2012/9/9 アカハタ、サルエビ、マガキガイ

 九月九日、重陽の節句ですが、本来は旧暦の九月なのでまだしばらく先です。だいぶ暑さもしのぎ易くなってきた広島、昨日も行ってきましたお魚ツアー。


 大手町おかず工房からスタート、エビを買いました。まだ生きて動いています。広島では「スクモエビ」、と呼ばれていますが「サルエビ」というのが標準和名のようです。大小取り混ぜて一山100g、5尾入って350円。
 川口町リアルへ。何とスジガツオが一尾399円! 先週は片身で550円だったのにィ・・・ グヤジイ(涙)
 と、見慣れない派手な魚が二尾。型からみてハタの一種らしいですが、キジハタ(広島でいうアコウ)よりも派手な真っ赤っかな魚です。名を尋ねてみると「アカアラ」とのことでした。210円/100g。なかなかお目にかからない魚なので買ってみました。800gほどで、1688円、予算大幅超過ですが。
 最後に舟入市場によって、またシシトウを買って帰宅。

 帰宅後調べてみると、アカアラは九州地方の呼び名、「アカハタ」が標準和名のようです。赤旗ではありません。あえて書けば、赤羽汰でしょうか。沖縄で「ミーバイー」と呼ばれるのはこの魚で、ミーバイーとは「メバル」のことだとか。魚の名前っていろいろ面白いですね。

 もう一つあまりお目にかからないものが。小さな貝ですが名前がついていません。たしか「チャンバラ貝」っていうんじゃなかったかな・・・、と思いつつ、一パック買いました。愛媛産、128円/100gで225g、286円でした。



 こんな連中です。
 IMG_2118 アカハタ、サルエビ、マガキガイ W

 アカハタの顔です。ハタ類に共通して、受け口です。
IMG_2112 アカハタの顔 W
目まで赤いのがちょっと不気味。

 こんなサクになりました。ちょっと写真ではうまく表現できませんが、少しあめ色がかったというか、微妙な色合いの身です。
IMG_2119 アカハタ サク W


 付属品は胃袋と皮のみ。かなり強靭な皮です。
IMG_2122 アカハタの皮 W


 刺身にしました。
IMG_2128 アカハタ刺身 W

 「市場魚貝類図鑑」によると、中華風の蒸し物にすると旨い、とのことでしたので、頭とカマを(中華風ではないけど)酒蒸しに。先日、某店で安売りしていたバルサミコ酢風味としてみました。
IMG_2129 アカハタ酒蒸しと皮湯引き W
左の小鉢が皮の湯引き。湯引いてもかなり歯ごたえがありました。



 サルエビ、頭の上の長いツノ(?)が特徴です。
IMG_2111 サルエビ W
まだ足をモソモソ動かしているのを心中合掌しつつばらします。生きているエビはご存知かもしれませんが、殻がなかなか素直にはむけません。またこれもご存知かもしれませんが、活きの良すぎるエビはそのまま食べてもほとんど旨味というか味が感じられません。そこで塩麹漬けにして数時間置きました。


 一方これが名前を付けてもらえなかったかわいそうな貝です。「チャンバラ貝」で検索すると一発で出てきました。本名「マガキガイ」君だそうです。高知などでは日常的に食べられているとか。
IMG_2109 マガキガイ W

 こちらは単純に塩茹で。

 こうなりました。左が塩麹で和えたエビです。適度に旨味が出てなかなか乙な肴ですヨ。
IMG_2131 マガキガイ サルエビ麹付 W


 で、このチャンバラ貝ですが、なぜ「チャンバラ」か? それはですね、こうやって身を引きだすとわかりますが、のこぎりのような爪(?)がついているんです。生きているときはこの爪を振り回したりしてチャンバラをやっているように見えるからだそうです。
IMG_2134 マガキガイ食べ方 w
この「爪」は、普通の巻貝のふたにあたるものです。


 こうなりました。
IMG_2126 晩酌の膳 W
 酒は先週、国権と2本のセットで買った片割れ、田酒です。青森県青森市西田酒造店の純米吟醸。大変よろしいです。




 さて九月九日といえば、王維の詩に「九月九日 三東の兄弟をおもう」というのがありますね。

  遥かに知る兄弟の高きに登る処
  あまねく茱萸(しゅゆ)をさして一人を欠かん


 ということで、この日は高いところに登ることになっているので、私ものぼってきました。

 こんなところです。 広島城天守閣ですね。
IMG_2076 広島城天守閣 W


 ところが最上階に登るとこんな状態で誠に無粋、ま、事故防止とかでやむを得ないんでしょうが。
IMG_2069 広島城天守閣最上層 W


 でも鉄格子の隙間からカメラのレンズを突き出すと、実際にながめるより素敵な写真になりました。

 すぐ北側の斬新な建物は市立高校。お利口な子が行く学校だそうです。
IMG_2050 広島市立基町高校 W


 東南方向、県庁、市民病院など官庁街、その向こうが繁華街の中心、紙屋町や八丁堀、そして素敵な夜の流川(ナガレカワ)。
IMG_2058 東南方向 W


 真南にそびえるのはリーガロイヤルホテル。宴会場で酒飲んだことあり。
IMG_2059 南側 リーガロイヤルホテル W



 グリーン・アリーナという名前の県立体育館。そのはるか向こうにかすかに山が写っているのがお判りでしょうか。あれは宮島です。
IMG_2063 グリーンアリーナ(県立体育館) W


 西側には高層の市営住宅。昔、丹下健三氏(だったと思う)が描いた未来都市のイラストを見たことがありますが、こんな感じだったような。
IMG_2066 西側市営住宅 W


 下を見れば天守閣を背に記念写真を撮ろうとしている人が。
IMG_2062 下を見れば W




IMG_2081 広島城 W
 なかなか立派な天守閣でしょう? 原爆が落とされた1945年の夏までは江戸時代の天守閣がそのまま残っていたのですが、現在のは鉄筋コンクリートの再建です。






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No title

今日また一つ歳をとってしまいました。残りの時間がやけに気になるこの頃です。
アカハタに限らず、ハタ一族は蒸し物に最適だと思います。グルメ番組で香港のレストランに行くと、もっと大きなハタを清蒸にしているのを良く見ます。今年の初めに私もアオハタでやってみましたが、実に美味でした。とはいえ、ハタを買った時に誰しも考えるのは、刺身で食べることでしょうね。

No title

アナゴさん こんばんは(^^♪

“垂涎”‥まさに今日のラインナップはそんなカンジです(^^)
甲殻類、貝は大好きなんです!!
どちらも釣竿では釣れませんからねぇ‥(^^ゞ
チャンバラ貝をみて主人が「イモ貝」(猛毒)にソックリ!と
驚いてました。
検索すると、自分を守るためにイモ貝に似せた‥とありました。
なかなかの知恵者ですね。
「ハタ」と名のつくお魚は美味という印象があります。
それをお刺身で♪うらやましいです。
加熱しても朱色のままなのもビックリです。

No title

へるぞうさん、お誕生日おめでとうございます。
「残り時間」、そうですね、だんだん追いつめられていく感じですね。

清蒸というのは、豪勢なイメージの一皿で、人数の集まる楽しい宴席にふさわしいですね。最後に油を熱してかけ回すという演出も華やかですし。
結構プロっぽい料理に思えるので、私はやったことがありません。ひそかに練習してみましょうか。

No title

はるさんさん、今晩は。
「イモガイ」、怖いらしいですね。
でも海で一番怖いのは人間かも。

ハタ一族は美味いんですが、いずれも高価なんですよね。
養殖も手がけられているそうで、いつの日かもう少し身近な食材になってくれるとうれしいんですが。

No title

広島の写真、どれも素晴らしいです。本当にきれいな町ですよね。
先日、外国の方に日本の都市では広島が一番美しいと言ってもらって
"It's my howetown!"と叫んでしまいました。

先日の旅行以来、広島がすっかり身近になって、
野球なんてほどんど見ることなかったのに、最近はカープの勝敗に
一喜一憂して、同級生たちとメールをやり取りしています。

No title

れいこさん、おはようございます。
広島は川がアクセントになっていて、四季それぞれいろんな表情を見せる街だと思います。しかもただ平らなのではなく、比治山とか黄金山、江波山などが点在するという他に類のない景観の都市ですね。

カープ頑張ってますね!
あまり余裕のない綱渡りでAクラスを維持しており、ドキドキものです。

No title

お早うございます。素晴らしい名古屋城からの風景を拝見させて頂き、朝から清々しい気分になっております。
アカハタもう堪りません。私は煮魚派らしく、直ぐ反りかえった切り身がお皿に乗ったの目に浮かびます。アナゴさんはお刺身派ですよね。歯応えがあり美味しかったでしょうね。
この貝は全く目にしたことがありません。でも取り出すのは多分私は気分良く出来そうです。

No title

相子さん、今晩は。
アカハタ、実は今夜、頭や中骨を粗煮にして食べました。大変美味しかったです。
煮魚もいいですね。
ハタ類の刺身は見た目がきれいです。白くて透きとおるようで。
かなりしっかりした身なので、薄造りにしようと思うと包丁の切れ味が試されますが。
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