するんですか?
すごいですねェ!

もうすぐ(あと2時間?)冬季オリンピックが始まりますね。
かるがもさんは専門的な観点で競技をご覧になるんでしょうかね。
今回はどうですか。

私はメダルなんかどうでもいいから、皆さん元気にやってほしいと願っています。
若い選手の方々に我々国民の期待の重圧がかかっているのを見ると
かわいそうで泣きそうになります。

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