2011/1/8 サワラ(今回は食べられるもの)、ホンビノスガイ、イタヤガイ

 6日の金曜日、岡山の友人が広島に来たので一年ぶりに夕食を。路面電車の「銀山町」電停近くに、カノーバ・カノーバというイタリアンレストランがあります。何度か妻と二人でランチをいただいたことがあるんですが、ディナーは初めて。
 4,500円のコースをお願いしました。
120106 カノーバ・カノーバ ディナー w
最初にスパークリング・ワインを一杯だけいただいて乾杯。ワインを白と赤を一本ずつあけて、最後にグラッパで締め。グラッパというのは、葡萄の搾りかすから作る蒸留酒だそうです。飲んだのは初めてですが、食後酒としていいもんですね。

 この友人のお宅は岡山ですが、茨城県の大洗にある研究所にお勤めしており、大洗と岡山を行ったりきたりしている人です。昨年3月の震災のときは大洗におり、被害をまともに受けて、しばらく岡山に避難していたとか。その後の復興の様子など、どうしても話題は震災と津波になりがちでした。今年はぜひ明るい方向を見出しましょうということで、広島駅前で10時前に別れました。


 さて、明けて昨日7日のお魚ツアー、いつものようにまず大手町おかず工房をのぞきましたが、あれれ?、なんにも無い。宝町のフジへ。まあそれなりに並んでいるものの、なんだか高めの値札です。普通のキツネガレイが499円とか・・・、ンー ちょっとね。(調べてみると、「キツネガレイ」は宗八のこと、との説明があるが、どうもちょっと違う気がする。)
 川口町リアルへ。刺身OKというサワラがあったので買いました。1kg弱で890円。ホンビノスガイのでかいのを2個、600gほどで584円。


 舟入市場も一応のぞきましたが、そのまま帰宅。こんなベランダで写真撮影。陽がさすと暖かです。 
IMG_8734 写真撮影の儀 W

 こんな連中です。
IMG_8727 サワラ、ホンビノスガイ W

 サワラの歯、「凶暴」というような言葉を連想します。
IMG_8737 サワラの歯 W


 昼食後サワラをさばいて、ほぼ下ごしらえの目途をつけてから、酒を買いに出かけました。宇品の酒商山田が市内幟町(のぼりちょう)に昨年末開いた支店に行ってみました。明るくて白を基調とした内装、とてもおしゃれな店です。店の前面がガラス張りで、中の様子がすっかり見えて、確かに女性でも入りやすい店です。
 昨年の酒購入記録を整理したら、東北地方重視で、九州がまったく手薄になっていることが明らかに。で、佐賀県の天山酒造、七田・純米無濾過、2520円を購入。


 それから、ふらふらと自転車で当てもなく走らせて、ほとんど土地勘の無い白島九軒町(ハクシマクケンチョウ)というあたりにやってきたら、でかいスーパーが。宝町のフジと同じ系列のVESTAという店です。お魚者としての、とりあえずどんなスーパーでも鮮魚売り場をチェックする習性を発揮して、入ってみました。こんなものが。
IMG_8742 イタラ貝 W
 「いたら貝」という表示ですが、聞いたことがありません。「イタヤ貝」では? とりあえず一パック買ってみました。

 帰宅後調べてみると、標準和名はイタヤ貝だが古い呼称としてイタラ貝があるとのこと。二枚の貝殻の色が違います。
IMG_8743 イタラ貝 W

色だけでなく、形も違います。
IMG_8744 イタラ貝 W


 貝が油断しているとすこーし隙間があるんですが・・・
IMG_8752 イタラ貝 W


警戒態勢になるとぴっちり閉じて、しかも二枚の貝の凹凸が互いにはまりあって、ちょっと貝むきナイフを突っ込む隙が無いという、すぐれた防御構造です。
IMG_8753 イタラ貝 W


開けてみるとこんな感じ。ホタテの小さいの、といっても見分けがつかないでしょう。
IMG_8756 イタラ貝 W


で、ここにお客さんがいらっしゃるのですが、お分かりですか?

 ここです。
IMG_8758 カクレガニ w



 カクレガニですね。大変元気で手足を振り回して全身で抗議を。ナニスンダヨ、テメー、イイキモチデネテイタノニ!
IMG_8761 カクレガニ W
すんませんねー・・・。

 かなり泥を持っていたので、刺身はあきらめて塩茹でに。ベビー・ホタテと同じです。
IMG_8765 イタヤガイ 塩茹で w



 サワラは普通の刺身と、焼き霜造りと。旨いです。
IMG_8768 サワラ 刺身 W



 ホンビノスガイは、前回と同じく、一旦殻からはずし、刻んで殻に戻し、焼きました。
IMG_8770 ホンビノスガイ 焼き W


 こんな形となりました。あまり付属品というものがありませんが、手前の皿は腹骨をかいたものを塩焼きに。
IMG_8775 晩酌の膳 W

 この七田という酒、75%精米、平成21年度醸造というものですが、とてもさわやかな感じがする良い酒です。



1/9追記

 リアルで購入したホンビノスガイ、昨晩も一個焼いて食べました。一昨日は開いて何も加えずそのまま焼いただけでしたが、昨晩はちょっと趣向を変えて味噌ダレとマヨダレを加えて焼いてみました。味噌ダレは味噌と酒と酒粕、マヨダレはマヨネーズに乾燥ニンニクチップ少々を加えて、いずれも貝から出たしょっぱい液体で溶いて。刻んだ貝の身をこのタレであえて貝殻に戻し、ガスレンジの魚焼きグリルで数分焼いたものです。IMG_8866 ホンビノスガイ 味噌、マヨ焼き W

 ちょっとタレの味が強すぎて、貝そのものの風味が負けているようです。ちょっとやりすぎですね




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何時もながら

美味しそうに処理されての夕餉 さわらのお刺身良いですね。それにしましても蟹ね~。昔こういうことを見た記憶がありますが、具体的に思い出せません。

No title

相子さん、こんにちは。
貝類を購入してこういったカニに遭遇するのは珍しくありません。
初めて見つけたときに、宮島水族館に電話して、これを飼育できないかたずねてみたのですが、生きている貝の中という環境でしか生きられないとのことでした。
カニのほうは貝殻に守られて安心な暮らしでしょうが、貝のほうはどうなんでしょうね。

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No title

こんばんは

コレがサワラですか!!
意外と細身の体型なんですね。

穏やかなお顔を想像してましたが
歯のスルドイこと!! ホントに凶暴そう。

味噌漬けは食べたことがありますが
あたり前のことながら、新鮮だと刺身で
食べられるんですね。
しっかりとした食感で美味しんでしょうね。

久々に室蘭に行って来ました。
相変わらずの強風でした(^_^;)
室蘭八幡宮にも参拝してきました。

No title

はるさんさん、今晩は。
室蘭大変だったみたいですネェ。
私は臆病なので、ああいう状態だとすぐ逃げ帰ってくるタイプですね。

サワラ、その呼び名の起源は、「狭腹」で、長さの割りに細身の魚だっていうことは昔の人も感じていたらしいですよ。サワラの若い魚を、こっちではサゴシって呼ぶんですが、それも「狭腰」で、同じくスマートな魚という意味です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AF%E3%83%A9
ご参考まで。

あけましておめでとうございます

サワラってこんなに細かったんですね!
切り身でこの皮の感じは知っていましたが・・・美味しそうですねぇ

ところで江刺地方の雑煮にしるこがセットなのは、私だってびっくりでしたよ
餅の中にあんこが入っているとか、みそが入っているなどは
聞いたこともありましたが
一緒にしるこを食べるなんて今でも不思議です
義母はしるこはご飯茶碗に、雑煮は秀衡塗の汁碗に盛り付けます
このご飯茶碗が古い焼き物(価値があるの意味ではなく)
民藝の世界で言う、庶民の使っていた
時代がかった物に入れられるとき
私は嬉しくなってしまいます
岩手の雑煮最高!!です。「美しくて」「美味しい」

我が家は魚嫌いではありません
結構食べる方ですが、この頃近所にはスーパーしかなく
一般的な魚は売っているが、珍しい魚を見る機会がないからなのか
魚に目がいかない
アナゴさんのブログを拝見するうちに
魚にもうちょっと目をやってみようかと思えてきました

人間気が付かないと足元のタンポポすら咲いていても見えないもの
心開かなければいかんね

No title

 サワラ!!
釣った事も食べた事もありません(T_T)
ハマチなどと一緒に回遊してるみたいですが・・・
美味しいらしいですねぇ(^~^)

カクレガニは貝に食べられてるんじゃなくて
そこで生活してるんですか?(゜o゜)

あの・・・
今更ですがリンクお願いします\(^o^)/

No title

バロンさん、今晩は。
「秀衡塗り」! そうですネェ・・・、それを全国区にPRすることこそ私、アナゴができるふるさとへの貢献でしたね。

(すみません、以下PR)
奥州藤原氏の三代目として栄華を誇り、昨年世界遺産に指定された平泉の繁栄を築いた藤原秀衡、その名前にちなんだ漆器が「秀衡塗り」ですね。
金箔による幾何学的な模様によるその特徴あるデザインは、古風であるとともに現代的で、お椀、菓子器、お盆、など日常の、また晴れの席で用いられる器に華麗、かつ静謐な雰囲気を与えます。ぜひご愛用のほどを。
(PR終わり)

岩手県は漆(塗料としてのウルシ)の産地としても有数だったんですが、やっぱりウルシ採取後継者がいなくなる、などで苦境に立っているようです。

どうも故郷の美しさに鈍感になっているようなので、バロンさん、またいろいろ刺激を与えてください。

No title

カミカミ王子様、今晩は。
サワラは普通には釣れないんですかネェ?
わたしは釣りにはまったく無知なのでよくわかりませんが、でもサワラは5~6年魚になると1m近くなるようですから、けっこうファイティングの好敵手では?
鮮魚店でそういうでかいサワラを見ることが年にいっぺんぐらいあるんですが、ウン万円します。

王子様にリンクしていただいて光栄です。よろしくお願いします。

No title

イタヤ貝の殻付は初めて見ました。

中国産の冷凍で貝柱だけになったのは
取り扱っているのですが、
姿のままでは流通していないですね。
広島産とはビックリしました!ありがとうございます。

サワラ

 こんにちは。

 サワラがこの季節に手に入るのはさすがに、
西日本ですね。こちらでは、初夏から秋までです。
それもこのところ大発生している黄海辺りの群が
日本海を北上し、津軽海峡から南下してやってくる
ようです。

 たまに沖でジギングをしているとかかりますが、
鯛を釣ったように大喜びです。震災から1年が
過ぎましたら、釣りを開始しようかと思っています。

 今年もよろしくお願い致します。

No title

ちゅんごさん、おはようございます。
ちゅんごさんはひょっとしてお魚関係のお仕事なのですか?

イタヤ貝は、ボッチチェリの名画「ヴィーナスの誕生」で、ヴィーナスの足元に描かれている貝だそうですね。ウーム、幸せなヤツめ・・・

http://art.pro.tok2.com/B/Botticelli/Venus.htm

No title

サエモンさん、おはようございます。
こちらでは一年中ありますが、今からの「寒サワラ」が旨いということになっているようです。
日本海を北上して津軽海峡を通ってきたのが南下してくる、北前舟と同じですね。

No title

こんにちは!

カニのくだりと、前回のお風呂につかる酒瓶たちには笑わされました。

それにしてもアナゴさんのブログは本文もそうですけど、コメント欄も濃くてすごいですね!トリビアとかとてもおもしろいです。

No title

ブッチさん、今晩は!
コメント欄をほめてくださってありがとうございます。
何しろコメントを下さる方々が皆さんご覧の通り多士済々なので、油断がなりません。感謝しなければなりませんね。

酒瓶を風呂に入れると面白いですよ。
瓶自体の重量、瓶の中に入ったお湯の量、それに瓶の形によって決まる浮力、等等が影響して、とても不思議なゆれ方をするんです。
それぞれ、何か自分の意思を持ったオッサンが風呂にはいって、あーでもない、こーでもない・・・ というような。
そのうちラベルがはがれてきます。
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