2013/3/31 アイナメ、バイ、シロバイ、ミルガイ、比治山でお花見

 広島も桜が開きました。
IMG_5050 比治山の桜 W

 お花見真っ盛りです。
IMG_4957 宴のむしろ W

 私も昨日、妻と二人で出かけました。




 でもその前にお仕事を済ませなければ・・・。

 という訳で 行ってきた昨日のお魚ツアー、最初の大手町おかず工房。10分ばかり出遅れたためか、すでにトロ箱は半分ぐらい空です。広島で「大口(おおくち)カレイ」と呼ばれる天然ヒラメ、4千円以上という大ものがありました。あの店であれが売れるんでしょうか?
 残り物の中に、小さめですがアイナメが一尾まじっていました。広島では通常かなりお高い値札のつく魚ですが、250円という穏やかな値段だったので購入。24㎝、182g。

 宝町のフジ、先週のサンキュッパのミルガイのような掘り出し物がないかと期待しましたが、取り立ててこれといったものは無し。

 刑務所の前経由、川口町リアルへ。ここの鮮魚店はどうも最近値フダが出そろうのが遅いようです。じつは、良いサイズのミル貝が活けてあったのですが値札がついていません。まさかサンキュッパということは有るまいと思いましたが、でももし安かったら買いたい、とはいえ値段を聞いて高くてあきらめるのもカッコ悪いし・・・、と悩みつつ値札が付くのを待ちました。ようやくついた値段が、一個550円。あれ? そんなに高くない。一個買いました。殻長13㎝、380g。先週の398円のが220gでしたから、グラムあたりにすると先週が181円/100g、今週は145円/100g、さらにお買い得です。ウーム、ミル貝の当たり年でしょうか?
 ずいぶん得したような気がしたので、春にふさわしく貝尽くしでいこうかと、シロバイ5個、490gで399円、バイ6個、271gで373円も買って帰宅。他にもアカガイやヨナキガイ(ナガニシ)もありました。


   春雨や小磯の小貝ぬるるほど  与謝蕪村


 帰宅後急いでお花見に。3時半ごろ帰宅して、お仕事再開。


 こんな連中です。
IMG_5102 アイナメ、ミルガイ、シロバイ、バイ W


 アイナメを解体しました。透明感のある身質です。適度の脂も。左は肝と胃袋。
IMG_5106 アイナメ解体 W


 刺身に。小さいのでこれで全部。
IMG_5108 アイナメ刺身 W


 付属品です。
IMG_5111 アイナメ付属品 W


 シロバイは素茹でにして殻を取り除きます。
IMG_5112 シロバイ W


 身をスライスして、肝を添えました。
IMG_5114 茹でシロバイ W



 バイの殻はけっこう自己主張の強いデザインです。
IMG_5104 バイ W


 単純に酒と醤油で煮ました。爪楊枝で身をひねり出すのですが、なぜか全部肝の手前で切れてしまい、肝は回収できず。
IMG_5110 バイ煮物 W


 ミルガイ、先週一回バラしているので、今週は割と手早くできました。
IMG_5115 ミルガイ 刺身 W


 こうなりました。
IMG_5117 晩酌の膳 W
 酒は島根県の東出雲町の王禄酒造、王禄八〇(はちまる)・純米無濾過生原酒。山田錦を80%精米で使っています。アルコール17%、かなり味の濃い酒で肴が要らない感じ。私は好きですが、好みが分かれるところでしょう。酒商山田・幟町支店で一升3329円。


以上で魚は終わり。

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 さて、お魚を確保しておいて、昼前ぐらいに妻と二人でお花見に出かけました。市中心部の東寄りにある小高い丘、比治山(ひじやま)に向かいました。ふもとから眺めても桜が開花しているのがわかります。
IMG_4938 比治山に桜が W


 スーパーでお弁当と飲み物を調達。山の上まで「スカイ・ウオーク」という名前のエスカレーターがあり、楽チンです。妻は缶ビール250ml、私は赤ワイン300ml。右のパックはカモのロースト。
IMG_4948 お花見弁当 W

 
 山の上は大変にぎわっています。前の日の天気予報で、土曜は好天だが日曜は雨、というような情報があったためもあるでしょう。
IMG_5068 比治山の花見 W


 山の上をぐるっと一回りしてみましょう。

 南端の展望台から東南方向の景色。見えている山は黄金山(おうごんざん)。
IMG_5024 比治山から黄金山を望む W


 ここも桜の名所、ぐるっと鉢巻きのように見えている桜は、山頂への路沿いの並木です。さぞや混んでいるでしょう。
IMG_5004 黄金山花盛り W


 視線を右に回して南を見れば、宇品方面、そして瀬戸内海です。向こうに見えている島は江田島。
IMG_5032 比治山から宇品方面を望む W
 先日、宇品線の痕跡をたどる記事をアップしましたが、そこでご紹介した旧陸軍被服廠が見えています。写真中央、少し手前の赤レンガのひと連なりの建物がそうです。


 この見晴らしのいい場所は、じつは旧陸軍墓地です。
IMG_5042 陸軍墓地 W
 日清日露の戦役以来、度重なる戦争で戦場に斃れた将兵の墓があります。戦後一時世話をする人もなく荒れ果てるままになっていましたが、岩田日出子さんという民間人らの努力で再整備がなされたとのことです。

 わが故郷、岩手県の方も葬られているようです。
IMG_5044 岩手県 W


 そこから山頂の道を時計回りにたどると、市中心部が見える場所に出ました。西に向かって伸びる平和大通りがお分かりでしょうか。通りに沿って、芽を出し始めたクスノキが多いので、緑が盛り上がって見えますね。
IMG_4963 比治山から平和大通りを望む W


 後ろに写っているのは放射線影響研究所です。
IMG_5051 放射線影響研究所(放影研) W

 福島第一原発の被災で放射能の影響、およびその対策が世の関心を集めていますが、この研究所はその性格上さまざまの関与があったようです。



 さらに行くと、「ムーアの広場」に出ます。ムーアとは彫刻家のヘンリー・ムーアのことです。デミ・ムーアではありません。
IMG_5075 ムーアのひろば W
ムーアの彫刻、「アーチ」があるんですね。


IMG_5083 ヘンリー・ムーア作 「アーチ」 W


近づくとかなり巨大です。彫刻といっても彫ったり刻んだりしたものではなく、これは青銅の鋳物です。
IMG_5092 「アーチ」 W


 この場所は花見の宴をするに好適で、競争率も高いに違いありません。
IMG_5096 ムーアの広場 W

 皆さん楽しそうです。



 今年も無事花を見ることができました。3月は私の誕生月でもあり、学校、職場、それぞれに人の動きがあったりして、ひとしお感情の動く時期です。まことに月並みですが、

     さまざまのこと思ひ出す桜かな    芭蕉

 という句がぴったりです。

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No title

ヒラメは歩留まりが良く刺身用としては使いやすいので、プロはヒラメの味が劣るとされる夏場でも使います。おかず工房にプロが出入りしているなら、誰かが買うんじゃないですか?写真を見る限り、出刃包丁にかなり錆が出てますよ。消しゴム形の錆落としがお勧めです。
王禄は全国でも十数件しか取り扱っていないと聞きます。あの酒商山田でも中々扱わせてもらえなかったとか。名古屋にも扱っている酒屋は一件あるのですが。料理人からすればこんな酒は使いたくないでしょうね。折角作った料理が台無しです。

いつも美味しく写真でいただいております。

こんばんは。このたびもご馳走様でした。お出かけの前に仕込むなんてトーシローじゃありませんねほんとに。凄いなあ。暖かいんでしょうね。また新しい日本酒の情報もありがとうございます。

ありがとうございました。

岩手のかるがもです。コメントありがとう御座いました、期待に添えるかわかりませんが時々覗いて頂ければ幸いです。アナゴさんのブログも、お魚料理の参考にさせてください。

へるぞうさん

今晩は。
あれ! 包丁のさび、ばれましたか。
刃先は時々研ぐんですが、側面にはなかなか気が回りません。
消しゴム式の砥石、今度探してみます。

そうですか、王禄はそんなに希少な酒でしたか。
それは心して頂かなければなりませんね!
でも、もうあらかた空っぽなんです・・・

確かに料理で勝負したいお店で、どんな酒を出すかというのは難しいんでしょうね。
私の場合、酒屋には普通は週末の夕方行くんですが、先日、たまたまウイークデイの昼間に大和屋に行く機会がありました。そしたら料理屋の店主らしいお客さんがいらして、大和屋の店員と非常に専門的な会話を交わしながらかなり長い時間をかけて仕入れの相談をなさっていました。
私自身はそういうお店にはほとんど行きませんが、何か見ていて納得するものがありました。

エレアコチャンさん

今晩は。
今朝は、もう四月だし桜も満開だし・・・、と思って薄着で出勤したらけっこう寒かったです、昼間は暖かいんですが。
函館あたりでお花見のシーズンというと連休前ぐらいでしょうかね。

かるがもさん

今晩は。
ご来訪、ならびにコメント、ありがとうございました。
ご覧の通りの呑み助ブログですが、時々のぞいていただくとうれしいです。
私は自分では釣りをまったくしないので、魚は買い物専門です。
広島はその点で、魚の種類も多く鮮度も良いのでとてもありがたい所です。
瀬戸内海からの魚だけでなく、島根・鳥取など日本海側からの魚も豊富ですし、四国や九州から入るものも多く見かけます。でも広島の人はその素晴らしさに気が付いていないんじゃないか? と思うこともあり、僭越ながらよそ者であるこの私がしゃしゃり出て、広島の魚をPRしているわけですね。

ムーアの法則

アナゴ様

広島も桜が咲いて春爛漫になり、お酒が美味しい時期になり、なによりです。

ここ最近の御ブログを拝見すると、いろいろな地魚に加えて、シロバイ、バイ、ミルガイ、カキと貝類も豊かです。スーパーなどの切り身しか知らない者にとって、魚屋さんはワンダーワールドです。カキ以外は見たこともありません。突き出しで出てきても、元の貝の姿を見たことがないからです。

広島は多彩な貝を手に入れることができ、自ら包丁でさばける方によっては理想の地と感じています。毎週土曜日か日曜日は、アナゴ邸は、豪華絢爛なお食事です。

閑話休題。
ムーアといえば、米インテル社の共同創業者であるゴードン・ムーア氏しか頭に浮かびません。彼のおかげで、CPUやLSIが進化し、パソコンのWebページ上で、情報をやり取りできます。昔のスパコン並みの高性能によって、パソコンでも動画がよく動きます。

お好きな女優のデミ・ムーアさんは、映画「ゴースト/ニューヨークの幻」のイメージがまさに幻だった女優です。

No title

広島にいた頃はよく比治山にお花見に行きましたが、山頂からの景色は
サッパリ覚えていません。被服廠まで見渡せるのですね。
ABCCの怪しげな噂は記憶に残っていますが。

遅くなってしまいましたが、お誕生日おめでとうございます!
私ももう50代ですが何の趣味もなくて、仕事をやめたらどうしたものやら。
夫は蕎麦打ちをしたいと言いますが、スーパーで安くなったお刺身を
買ってくるばかりのダメ妻の私としては、アナゴさんのように
お魚修業?してくれればいいのにと思ってます。

No title

比治山、懐かしいです!
住まいが黄金山の麓の本浦で仕事場が鶴見町、
息子が比治山幼稚園に通ってましたから
この記事ですべてが見渡せました♪ありがとうございます。

もう18年になりますが黄金山の桜模様は変わりませんね!

No title

アナゴさん こんにちは(^^♪

アブラコ、釣り魚でお馴染みの魚です。
新鮮なのに煮付けで食べる方が多いんですよ。
わたしは断然、お刺身が好きです(^^)
甘くてモッチリとした身‥お醤油につけるとパッと脂が散って‥
オット‥ヨダレが‥(^_^;)

お花見、いいですね~♪
それも奥様と仲良くご一緒で。
こちらはまだまだ積雪が67センチ。(例年の3倍!)
お花見は5月上旬までお預けです。

レシピブログのモニター企画で「白鶴、生貯蔵酒」をいただいたんです。
加熱殺菌されていない、蔵出しの味わいなんだとか‥
これを楽しむための“おつまみ”を考案中です。
淡麗辛口‥どんな味わいが合うんでしょうか?

ヒトリシズカさん

今晩は。
そうです、春は何といっても貝です。
バイやミルガイはちょっと手を出しにくくても、アサリはどうですか?
アサリの生きてるのはたぶん都会でも手に入るでしょう。
これを酒蒸し(自己流でけっこう)にしてみれば、旬の貝の旨さが実感できるでしょう!
でも、元気に水を吹いているアサリ諸君を、今から暑熱地獄に投入して殺して喰らうのだと思うと、善良な方は意気阻喪するかもしれませんね。
そこをがんばらねば・・・。

No title

今日の雨で桜は終了になると思います。
これからは新緑の季節です。
美味しい魚の種類も増えるのかな?
いつもながら見事な解体ショーです(笑)

れいこさん

今晩は。
比治山大賑わいでした。
でも本日火曜日は冷たい雨が一日中ふり、もう桜も終わりかもしれません。

趣味なんてものは無くてもどうということはありません。
老後、趣味がない暮らしはさびしい、なんていう妄語に付き合う必要はありませんよ。

ちゅんごさん

今晩は。
今度、比治山幼稚園の写真を撮ってきましょうか。
でも怪しいおじさんと間違えられそうですね、年恰好から言って。

黄金山、あのふもとは昔の蔵のある屋敷がずうっと並んでいたりして、広島市内としてはかなり異色の地域だと前々から思っていました。
黄金山そのものもただの岡ではなく、昔は城塞があったとか、いろいろ言い伝えに富んだところのようですね。日々、何も思わずに見ていますが。

はるさんさん

今晩は。

白鶴の生貯、そりゃぁもう、アブラコの刺身でしょう!
皮をつけたままの焼き霜造りも良いですねえ・・・、
きれっぱしを集めて、味噌たたき、山菜風味で!
中骨を乾燥、これをチンしてコンガリ骨せんべい、
たちまちアブラコのコースができそうです。

こてつぱんさん

今晩は。

広島も今日は冷たい雨です。
桜も今年はいさぎよく終わるでしょう。
と思うとなお、往く春が惜しまれます。

今から本当の新緑、良い季節ですね。

お返事らしきもの

アナゴさん

桜の花見のことのブログは、アナゴファンの多くの方々からのコメントが多く寄せられ、いろいろな意見を読めることも楽しいことです。

さて、
こてつぱんさんがご指摘のようにアナゴさんのお魚料理は、解体ショーです。スーパーの切り身料理では味わえない、生ものの魚を解体し、料理に仕上げる話です。このために、内蔵や皮などの付属品を工夫していただくことになります。

自分で魚をさばいていた時には当たり前のことを、スーパーで切り身を買う時代になってからは、目の前から消えて見えなくなりました。

生き物を食べていることを子供に教えない時代は不幸です。フライドチキンを食べる時に、生きていたニワトリがどう処理されているかを考える子供はほとんどいません。知らないからです。

長野県佐久市でも5月になると、パック詰めで、生きている小鮒を売っています(最初は、ペットとして売っているのかと思いました)。食べ方を伺うと、生きている小鮒を熱湯に投げ込んで甘露煮(?)にするそうです。海なし県の貴重なタンパク源だったそうです。田植えごろに、水田に小鮒を離し、昆虫や水草を食べてもらう農法だそうです。お役御免の小鮒を食べる残酷な人間たちです。

アナゴさんの魚のさばき方のように、魚の全てを食べることが本当の食べ方だと思います。ただし、スキルがない私があさりを料理してもいいのですが、私が料理すると、せっかくのあさりの美味しさが引き出せないように思います。

以上の生き物を食べることの作法が、アナゴさんのブログの人気の背景にあると思います。

こんにちは(^0^*)ノ

春の貝尽くしにアイナメさん、
良いですねえ~~~~
バイはほんの数年前まで
カイガラー(笑)から絶滅を危惧されていましたが
今ではかなり復調してあちこちで見かけられるようになり
嬉しい限りです(^^*)
ナガニシも味の良い貝ですが今回は見送られたんですね(^^*)

造り方がお上手なので、めちゃめちゃ美味しそうです(^^*)
お酒が進んじゃいますね(^0^*)日

No title

アナゴさん今日は
何時も以上に広島の街を案内して頂き、感動しております。何故かお会いしたことも無いのに、何時も姿勢良く歩く姿を想像しております。
貝づくしの夕餉に羨ましさを感じております。

ヒトリシズカさん

今晩は。
生き物を殺して食う、そのことを子どもにどうつたえるか。
こういう話題はあちこちで真面目に取り上げられていますが、私はついまったく別のことを思い出します。
それは、光文社文庫「酔っ払いは二度ベルを鳴らす」東直己、の58ページにあるのでご覧ください。笑ってしまいますが、そのあと少ししんみりします。

アサリを料理するのにスキルも何もありません。
酒蒸しが無理ならみそ汁があります。
煮たったみそ汁に元気なアサリ諸君をドバっと入れるだけです、ドバっと。
合掌・・・

・・・と、ヒトリシズカさんをなんとか悪の道に引きずり込もうとするわたくし、アナゴです。

かじぺたさん

今晩は。
そうでしたか、バイは絶滅危惧種?
どうかそんなことにはならないよう、祈るばかりです。
日本近海の水産資源にはけっこうそういう瀬戸際にあるものがあるようですね。
我々食べる方も少しそのことに関心を持って買い物に臨むべきですね。

相子さん

今晩は。
昨日は冷たい雨で桜も散りかけましたが、今日はまた好天、もう少し持ちそうです。

「姿勢よく歩く姿」!!! それなんですよ問題は。
気持ちは前向き、元気なのに、ふとデパートのショウウインドウに映ったのを見ると、猫背でうなだれ、足を引きずる弱弱しい見慣れない男の姿が。ガックリ来ます。
これでは周囲に対しても暗い雰囲気をまき散らすようで、社会にとって有害な存在になってしまいます。
こうなったら無意味にでもニコニコ、胸を張ってひたいを高く掲げ、腿を上げて大股に闊歩して見せましょうじゃありませんか! (水前寺清子、365歩のマーチ!)
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hoyatabetai

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