2012/11/4 タラ

IMG_2889 菊まつり W

    菊の香や故郷遠き国ながら    漱石


 広島城の菊祭りです。
IMG_2898 広島城菊まつり W

広島県内あちこちから一年間丹精なさった成果が出品されています。
IMG_2897 菊まつり W





 その菊のかおる文化の日、きのうの土曜日は祝日なので魚市場は休み。お魚ツアーは低調に終わることが予想されましたがいつも通り出かけました。

 いつも真っ先に行くおかず工房はパス、川口町リアルからスタート。大きな天然ハマチ1150円が目立つぐらいです。タラが一匹だけありまして、1590円という値札。何となく中途半端な値付け、という気がしました。あれだけ大きくていいものならその倍はしても不思議はない。市場が今朝は開いていないはずだから、あれは昨日の魚。タラは鮮度落ちが速いから、ちょっとどうかなァ・・・、とだいぶ迷いましたが結局買いました。参考までに重さを量ってもらうと約2.5㎏。でかいし急いでさばいた方がいいと思ったので、一軒だけでツアー終了しそのまま帰宅。

 こんなおっさんです。約2.5㎏。
IMG_2908 タラ W

 すぐ捌きはじめると、心配した通りちょっと問題あり。肝臓がグズグズになっていて使えません。鍋にすると最高に旨いところなのに。腹側の身が若干溶けかかっています。歩留まり悪し。
 でも私の大好きな頭は問題なし。胃袋もしっかりしています。イカを食べたようでカラストンビのついた足が残っていました。背側も思いのほか透明な身で弾力もあったので、昆布締めにしてみました。
 タラはごく新鮮でないと臭いだす魚で、案の定台所中がいわゆる魚臭くなってしまいました。すっかり片づけてきれいに後始末をしても臭います。私の手もいくら洗っても臭いが気になります。


 なんでにおいを気にするかというと、昨日午後2時からこういうコンサートに行く予定だったからです。

121103 ローリエット・コンサート W

 広島県吹奏楽連盟の主催で、その年に活躍した楽団を選抜・招待し、一堂に会して演奏を聞こうというものです。入場無料! 小・中・高の学校のマーチングバンドや吹奏楽部、九チームととNTT西日本の吹奏楽団、合わせて十団体、いずれも種々の賞を受けたり、全国大会へ参加したりしているそうです。
 会場は九割がたの入り。私の半径3メートル以内の方は魚臭かったと思います。すみませんでした。

 私はバッハ、ベートーベン、ブラームス、といったクラシック定食コースも好きですが、実はマーチが大好きです。カラヤン指揮ベルリンフィルのドイツマーチ集なんていうLPも隠し持っているんです。五月のフラワーフェスティバルに毎年いそいそと出かけるのも、きれいなお姉さんを見るのもさることながら、小学生から自衛隊まで、いろいろのマーチングバンドの行進を見るのが大好きだからなんですね。

 これは隔世遺伝だという説がありまして、父方の祖父は楽隊の行進が来ると仕事中でもそれについて行っていなくなってしまうという困ったじいちゃんだったそうです。のんきな時代だったんですね。


 十分に楽しんで、5時過ぎ帰宅。恐るおそる昆布締めを取り出してみると、オヤッ いいじゃありませんか! 臭くも無いし。
IMG_2910 タラ昆布締め W

 妻秘蔵のハーブソルトを惜しげもなく振って焼いた一皿も。
IMG_2912 タラ塩焼き W

 そして、本来ならこっちが主役であったはずの粗汁。某デパートの「全国うまいもの大会」で買っておいた隠匿物資、熟成塩鮭の頭(ものすごくしょっぱい)も一緒に入れ、粕汁にしました。
IMG_2914 タラと塩鮭の粗 粕汁 W


 こうなりました。
IMG_2917 晩酌の膳 W

 酒は秋田の刈穂、純米原酒生、大和屋で一升2940円。先日、日本酒度マイナス21という鷹長菩提酛をいただきましたが、この刈穂は日本酒度プラス21という超辛口の一本です。しかもアルコール19%の原酒。やはり甘さがほとんど感じられません。でも、粕汁で飲むとぴったりです。これで酒の方も濃厚なコメの味だったらちょっと持て余すかもしれません。




 さて一夜明けた今朝、タラ臭いのもほぼ消え、広島朝市に行ってきました。もう寒くて、冬の身なりの方もちらほら。
IMG_2927 朝市 W


 この朝市には犬をお連れになる方も多くいらっしゃいます。
IMG_2925 朝市の犬 W


 今日は大きなウマヅラハギ800円、カワハギのけっこうなサイズ400円、大中小のチヌ300~700円など、買ってみたいものがたくさんありました。が、タナゴを買いました。
IMG_2918 朝市の魚 W
手前に一尾だけ乗っている皿がありますね。あれを買ったのです。200円。今晩刺身にしてやろうという魂胆です。


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No title

こんばんは~。
タラ美味しそうですねぇ、塩焼きの皮の焼き加減なんか涎がでてしまうわ。
わたしも良くタラを買っていて、真夏の8月にジャスト1キロ、10月に1.8キロのをゲットしました。
今は、2キロを超えるまで育ったのが増えて来ましたね。
年明けには、更に丸々としたのが出回り、シーズン到来でしょうか。
オスだったら白子もぐ~んと大きくなってくると、値段もが~んっとは跳ね上がってしまいますけどね。
冷え込んでくると、鱈鍋が恋しくなってしまうわね。

No title

お早うございます。私も吹奏楽大好きです。
これは大きな真鱈ですね。焼いたのが、参考になります。
タナゴは先ずこの辺では見ることは皆無です。好きな魚の一つです。
手の匂いはうっかりしますと生地にもうつったりしますので、注意しております。
私は薬用せっけんのミューズを使っています。

No title

アナゴさん おはようございます(^^♪

タラの昆布締め、好きなんですよ~♪
子が入る前の今時が美味しいのかもしれません。
白子が入ると3倍の値はしますね。
タラの身と酒粕の相性も絶妙で切り身の粕漬けも
大好きです。
熟成鮭の頭を、じゃが芋、ネギ、豆腐と炊く「三平汁」も
いいですよね。
前は、アラの塩気だけで味付けは十分でしたが、
最近はそんな根性のある塩鮭には出会えません。

No title

鶲さん、今晩は。
白子が入るようになると高嶺の花で、指をくわえて見ているしかないのが実に悔しいです。タラの白子が北海道・東北以外でももてはやされるようになったのはここ数年(十年ぐらいかな?)のことじゃないでしょうか。
広島では島根や鳥取あたりからタラが入ってくるようで、決して北国に劣らないものが出ています(数は少ないけど)。この辺は私自身もちょっと認識不足でしたね。

タラを単純に塩焼や鍋などでいただくとしみじみ旨いと思いますね。運よく肝も新鮮だったりするともう言うことありません。

No title

相子さん、今晩は。
いつもはあんまり魚の臭いが気にならないのですが、今回のタラはちょっと油断してました。
タラはやっぱりでかいのが旨いですね。値段、冷蔵庫の空き具合、ちゃんと美味しく食べ切るスケジューリング・・・と、いろいろ考えなければ買う決断ができず、いつも迷うんですが。

No title

はるさんさん、今晩は。
タラの昆布締め、はるさんさんのブログでなんどか拝見してうらやましく思っていたので、リアルの店頭でタラを見た瞬間、これは昆布締めだな・・・と、それだけはすぐ決まりました。決まらなかったのは、本当に買うかどうしようか、ってことでした。本文にも書きましたが、鮮度に一抹の不安があったので、さんざん悩みました。
結果は、まあ100点ではなかったんですが、満足しています。だって、本当に旬の季節になって白子が入ったりして値段が跳ね上がると、買えませんからね。

魚へんに雪、っていう字が美しいですね。しんしんと降りしきる雪の夜、熱い鱈鍋で冷や酒を・・・、演歌の世界ですね。

No title

刺身はいつものように美味しそうですが・・
粕汁で一杯は嬉しいな~!

自分のお袋が、魚のアラの味噌汁をよく作ります。
アラの味噌汁・・結構好きです!(笑)

No title

こてつぱんさん、おはようございます。
粕汁は良いですよね。居酒屋さんなどでももっと積極的に粕料理に取り組んだらいいのに、と思うこともあります。
はるさんさんから頂いたコメントにもありますが、昔の塩鮭は本当にしょっぱくて、粕汁にでもしなければとても食べられないものでした。しょっぱい鮭のアラと冬になって旨くなる大根・・・、と書いているうちにまた食べたくなりました。今年の冬はひとつ粕汁を極めてみようかな。

No title

広島でタラが手に入るんですね。
日本海のものでしょうか?
私は瀬戸内生まれですが、タラは棒だらしか知りませんでした。

滋賀県にいた頃は、若狭の方から入っていたようで
丸ごと1匹のタラを初めて見ました。
大分では切り身、それも薄塩のものしか見ることはありません。
フライかムニエルにするくらいです。

流通が良くなったので、デパートにでも行けばあるのかもしれませんけね。

生臭くなった手は、レモンやカボスの皮でこするといいですよ。
皮を薄くむいてラップに包んで冷凍しておけば、
汁ものの吸い口にも使えて便利です。

No title

トリテンさん、今晩は。
そうですね、こちらに入ってくるのは島根、鳥取など日本海側のタラのようです。
けっこう鮮度はよく、決して北国のタラに負けないものも入ってくるようです。数はさすがに少ないようですが。実は私も認識不足で、広島でいいタラをゲットできるとは思っていませんでした。

ただ、問題は消費者の方にあって、丸のままタラを一尾買って、それを余すところなく味わい尽くす、っていう点になるとやはり北海道・東北の消費者にかなわないんだろうなァ・・・と思っています。
でもそれも私の認識不足ってことになる日も来るのかもしれません。

まぁ、それぞれの地方でそれぞれご自慢の魚をご自慢の一皿に仕立てて味わう、狭い日本ですが、ステキなことだと思います。

No title

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。
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