メイタガレイの刺身と The Case for Working With Your Hands

 この週末(6/5~7)、広島は300年以上の歴史のある「稲荷さん」(とうかさん、と読みます)というお祭りです。町なかの円隆寺というお寺の中にある稲荷大明神の祭礼で、たくさんの屋台が出てけっこうな賑わいです。この数年、キャンペーン「ゆかたで来んさい」が浸透し、女性のゆかた姿が町にあふれます。息子が小さいときは毎年手を引いてこのお祭りに出てきましたが、高校生となった今ではもはやまったく付き合ってくれません。

 というわけで、昨日私に付き合ってくれたのは、近所の朝市で買った980円のメイタガレイです。32cm、570g。
090606 メイタガレイ 10%

 こんな顔をしています。目と目の間に突起物があり、それに触ると痛いから「目痛(メイタ)ガレイ」・・・本当でしょうか?
090606 メイタガレイの顔 10%

 店頭で見たときは「刺身用980円」という値段をちょっと高いなと感じましたが、実際にさばいてみるとけっこう肉厚で身も充実しており、内出血などのない真っ白い美しいサクが4枚とれました。刺身に引いてみると、まだかなり「活き」ている状態に近いことが分かりました。この状態でもおいしくいただきましたが、一晩置いた今日が最高かもしれません。
090606 メイタガレイ刺身 10
 またこの個体はオレンジ色の美しい肝を持っており、皮の湯引きとともにポン酢であえたのが下の写真です。980円は決して高くない買い物でした。
090606 メイタガレイ 皮湯引き+肝 10

 今週の酒は山口県の「かねなか」純米、宇品の山田(酒商山田)で買ったものです。
090605 かねなか 15

 ところで、英語はいったいどうなったのでしょうか? 先週受験してちょっと安心しており、特に勉強は無し。
 New York Timesのホームページで、The Case for Working With Your Hands (May 24 2009, by MATTHEW B. CRAWFORD) という記事を読みました。いわゆる知識労働者(≒ホワイトカラー)の仕事における、空疎な、架空の、fictional な側面に言及したもので、確かにそういうことってあるよな、と思いました。この筆者は、シカゴ大学で政治学の博士号をとった人で、シンクタンクなどに勤務もしましたが、結局昔からの趣味だったクラシックオートバイのメカニックとして生きるという道を選んだ人のようです。シンクタンクでは最初に結論ありき(クライアントの意向に沿った)で、それに合うような理屈付け、データ収集がなされる、というようなはなしはいかにもありそう。それに比べて、オートバイという具体的な物に関わる仕事、特にビンテージオートバイの場合は顧客もどこそこのだれそれ、と極めてはっきりした個人で、雲をつかむような「消費者」、とか「マーケット」などではない。そういった手ごたえのはっきりした仕事における職業意識、また責任感は、いわゆる知識労働におけるそれとはまったく違ったものである、という指摘、たとえば今の金融危機をもたらした人々もどれだけ当事者意識があるのか、など、考えさせられることの多い一文でした。
 なんだか前々から思っていたことを、別の人がすっきり言ってくれたような感じです。
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