2013/2/24 マコガレイ、サヨリ、コノシロ

 梅があちこちで開き始めています。
IMG_4426 渝華園の紅梅 W

       いち早く紅梅咲きぬ下屋敷    漱石


 ここは、広島市中心部にある「渝華園(ゆかえん)」という中国風庭園です。

IMG_4425 渝華園に紅梅が W

「渝」という字は今の重慶市を意味するそうで、重慶と広島との友好都市締結5年を記念して1992年に建設されたとのこと。そういえば、李白の「峨眉山月 半輪の秋」で始まる有名な七言絶句がありますが、あれの結句が
     君を思えども見ず 渝州に下る
でした。この「渝州」というのが今の重慶です。10年近く前に中国に仕事で行ったとき重慶を訪れ、車のナンバープレートに「渝 1234」というようにこの字が使われているのを見ました。


いつ訪れてもほとんど人がいません。良い所なんですがあいにく脇を大きな道路が通っており、うるさい。
IMG_4432 渝華園 W
 右遠方に県立体育館の緑色の屋根、そしてリーガロイヤルホテルが見えています。


 さて、梅の開きかげんを気にしつつ行ってきた昨日のお魚ツアー、大手町おかず工房から。マコガレイ、広島ではアマテガレイと呼ばれますが、その大きいのを勧められました。このところ、イシガレイ、アカガレイと続いたので少し迷いました。36㎝、560g、で900円は少し高いような気もしましたが、お姉さんの「もう少ししたらもっと高うなる・・・」というつぶやきでとどめを刺されました。

 川口町リアル、サヨリ、コノシロ、ホタルイカ(ボイル)を買いました。実は、広島魚市場吉文さんのブログで、サヨリの一夜干し、および、コノシロの酢締めをご紹介なさっていまして、私もぜひやってみようと、昨日は初めから狙っていたのです。余談ですが、この吉文さんは330年前、徳川家綱が将軍様だった当時から続いているという、魚問屋さんだそうです。すごいですね。

 昨日は上記リアルでも、またそのあと立ち寄った舟入市場でも、大きなカツオがありました。鹿児島、宮崎産とか。5200円とかいうお値段でしたが、さもあらんという立派な魚体、今年はカツオが期待できるんでしょうかね。

 こんな連中です。
IMG_4396 マコガレイ、サヨリ、コノシロ W
 サヨリは23㎝ほどが13尾で392g、199円、コノシロも23㎝ほど、4尾655gが150円。ホタルイカは102g(29杯)でこれも199円。
 コノシロが大きく、サヨリが小さく写っていますが、これは写真の遠近のせいで、両方ともほぼ同じ大きさなんです。

 サヨリのくちばし、先端がほんのり紅をさしたようになっています。
IMG_4401 サヨリの下あごが赤い W

 3尾だけ刺身に。
IMG_4436 サヨリ刺身 W

 残り10尾は腹も開かず、そのまま丸干しに。
IMG_4406 サヨリ丸干し W

 逆光でみると透きとおったように見えてきれいです。
IMG_4411 サヨリ丸干し W




 マコガレイをさばいてみると、非常に繊細な感じの身です。
IMG_4434 マコガレイ サク W


 こんな刺身に。手前は縁側の部分、中央の黄色いのは肝です。
IMG_4440 マコガレイ刺身 W

 そして付属品一式、左は皮の湯引き、右は胃袋と未成熟の卵巣。
IMG_4441 マコガレイ 付属品 W
なんか露出オーバーで白く飛んでしまいました。

 ホタルイカは盛っただけ。
IMG_4437 ホタルイカ W


 コノシロは2尾を酢締めに。一晩置くつもりですのでお姿は無し。残り2尾を骨切して塩焼きに。
IMG_4443 コノシロ 塩焼き W
焼いたら腹の部分がめくれ上がったようになり、写真を撮りにくい形に。

 ネギ焼き、ゴマ油風味で。
IMG_4442 ネギ焼き W



 こうなりました。
IMG_4445 晩酌の膳 W

 酒は岐阜県多治見市の三千盛、純米、45%精米の大吟醸です。でも3150円と、大吟にしてはおとなしいお値段に感謝。日本酒度+11という辛口。
 清酒の酒銘やラベルのデザインなど、酒の本質と関係ないことについて時々勝手なことを書いてきましたが、この三千盛は銘といいラベルの表情といい、文句なしです。清酒たるもの、こうあってほしい!、という一典型がここに現れているのです。・・・で、つい飲み過ぎました。




 一夜明けて今朝、二日酔いなので朝市はお休み。サヨリはこんな具合に出来上がっていました。これで冷凍保存できるそうです。タノシミ、タノシミ・・・
IMG_4449 サヨリ丸干し完成 W





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非公開コメント

No title

おおっ、三千盛の純米酒じゃないですか!この酒が判るようならば、飲んべえとしてはかなりのベテランということになるでしょうね。ぼうずコンニャク氏も愛して止まない一本だとか。でも大吟醸表示を始めたのはつい二年ほど前で、それまではラベルに純米としか書いてありませんでした。
ところでマコガレイのウロコは包丁で引いていますか?素人板前ならば、ここはすき引きにしたいところです。まあ、すき引きするならヒラメの方が簡単なのですが、ヒラメはこのブログに未だ登場していませんから…。ちなみに、値段は大体それぐらいじゃないでしょうか?マコガレイは卵が大きくなる時期以外は一年を通じて高値安定です。

No title

はじめまして。広島はもう梅の便りですか。北海道は、まだまだ雪が途絶えることなく降っております。いつになったら春が来ることやら。(笑) 海の幸美味しそうです。酒飲みには目の毒ですネエ。また今後とも美味しい写記事楽しみにしております。

No title

今日は
コノシロの塩焼き 骨切りって確かに要りますね。とても良い焼き色ですよ。
焼いたこと無いのです。酢〆美味しいでしょうね。
サヨリも新鮮で綺麗。拝見する度に羨ましくなります。
李白の詩拝見させて頂きました。以前漢詩を齧った時読んだことがあったのですが、改めてあ~そうだったと思い出しました。有難うございます。

へるぞうさん

今晩は。
カレイのウロコ、実はですねェ、台所用のスチールウールのタワシ(?)でこすって落としてます。ヌルヌルも一緒に落ちるので。でも無眼側がなかなか取れません。
すき引きは、だいぶ前にヒラメだったかアマダイだったかで挑戦したことが有るんですが、全く歯が立ちませんでした。それ以来、封印。

今日の午後、弦楽専攻学生によるコンサート(無料)というのに行ってきました。
プログラムは
1.ブラームス 弦楽六重奏曲 第一番 変ロ長調
2.メンデルスゾーン 弦楽八重奏曲 変ホ長調
3.バッハ(マックス・レーガー編曲) 「おお人よ 汝の大いなる罪を嘆け」
4.エルガー 弦楽セレナード ホ短調
というもので、ブラームス以外は初耳。
学生さんだけに、ちょっとあぶなっかしい場面もありましたが、目の前で楽器が鳴っているというのは、やはりいいもんですね。

エレアコチャンさん

今晩は。
ようこそいらっしゃいました。
ご覧の通りの呑み助ブログですが、時々のぞいて下さるとうれしいです。

私、むかし北海道に勤務していた時期もあり、北海道からおいでいただいく方は特に懐かしく感じます。今年は例年にも増して積雪が多いようですね。

よろしくお願いいたします。

相子さん

今晩は。
サヨリ漁は瀬戸内海沿岸各地で、秋の代名詞になっているようです。
丸干しも作り方が単純なだけあって、一般ご家庭でも作ったそうですが、今はどうでしょうか。
今回は、腹を開かずにそのまま干しました。焼いて食べたときハラワタの苦さがまた良いとか。サンマみたいですね。
いずれ食べますので、その辺も含めてご報告しましょう。

No title

さより、ほたるいか、このしろに反応してましたが
最後の45%精米に大きく魅かれてしましました(笑)

さより、そのまま丸干にしても美味しいのですね
初めて知りました!
お安く入手できたらやってみたいです。
(サヨリ、こちらではなかなかお目にかかれない値づけです)

No title

アナゴさん こんにちは(^^♪

いきなり質問ですみません‥
「日本で唯一日本酒を作っていないのが“鹿児島”だけ」と
聞いたことがあるのですが‥本当なのでしょうか‥
日本酒に造詣が深いアナゴさんにお聞きしたらわかるのではと
思ったものですから(^^)

サヨリも、コノシロもこちらでは見かけない魚です。
ただサヨリはたまに釣れることがあります。
干してから焼く‥美味しそうです。
ちなみに釣るときの餌は「はんぺん」でも良いそうなんですよ。

先日はお気遣いいただいてありがとうございます。
今日はこれからまた一荒れの予報です。
鮮やかな紅梅、雪のない風景‥
まぶし過ぎます。

ぷくさん

こんにちは。

「45%精米」! なかなか書けない数字ですからねェ、ウワッハッハ、ドウダマイッタカ、などと言って胸を張りそうです。

サヨリの丸干し、ネットでいろいろ見たところ、腹を出して干すやり方と、今回のようにそのまま干すやり方と、いずれもあるようです。焼いたときにはらわたがちょっと苦くて風味が良い、というようなこともあるようです。
広島では時々こういう小さめのサヨリを一山でお安く売っています。刺身にもなりますし、開いて一夜干しにもできますが、手間がかかって面倒なので敬遠しがちでした。でもこれで干物になるならこりゃぁ楽チンだわい・・・ と考え直しているところです。

なんでも刺身教時々干物派のアナゴ

はるさんさん

今晩は。

沖縄県に清酒の蔵元があるのは昨年の西条酒まつりの記事へのコメント(へるぞうさん)で教えていただきましたが、宮崎県はどうなのかな?

ということで、泥縄で調べた結果、「綾錦」という酒が造られているようです。
宮崎県酒造組合
http://www.miyazaki-sake.or.jp/kura/miyazaki.html

まさか鹿児島にはないだろう、と思って、念のために調べたら、な、なんと
ジャーン、ありました!
薩州正宗
http://www.kinzangura.com/seisyu.html

「本格焼酎を通じて
薩摩の文化と歴史を次の時代に継承する薩摩金山蔵は、
2012年より清酒造りに挑戦します。」

だそうです。

ということは、日本酒を醸造していない県は無い、ってことですね。
おかげさまで勉強になりました、ありがとうございます。

これでしばらくは知恵をひけらかすことができます。

No title

アナゴさん こんばんは(^^♪

お忙しい中、調べていただきありがとうございますm(__)m
鹿児島では日本酒を作っていない‥
聞いたのが昨年の春だったと思います‥
あながち間違いではない、ですね。

これで、日本全国で日本酒は作られているわけですね。
なぜか‥ホッとしました。

以前に何方かへの返信で来月には還暦を迎えられると
有ったように記憶しています。
まことに、おめでとうございます。
星座は‥魚座でしょうか‥(^^)

No title

サヨリは内臓入りなんですね。やったことないので今度ちょこっとだけ内臓入りのを混ぜてみようと思います。市場にもサヨリの干物はあちこちで売っていますが、内蔵を取って開くか丸かです。干物にはまりだした最初はサヨリでした。吉文をご紹介いただきありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。・・・miisanより

はるさんさん

今晩は。
おっしゃる通り、若干の時間差で「清酒の蔵元がないのは鹿児島だけ」も正解でした。なかなか油断がなりませんねえ。万物は流転す、たしかに・・・。

そうなんです、あと2週間ばかりで誕生日が来ます。
あぁー、還暦ですか、この俺が・・
とても信じられません。

親が二人とも生きていないのがちょっと悲しいですね。

うお座のアナゴ

yoshibun の miisan

今晩は。
ハラワタ入りの丸干し、ホントに美味いか否かは今後の検証次第です。
もしかして、「臭っせー!」というような結果になりましたら、何食わぬ顔で「無かったこと」にしますので、どうぞお見逃しを。

酒造の神

アナゴ様

京都市の嵐山近くにある梅宮大社(うめのみやたいしゃ)に、梅の花を見に行ってきました。こじんまりとした、この神社は、酒造の神の「酒解神 (さかとけのかみ)」が祀られています。日本最古の酒造りの神が祀られているそうです。このため、日本酒のお供えものが多数ありました。

さらに、この梅宮大社から約500メートル西側にある松尾大社は「醸造安全」「酒業繁栄」と同時に「還暦喜寿」もご祈祷してくださいます。ここはJR京都駅から乗り換えによって、阪急嵐山線に乗って行くことができます。
京都出張の際には、一度お立ち寄りをご検討してください。
日本酒の神様を敬い、お酒を味わい、楽しんでください。

ヒトリシズカさん

今晩は。
早春の(晩冬の、か?)京都探梅の旅、情報ありがとうございました。
洛西の松尾様は行きました、新婚旅行の際に。
あのときは嵐山から歩いて松尾大社に、それからさらに歩いて鈴虫寺まで、それから・・・。
以後、妻は私と歩きたくないと言っております。困ったものです。

神社とお酒の結びつきは真にめでたいものです。
ヤマタノオロチを酔わせた八塩折の酒以来、良い酒は世を救うものと信じております。
と、無理して言っておきましょう。

三月になりました!
また青葉の季節を謳歌しようではありませんか。

訂正など

アナゴ様

おはようございます。すぐにコメントへのコメントをいただき、恐縮しております。
昨日夜のコメントで、URLをメールアドレスの部分に間違えて記載しました。

数10年前のアナゴさんの新婚旅行で、京都の松尾大社や鈴虫寺を訪ねるなど、粋人のわざに感心しました。

今日のお魚ツアーのご報告を楽しみにしております。
サヨリという魚の姿を初めて見るなど、サカナ素人には学ぶことが多いブログですので。

No title

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。
プロフィール

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