2013/6/2 イシダイ

 私は誰でしょう?
IMG_6243 イシダイの顔 W

 出っ歯ですが何か?
IMG_6250 イシダイの横顔 W


 イシダイです。
IMG_6241 イシダイ W
成魚になってしま模様が薄れ、口先が黒くなったいわゆるクチグロです。これまでにもイシダイを買ったことはありますが、しま模様のはっきりしている「三番叟」と呼ばれる若いものばかりでした。今回のは39㎝、ちょうど1.5㎏。おかず工房で1800円でした。



 昨日から6月。平年より9日も早く、27日に梅雨入りが宣言されてから律儀に雨が降り始めた広島ですが、昨日は穏やかな朝、いつも通りおかず工房から始めたお魚ツアーです。9:00の開店を待ってなだれ込んだ鮮魚売り場、立派なサバが850円、大きなカマス300円、これまた大きなマルアジは230円、一尾60円のキス、など色々です。その中に1800円のイシダイが三尾、とっさに一番大きいのを選んでトレーに取り、購入の意思を宣明、完全に予算オーバーなのですが。
 そのあと一応、フジ、リアル、舟入市場、といつものコースを巡りましたが、もう大物をゲットしてあるのであまり買うつもりはなく見て回るだけ。どこでもカツオが1000円前後で並んでいました。11時過ぎ帰宅。


 これが出っ歯の構造。白い粒々に見える非常に硬い粒子と、それを結合している強靭なマトリックス、いわゆる複合材料の構造になっているわけですね。これで、貝や甲殻類などバリバリ噛み砕いて食べるらしいです。
IMG_6253 イシダイの歯 w

 体表のヌルヌルが強い魚で、ウロコを一生懸命落としましたが完全にはとれません。このヌルヌルが残ると臭くなるということなので、通常のウロコ落としのほかに出刃の刃先でこすったり、金タワシでこすって見たりしました。

 いつも感じることなんですが、店頭で見るのと、自宅の台所で見るのと、大きさの感じがかなり違います。実際に扱ってみるとかなり大きく、しかもヌルついているので滑りそうで危険を感じつつ、なんとかさばいてこうなりました。
IMG_6260 イシダイ サク W
この状態で量ったら、約500g。まあ、360円/100gということですね。


 いい刺身になりました。血合いが淡いピンク色で、チヌやマダイとは少し違います。
IMG_6262 イシダイ刺身 W

 ひたきさんのまねをしてアップの写真に挑戦・・・
IMG_6268 イシダイ刺身 W
が、まったく及ばないことを再確認。


 付属品一式です。包丁にのっかっているのは腸、しっかりしてるので回収。卵巣が150gあります。粕漬けに。
IMG_6258 付属品一式 W

 湯がいても皮は強靭で、噛みごたえがありました。右は腸です。特に味というほどの味はありません。
IMG_6277 イシダイ 皮、腸 W


 カマと腹骨をすいたハラスの部分を塩焼きに。脂がしたたってジリジリ言います。
IMG_6274 イシダイ カマ焼き W


 少しさみしいので、隠匿物資を放出、先週のキスの中骨乾燥品と、数週間前の卵巣(何の?)粕漬け。
IMG_6279 キス中骨、カサゴ?卵巣粕漬け W


 こうなりました。
IMG_6284 晩酌の膳 W

 酒は島根県安来市の吉田酒造、月山、純米無濾過生原酒、大和屋で一升2625円。加水していない原酒でアルコールが18%あります。二合ですっかり酩酊。





 某日、大阪市立美術館で開催中の「ボストン美術館 日本美術の至宝」という展覧会を見に行きました。これまでに東京、名古屋、福岡と巡回してきて、大阪が最後のようです。
DSCF2229 大阪市立美術館 MFA展 W


 いつもコメントをいただくヒトリシズカさんによれば、東京開催の時(昨年の春)には長蛇の列で、入場までにかなり待ち時間があったとか。でもこの日は特に並んでいる人もなく、すぐ入れました。
DSCF2230 MFA展

 明治の初めの廃仏毀釈の機運や、公家・大名といったそれまでのパトロン階級の衰亡により、多くの仏教美術を始め日本の古美術が散逸したようですが、ある程度こういった欧米美術館のコレクションとなって亡失を免れたのは、幸運と言えるでしょう。
 こういう大規模な展覧会は、企画から実現まで10年かかるそうです。

 グッズを買ってきました。「mfa」というのは「Musium of Fine Art」の略ですね。
IMG_6286 MFA展グッズ W

 最近新聞紙上にこの美術展の広告をしばしば見ます。ということは、あんまり入場者数が伸びていないということなのかもしれませんね。大阪の皆さん、あと半月しかありません。この機会を是非お見逃しなく!!!
 


 大阪市立美術館の正面広場から東(たぶん)を見ますとこういう景色です。
DSCF2232 通天閣 W

 私は大阪の地理はまったくだめで、それこそ西も東もわかりません。この通天閣という有名なタワーもどこにあるのか、なぜここに見えるのか、皆目見当が付きませんでしたが、とりあえず写真を撮ってきました。

DSCF2231 通天閣 W

逆に西を振り返ると、「あべのはるかす」というらしい高層ビルが建設中でした。1年後の開業時には日本一の高さのビルとなるそうです。こちらは写真なし。




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2012/12/16 イシダイ、アイナメ、スルメイカ

 一昨日の金曜日、職場の仲間で忘年会をしました。西条の蔵元、山陽鶴酒造直営の「倉廩(そうりん)」という店です。トラフグの刺身も出てきました。フグ刺しを食べたのは何年ぶりでしょう。記憶にあるのは室蘭転勤前の送別会、2004年3月末ですから8年ぶりですか。

 忘年会で「カウントダウン」というゲームをしました。ご存知ですか? ある種の心理ゲームですね。一等賞の賞品は商品券ウン千円、私は最下位で500円のQUOカード。



 そのQUOカードを財布に忍ばせて出かけた昨日のお魚ツアー、いつものように大手町おかず工房から。イシダイがあります。イシダイやイシガキダイなどの磯魚は大量に上がる魚ではないので、店頭に出ても一尾か二尾ということが多いんですが、昨日は八尾、大きさも素人板前ごっこに適当な中型。お値段も一尾480円という射程距離内だったので買いました。27.5㎝、505g。
 珍しくアイナメがありました。広島では高価な魚で、たいして大きくもないのに7~800円することもあり、なかなか買えません。昨日は意外にも380円という値札、一尾ゲット。28㎝、328g。

 久しぶりで白島VESTAに行こうと思って北へ。途上、先週浜田港からの魚介露店市をやっていた場所を通過しましたが、今週は何もないようです。VESTAでスルメイカ180円を1杯買い、太田川沿いに南下、舟入市場を経由して帰宅。




 こんな連中です。

IMG_3357 イシダイ、アイナメ、スルメイカ W


 イシダイはまだ死後硬直の始まっていない「ブラ」の状態。こういう磯魚が死後硬直に入ると、本当に硬く締まってくるときがあります。
IMG_3361 イシダイ サク W


 付属品一式です。左側の長いのは腸です。
IMG_3362 イシダイの付属品一式 W


 これまで魚の胃袋は各種試してきてだいたい感覚は分かってきましたが、腸は手を出したことがありません。ほとんどの場合、腸はグズグズになりかけで、食べようという気にならないんですが、このイシダイの腸は大変しっかりしています。湯がくとこうなりました。
IMG_3366 イシダイの腸 W


 アイナメです。この個体は抱卵したメスで、おなかを推すと多量の卵がホロホロとあふれてきました。
IMG_3363 アイナメ サク W
北海道ではアイナメ(アブラコと呼ばれていますね。)はもっと身近な魚で、時期にもよりますが、でかいのをお安く手に入れられます。繁殖の時期になると婚姻色というんでしょうか、頭部だけギョッとするようなオレンジ色に染まった個体を見ることもあります。(⇒ ご参考「魚屋三代目日記」)


 こんな刺身に。上がアイナメ、下がイシダイです。
IMG_3365 アイナメ、イシダイ 刺身 W


 一方、付属品の面々。
IMG_3368 付属品一式 W
手前がイシダイの胃袋、腸、肝で、左はアイナメの子付け(刺身の切れ端に醤油漬けの卵を乗っけたもの)、右はアイナメの皮湯引きです。


 たまには付属品関係をアップで。アイナメの卵。
IMG_3374 アイナメの卵 W

 皮も。
IMG_3375 アイナメの皮 W


 さて、これは何でしょうか?
IMG_3376 スズキの卵 粕漬け W
先週の獲物、スズキの卵巣みそ漬け・途中で変更・粕漬けです。用いた酒粕は広島県呉市の富久長、純米吟醸の粕です。(粕自慢!

 これをジンワリと焼くとこうなります。
IMG_3377 スズキの卵 焼き W
・・・ンーマイです。

 で、こうなりました。
IMG_3382 晩酌の膳 W
 酒は山形県天童市の出羽桜・一耕、特別純米、近所のスーパーで一升2520円。山形の酒はだいたいハズレがない、というのが私の印象です。


 えっ! イカはどうしたか? すみません、手が回りませんでした。まだ冷蔵庫で寝てます。




 おかず工房から数ブロック北上した大きな交差点です。
IMG_3346 白神社交差点から北へ W
 中央に神社が見えますが、白神社(しらかみしゃ)という神社ですので、この交差点は「白神社前」と呼ばれているようです。
 写真の奥の方に続く道は広島城へ、この交差点を左に行けば平和公園。

 白神社の隣は全日空ホテルですが、その前に少し木立が見えています。戦国時代末期、福島正則が広島城を築いた当時は、あの辺りが海岸線だったそうです。その後四百年、太田川デルタは拡がり続け、今の海岸線はここから4㎞ぐらい南です。
IMG_3345 白神社交差点ANAホテル W


 で、ANAホテルの前が平和大通りなんですが、街灯に駅伝のバナーが下がっているのがお分かりでしょうか。あと一か月もすると、毎年恒例の全国都道府県対抗男子駅伝がまた開かれます。五月のフラワーフェスティバル、十月の西条酒まつりと並んで、人ごみ大好きの私が張り切る三大イベントの一つ、鋭意ご報告いたしますのでご期待ください。
IMG_3344 駅伝バナー W


 交差点にはハボタン。お正月が近いことを告げています。
IMG_3350 ハボタン W






 ところで、最初にご紹介したお店の名前、「倉廩」ですが、これはもちろん

 「倉廩満つれば礼節を知り、衣食足りて栄辱を知る」  (管子 「牧民」

から出ており、蔵・倉庫、という意味です。倉庫にいっぱい食べ物があれば人間は礼節をわきまえるものだ、という意味ですが、この古典の故郷である中国について最近いろいろ報道されることを読んだり聞いたりしていると、本当にそうなのか? と疑念を抱くことしきりです。
 出世してお金持ちになった富裕層がさらに富を求めて不正に手を染めたり、スイスの銀行にひそかに巨額の預金を隠し持っていたり、どこまでやれば礼節を知るのでしょうか。残念ながら私の知人、友人、親戚、スイスの銀行と関係なさそうな連中ばっかりなので、富裕な方々の気持ちが今一つ実感として理解できません。


 ・・・アッ!! そうか、わかったぞ!  イシダイとアイナメを買った上に、食べきれないのにイカを買ってしまうような、そんな歯止めを失った哀れな連中なんだ!





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