本を売る (太田和彦さん、さようなら)

 本を売ってきました。
 ひとつには、限られた書棚のスペースからあふれたものを処分せざるを得ないという実際的な理由からですが、もうひとつ切実な理由がありました。
 6/22に書きましたが、どうも酒に弱くなってしまい、酔った後の自分の行動に自信が持てません。私はごく若い頃から、酒を飲んだあと記憶が飛んでいるということはごく普通にありまして、それでも後日確かめると「別におかしなことはなかった。しっかりしていたよ。」ということがほとんどで、記憶はなくすけれども俺は酒の上で間違いをおこすことはない、とひそかに自負してきました。ところがこの数年でしょうか、どうもそうとばかりは言えないようなのです。
 そしてこの半年ばかりの間に数回、ふと気がつくと午前2時で、なぜここにいるの?(といっても歩いて帰れる距離ですが)、といったケースを経験しています。なぜか不思議な買い物をしている、とか、転んだらしく額に擦り傷がある、とか、どうもよく分かりません。
 もはや私には、一人でゆっくり居酒屋を楽しむ、という能力は失われた模様です。まったく口惜しいことですが、年のせいだと思えば受け入れざるを得ません。若い頃俺は×××だったんだぞ!・・・というスポーツ選手でも、五十過ぎれば駅の階段さえ息を切らす、ということは珍しくありません。それを思えば酒を処理する身体能力だって衰えて当然ですよね。
 と自分を何とか納得させて、無駄な抵抗はやめようと思いました。スポーツの再挑戦とは異なって、酒の場合はきわめて危険なことになりかねませんからね。というわけで、これまで私の読書生活の一大ジャンルであった、酒や居酒屋にまつわる読み物コレクションを放棄することにしました。
 まずはこの分野の大御所(?)である太田和彦氏の名著の数々をきれいさっぱり。
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 それから学問的な大家、坂口謹一郎先生のその名も「酒学集成」全五巻もばっさり。
090802 本を売る4 10

 この20年ばかりの間にぽちぽちと集めた諸々です。
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 某古本屋でこの吉行淳之介編集の「酔っぱらい読本」7巻そろいを、一冊わずか200円~400円という値段で見つけたときのうれしさはまだ記憶に鮮明です。でもこれもさよなら。
090802 本を売る6 10

 そのほかいろいろ取り混ぜて、書棚にあった酒関係の本合計96冊、それに若干の雑誌も合わせて、自転車の前と後ろにくくりつけてヨロヨロと危なっかしく広島の街に乗り出し、いつも本を引き取ってもらっているアカデミー古書店(紙屋町店)へ。一部の雑誌やカバーの失われた本は対象外ということで、結局3500円という評価でした。まぁそんなところでしょうか。

 さあ、気持ちを入れ替えて、英語のお勉強に邁進しましょう。

 今週の魚:マナガツオ。でもこれは一尾丸々買うと3千円近く~5千円!もするので手が出せず、焼き魚用の切り身で800円ぐらいのを求め、これを無理やり刺身にしました。
090801 マナガツオ刺身 10
 大変けっこうです。
 また、クロガレイ。このあたりでは煮魚しか考えられない魚でしょうが、しばらく前に暮らした北海道(室蘭)では十分刺身になるものが普通のマーケットの店頭にもならびます。と思って買ってみたのですがやはりまったく違いまして、刺身は難しそう。そういう場合の奥の手として「昆布締め」があります。安い昆布で十分。一晩締めると大変けっこうな一皿となります。
090802 クロガレイ昆布締め 10
 なお酒は本州一(広島市安芸区船越町)吟醸。あまりよく見ないで買ってきたら醸造用アルコール添加でした。まあ、たまにはいいか。
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