2011/2/12 京都でゴッコ

110210 博物館紅梅1 W
紅梅です。

そして白梅も。
110210 博物館白梅2  W

 10日の木曜日、京都の国立博物館に行ってきました。梅は博物館の庭の梅です。
110210 博物館2  W

 見に行ったのは上野コレクション(というのが何か、よく知りませんが)を中心とした、「筆墨精神」と題する中国の書の展示です。
110211 筆墨精神 W
 王義之「蘭亭序」、欧陽詢「九成宮醴泉銘」、とか、ウン十年前に高校の書道の授業で臨書させられた名品を見るため、仕事をサボって、年次有給休暇をとって、新幹線の往復費用20,560円をかけていってきました。

 1500年ばかり前のこういったものが、本家の中国では戦乱の中で失われていったのに、日本ではお公家さま、お寺さま、お殿さま、の手により受け継がれてきたというのは奇跡的なこと。しかも世が世なら、平民の私ごときが目にすることなど絶対にありえないことだったでしょう。それが20,560円と入場料1,200円で見られるとは、奇跡もお安くなったものです。

 実際に見てみると、書というのはかなり体育会系の行為だな、というのが強く残った印象です。草書の掛け軸なんて何が書いてあるか判らないし、今までは敬遠してきたのですが、字画の流れを視線でゆっくり追跡していくと、筆の動き、書いた人の腕の動き、さらには体全体もこんな風に躍動しながら書いていったんだろうな・・・、と追体験しているような気持ちになるのです。

 クラシック音楽のレコードを聴いていて、いいところにさしかかると思わず指揮者のまねをして棒を振りたくなる感じ、あれですね。

 女子体操競技の床運動で、リボンを使う場合がありますよね。あのリボンの軌跡を空中に固定できたらどうなるでしょうか。選手の演技がおわり、大会が終わったあともその空中の軌跡は「作品」となって残り、それを鑑賞することができるでしょう。何百年もたって選手については歴史の塵の中に忘れ去られても、その「作品」は後世の人に「名品」として讃えられるでしょう。

 スキー大回転は時間を競う競技ですが、時間ではなく新雪に残したシュプールの美しさを鑑賞する、とか、イチロー選手のライトからのレーザービーム返球の美しさをめでる、とか、それに似たような態度。

 書を鑑賞するっていうのはそういうことなのかな・・・と感じました。鍛えられた心と体が成し遂げたものを見て、可能なら追体験する喜び。
 近年、書道甲子園とかパフォーマンスアートとしての書道などが盛んなようですが、意外に書道の本質をついているのかもしれません。


 とかなんとか、3時間ばかり名品に圧倒されて博物館を出ました。レンタル自転車で北野天満宮へ。京都市街を南東から北西へと対角線状に横断するかたちになります。自転車で京都市街を走ったのは初めてですが、京都特有の細い路地を気ままにたどってみるのは大変興味深い体験です。

 我が家の受験生にご加護あらんことを天神様にお願いしました。
110210 北野天満宮1  W

 親父としてはこっちの方もご加護あらんことを・・・。
110210 北野天満宮2  W

 さすが天神様のご本家、梅がたくさんあります。二分咲き、三分咲きといったところでしょうか。
110210 北野天満宮3  W


 で?
 お魚の話は?

 それなんですよ。京都駅ビルの伊勢丹デパート、地下の魚売り場を見に行ったわけです、あまり期待もせずに。ところがなんと北海道から来たというゴッコが4尾。ゴッコは「ホテイウオ」というんだそうですが、これまで北海道以外で見たことがありません。(ボウズコンニャクさんの市場魚貝類図鑑には「関東では比較的よく見かける」とあります。)

 聞いてみたら、毎日4尾づつ入荷し、ほぼ完売するとのことでした。ちょっと買って帰るわけにも行かず写真を撮らせてもらおうと思ったら、せっかく快諾いただいたのに、なぜかこのときだけカメラが作動せず。写真はありません。痛恨・・・(涙)


 さて、本日12日ですが、朝から降りしきる雪。お魚ツアーに出られません。
110212 朝の雪 W



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No title

 アナゴさん こんばんは

寿都(すっつ)あたりでは、“ゴッコの干物”があるそうです。なかなか
想像するのが難しいのですが、ぜひ手に入れたいものだと思っています。

“書”への探求、素晴らしいですね。
『海を渡った中国の書-エリオット・コレクションと宗元の名蹟』という本が
我が家にあります。
娘が書のコンクールに入選したときのご褒美に戴いたものですが、宝の
持ち腐れの感が…



No title

はるさんさん、おはようございます。
ゴッコの干物、ですか・・・、あのブヨブヨというか、グニャグニャというか、あれが干物になったらどうなるんでしょうねえ。まことに世の中にはいろんなものがあるんですなあ。

そうですか、娘さんが書をなさる。いいですね。

私は息子が小学校のときは年に一回お正月に書初めをしましたが、いまは西条の酒祭りで、「酔書」をやるぐらいです。
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