2017/4/3 カジキ、アカガイ、ハタハタ

 4月最初の土日、桜が見ごろかとあてにしていましたが、寒空にすこし開花しただけ。
IMG_8079 櫻に原爆ドーム(600x537)


 その桜の枝にヒヨドリが来て蜜を吸います。
IMG_8121 ヒヨドリ(600x420)

IMG_8129 櫻にヒヨドリ(600x482)

 それでも花見を決行しようとする方々もいます。
IMG_8070 お花見決行(600x396)


 さてその桜を横目にまわってきた鮮魚店巡り、段原は比治山トンネル東のマックスバリュへ。この日もでかいボラが。先週私が買ったのよりさらに一段とでかいのですが、値段は同じ780円。しまったぁ・・・今週買えばよかった・・・、と思ったものの二週続けてボラというのもなんだかアレなのでパス。ハタハタを買いました。塩焼き用と書いてあります。あまり大きくなく10尾で372g、198円。

 南下して御幸橋たもとのゆめタウン。この日も5千円以上のマナガツオがありました。拝むだけ。丸物を並べてある売り場からちょっと離れたところで、気仙沼から持ってきた生のカジキ、というのを売っていました。私は2011年の震災の後、勤務先の若者10人とともに気仙沼にお邪魔し、ガレキ除去などのボランティア活動をさせてもらったご縁で、「気仙沼ファンクラブ」というのに入会しました。気仙沼、という文字に敏感に反応するようになっているのです。
 バタ焼き用の切り身、シャブシャブ用の薄切り、などにまじって、少しごろんとしたブロックがありました。「トロ」という表示がありました。トロなら刺身にしてやらにゃかわいそう、ということで買ってみました。安くありません。598円/100g、173gありました。

 御幸橋を渡って千田町へ。Arukは迂回して川口町リアルへ。なんだか久しぶりです。アカガイを買いました。8個で699g、税込み430円でした。
 舟入市場によって菜の花を買って帰宅。

 カジキです。
IMG_8057 メカジキ(600x401)

 メカジキ、通称「メカ」というんだそうです。我々技術系の人間がメカというと、メカニック、すなわち機械工学とか機械の専門家、とかいう意味で使う場合が多いでしょう。
IMG_8060 メカジキ(600x430)

 しかもこれは「トロ」ですから、メカのトロ、そうです「メカトロ」なんですねぇ。
      Mechatronicsの刺身! 画期的です。

 どうすか!
IMG_8061 メカジキ刺身(600x501)
 ちょっと水っぽいかな? そういえば富山ではカジキの昆布締めは「サス昆布締め」としてポピュラーですが、やっぱりしめた方が良いかな?

 アカガイ刺身、これで4個分。
IMG_8063 アカガイ刺身(600x521)
 原価215円は安いと思う。

 ハタハタ塩焼き。
IMG_8065 ハタハタ塩焼き(600x438)
 残り7尾は腹を出して一夜干しに。

 こうなりました。
IMG_8066 晩酌の膳(600x501)
 酒は広島県山県郡北広島町の小野酒造、老亀(おいかめ)、特別純米酒。某スーパーで税込2970円。

 写真左端の白い芋虫のようなもの、あれはタイの白子の塩焼きです。今の季節だけですね。
IMG_8067 タイ白子(400x320)

 少し残ったメカトロ、昆布締めにしてみました。一晩おいてこんな感じ。
IMG_8160 メカジキ昆布締め(500x412)
 なかなかよろしいです。


 昆布締めに関する話題をもう一つ。

 鉄腕DASHというTV番組をご存知でしょうか? ちょうど一年前に二神島に行ったおり、お会いしたお嬢さんに二神島からDASH島(由利島)が見える、ということを教わったことがありました。あの番組なんですが、ちょっと前にその番組の企画をやっている会社から、2013年にアップした弊記事の写真を使いたい、という連絡がありました。OKしたところ、こんなふうに使われていました。
IMG_8157 鉄腕ダッシュに写真(600x448)
わずか3秒ぐらいですが、上の画面の左側、タラの昆布締がそれ。2013/10/20の記事に乗せた下の写真です。
IMG_8274 タラの昆布締め 131020 (563x429)
 ウーム、ああいう番組ってこうやってつくられるのか。



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2016/8/21 シイラ

 オリンピック、銅メダルでも驚喜する人、銀メダルでも泣き崩れる人、様々な人間模様もうかがえる今回のオリンピックです。金メダルの人も予選落ちの人も、みんな胸を張って帰っておいで、と言いたい。


 さて昨日の土曜日も市内鮮魚店巡りに出かけました。宝町フジ、千田町Aruk、川口町リアル、と通例のコースを回りましたが、あまりピンとくるものがありません。どこの店でもはしりのサンマが出てきていますが、まだまだ高価。どうしたものかと思案しつつ舟入市場へ。
 ここは毎回立ち寄りますがほとんど見るだけで、あまり買ったことがありません。品物は良さそうなんですが、その分お値段も高めのように感じるのと、魚に細かく砕いた氷をかぶせてあるので、どんな魚かじっくり見られない、というのが難点です。あの氷をどけて魚を引っ張り出したあと、やっぱり買わない、っていうのはなかなか言えそうにありません。
 で昨日もあまり期待しないで立ち寄ったんですが、結果的にはそこで買うことになりました。買ったのはシイラです。広島では一般に「マンサク」と呼ばれています。ボラと並んで安い魚の双璧、昨日私が買ったのは50㎝、1124gで税込580円。

 こんなおっさんです。
IMG_5649 シイラ(640x416)
シイラってもっともっと大きくなる魚で、この程度はまだ小物ですが、私のような素人包丁人にはこの程度が良いサイズ、本当に大きいのは手に負えなくなりますからね。

 シイラの骨は比較的軟らかく、さばくのは楽です。ただ身もやわらかめで乱暴に扱うと身割れしそうです。
IMG_5650 シイラ サク(640x498)
尻尾側1/3ほどは皮を引かず焼き物用にとり置きました。

 刺身に。
IMG_5651 シイラ刺身(635x640)
割とさっぱりしたシイラです。

 付属品は胃袋と未成熟の白子。左は腹骨を搔いた部分の塩焼き。
IMG_5652 付属品(640x538)

 野菜串焼き。シシトウが成熟してきて、やっぱり種を取ってから焼いた方が良いかも。
IMG_5653 野菜串焼き(614x640)


 本日の酒は、石川県白山市の車多酒造、天狗舞です。純米酒の一升瓶が胡町大和屋で税込2376円。
IMG_5655 天狗舞(640x577)
 手前の小皿、ネギの上に乗っかているのは、シイラの心臓塩焼きです。

 北日本は台風で荒れ模様のようですが、広島は雨も少なく、まだ暑い日が続きそうです。


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2015/11/8 コブダイ

 先週ご覧に入れたナンキンハゼの紅葉、日増しに色濃くなっています。(場所にもよりますが。)
IMG_0412 ナンキンハゼ紅葉(640x427)

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 赤一色も華やかですが、日々変わっていく色のグラディエーションに魅かれます。
IMG_0391 ナンキンハゼ紅葉のグラディエーション(640x526)
この場所は、横川から天満川を南にわたる横川橋のあたりです。川向うに見えているのは基町の県営アパート。写真右手に横川橋があり、そこを南にわたるとお寺の多いその名も「寺町」です。なかなか行かないところです。


 さて昨日も横川の河野鮮魚店へ。今回は九時過ぎに着きました。もう開店しています。今週もオオモンハタ(ホウセキハタ?)が数尾並んでいます。ここ数年幼魚の放流を続けていた効果が表れて、上がる数が増えてきた、とのお話、キジハタの放流は聞いていましたが、これもやっているんですね。
 なんか変わったものは・・・、と見ていくと、コブダイがありました。ちょっとブダイとか、イラと混同し、これは刺身にはならんのじゃないか、という気がして食べ方を尋ねてみると、刺身にもイケるとのこと。「コブダイって安い魚でねェ・・・。」という奥さんの言葉にひかれて重さを量ってもらいました。100g180円で1㎏ほど、1800円はちょっとお財布がしかめ面をしましたが、思い切って買いました。

 魚の処理はどうします?、と聞かれたので、そのまま持って行きますと答えたところ、「魚をさばくのがご趣味でも?」と一発で当てられてしまいました。ありがたいことに、処理の手間を省いたということで一割引いて下さいました。こういう所がスーパーと違って本当に個人商店という感じがします。

 そこからゆっくりと南下し、ナンキンハゼの写真を撮り、さらに下って平和公園までやってきました。ここも紅葉しています。
IMG_0420 川面に鵜が(640x628)
写真の下部、川面に鵜がいるのにお気づきでしょうか。今ちょうど川にハゼが上がってくる時期らしく、水中はにぎわっているようです。

 穏やかな朝の平和公園。
IMG_0438 平和公園の秋(640x427)

 修学旅行生でしょうか、ガイドさんの解説に聞き入っていました。
IMG_0460 修学旅行か(640x447)

 このところ広島にも外国からのお客さんが目に見えて増え、昨日もたくさんおいででした。折鶴の碑の前です。
IMG_0464 折鶴の碑(640x477)



 さてこれがゲットしたコブダイ、38㎝、1073g。税込みで1880円。
IMG_0470 ブダイ(640x461)
コブダイは若いときは皆メスで、群れの中の一番大きいのだけがオスになるんだそうです。オスになるとひたいのコブがとんでもなく大きく発達するようですが、これはまだあまり目立つようなコブではありません。分類上はベラの仲間だそうです。

こんな顔です。
IMG_0472 ブダイの顔(640x481)
口うるさい近所のオジサン。まだメスだからオバサンか。

 大変ヌルヌルする魚で鱗が大きく、鱗とりでガシガシこするとその辺一帯に鱗が飛び散ります。なんとかさばきました。
IMG_0475 ブダイ、サク(640x411)
刺身は霜皮造りも美味い、とネットの情報にあったので、半身は皮付きのままとしました。

 付属品関係です。左の長いのは腸、右が肝と未発達の卵巣。
IMG_0473 ブダイ付属品(640x427)
不思議なことに、胃袋らしいものが見当たりません。

 午後は大和屋へ酒を調達に。長野県佐久市の伴野酒造、澤の花、純吟。一升3088円。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて夕暮れとなり、空想の居酒屋へと出かけてみました。

アナゴ:今晩は。
オヤジ:あいよ。
アナゴ:この間のハタ、旨かったよ。
オヤジ:ウン、今日はねコブダイがあるんだ。
     コブダイ尽くしのコースで5000円でどうだい?
アナゴ:コブダイ? あの頭デッカチの変なヤツ?
     アレ、美味いのかい?
オヤジ:まあ食って見ぃ。


オヤジ:まず前菜盛り合わせ。
IMG_0479 ブダイ付属品盛り合わせ(640x583)
アナゴ:ウーン・・・このうどんみたいなのはなに?
オヤジ:腸だよ。
アナゴ:何も味がしないね。

オヤジ:はい、お待ちどう。刺身です。
     皮目が美味いから湯霜にもしてみた。
IMG_0482 ブダイ刺身(640x520)
アナゴ:ちょっと繊維質を感じるような歯ざわりがする。

オヤジ:霜皮の方はどうだい?
アナゴ:美味いけど、この皮少し固いよ。
     少しじゃないなァ、けっこう固い。
IMG_0485 ブダイ霜皮(640x437)
オヤジ:そういうもんなんだ。

オヤジ:昆布締めとカボス締め、少し締めた方が美味いかと思って。
IMG_0481 ブダイ昆布締め、カボス締め(640x564)
アナゴ:コブダイのコブ締め、って洒落かい?
オヤジ: ・・・

オヤジ:今日の酒は長野だよ。
IMG_0487 澤の花純吟(609x640)
アナゴ:ラベルに「満ち月」、って書いてるね、満月をイメージして造った酒かね。
     長野で満月といえば、姨捨だねェ、
      わが心 なぐさめかねつ さらしなや 
         姨捨山に照る月を見て
  古今集詠み人知らず
     そういえば姨捨正宗って酒もあったっけ・・・

オヤジ:(だいぶまわってきたなァ、話があっちこっち飛んで収拾つかない。)
     酒蒸しです。
IMG_0489 ブダイ酒蒸し(640x518)
アナゴ:ウーィ わがこころなぐさめかねつ、かぁ。
     なんかこの魚、俺をにらみつけてないかい?
オヤジ:大丈夫だよォ、噛みつきゃしないから温かいうちに食えよ。

アナゴ:コースっていうからには焼き物も出てくるの?
オヤジ:ア、焼いたほうが良かったかい?
     ゼラチンたっぷりの皮を味わってもらおうと思って煮物にしちゃったよ。
IMG_0491 ブダイ兜煮(640x486)

アナゴ:エーン、ヤダヤダァ、焼き物が良いヨォ。
オヤジ:(困った客だ)
     分かった分かった、コブダイじゃないけど焼いてやるから。

オヤジ:ほらこれ、特別だからな。
IMG_0492 サヨリ丸干し(640x557)
アナゴ:アレ? サヨリ?
オヤジ:ウン、先週作った丸干し。
アナゴ:アー、隠匿物資ね?
オヤジ:煮物の方はお持ち帰り用にしてやるから。

アナゴ:ごっつぉうさん。美味しかったよ。
     でも、コースっていうからにはデザートとかあるんじゃないの?
オヤジ:いい加減にせぇよ、この酔っ払い。
     これだ。
IMG_0493 (400x337)
アナゴ:干し柿?
     ずいぶん小っちゃいね。
オヤジ:朝市で半額の柿で作ったからね。
     その代わり、二個どうぞ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お勘定です、

     コブダイのコース       5000円
     サヨリ丸干し           500円
     澤の花・純吟 3合      2700円    
        合計            8200円

 ウーム、3合で酔っぱらうようじゃぁ飲みには出られませんねェ。


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2015/8/2 クジメ、イワシ、ハモ

 お暑うございます。

 熱中症で倒れる人を目撃しました。昨日(8/1)の午後、広島市内を自転車でぶらついてた折り、広島女学院高校の南西角交差点でした。 白髪のご老人(のように見えました)が、何人かの人に抱きかかえられるように横断歩道を渡っていました。渡り切ったところにあるコンビニの店頭にへたり込み、介抱を受けていました。必要なら私も何かお手伝いしようかとしばらく見ていましたが、周囲の人数も多かったのでその場を立ち去りました。観光客かと思われる外国人のカップルも不安そうなまなざしで見ていました。何事も無ければよいのですが。

 「白髪のご老人」と書きましたが、この私も他人ごとではないなぁ、と不安になり、あわててスポーツドリンクを買って水分補給。昨日は暑かったですからねェ。


 さてまだ暑さもさほどではない9時過ぎ、お魚ツアーに出撃。宝町フジ、千田町Arukと回って、10時過ぎに川口町リアルへ。「刺身OK」という立派なイワシが一尾120円。これは良さそう・・、とながめていたら女性のお客さんが「25匹!」というご注文。私もあわてて5尾ゲット。あのお客さんは飲食店関係のご商売でしょうか。
 それからハモ、今年はまだ食べていないんですが、自分で骨切りするのはもう降参。300gほどの骨切済みのものを862円で購入。

 電車通りを北上して舟入市場へ。ここは比較的お値段が高めなのであまり買い物はしないんですが、昨日は思いがけず珍しいものがありました。クジメです。表示は「アイナメ」となっていましたが。小さいのが一尾58円、少し大きめなのが、70円。70円を2尾買いました。小さいけれど丁寧にさばくと素敵な刺身になります。

 ご機嫌で帰宅。

 クジメ君です。
IMG_9056 マニュアル (640x427)
22㎝、2尾で284g。

 三枚におろして皮を引きました。
IMG_9059 (640x540)

 刺身です。
IMG_9066 (640x463)

 付属品は皮と胃袋。
IMG_9072 (450x340)
右側のクルリンとめくれたようなのが胃袋ですね。

 中骨と胸ビレは干して隠匿物に。
IMG_9081 (640x401)
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 イワシは一尾を刺身に。
IMG_9068 (640x511)
残り四尾は梅煮にしました。日々のおかずです。

 ハモ、さすがプロが骨切したものはきれいにはぜます。
IMG_9071 (640x479)
私が作ったのは梅肉だけ。

 こうなりました。
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 酒は広島県三次市甲奴町の山岡酒造、「瑞冠」熟成純米生原酒(2013BY)、胡町大和屋で一升2611円。うっすらと熟成の色が付きかけており、独特の味わいです。日本酒度はプラス5で辛口の部類に入るのでしょうが、原酒のせいもあってとろっとした感じもあります。

 さてこの酒を買った大和屋ですが、しばらくご無沙汰している間に、店舗内部がきれいに改装されていました。お許しをいただいて写真を撮ってきました。
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 お話を伺ったところ、清酒専用の冷蔵庫を更新するにあたり、合わせて改装なさったとのことです。

 とてもきれいです。
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神棚に祭られているのは松尾様でしょうか。


 以上昨日のお魚ツアーでした。
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 先々週の岩手帰省の折りの話題を一つ。

 田んぼアートというのが各地でおこなわれているようですが、わが故郷、水沢でもここ数年、毎年違う図柄で作られています。今年は歌舞伎の連獅子(れんんじし)でした。
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 下の写真のような櫓の上から見ます。
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 下に降りてみても何がなんだかわかりません。
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 こんな色の稲があるんですねェ。
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 説明図、このような6種類の稲が使われているとか。「ひとめぼれ」以外は古代米というもののようです。
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 近くまで行って稲のアップの写真を撮っていたら、ここの田んぼの持ち主で、田んぼアートの製作者である森岡さんという方が声をかけてくださいました。
 「広島から来ました。」と申し上げたら驚いていらっしゃいましたが、いやいや実は水沢の生まれで・・・という話をし、その後いろいろお話を伺いました。 で、失礼ながらお年を聞いたところ、どうも私の中学校の1年先輩でいらっしゃるようです。

 来年、2016年の10月には岩手県で国体が開かれるということで、国体のマスコット「おもっち」も。
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岩手県南部というのは各種の餅料理を特徴とする食文化の地域で、それを象徴するマスコットですね。水沢は弓道の競技会場になるようです。


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2014/9/14 ヒラ、マトウダイ、シロバイ  石巻、女川、雄勝

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       天の原 ふりさけみれば 春日なる
            三笠の山に いでし月かも
      阿倍仲麻呂

 仲秋の名月もすぎ、一気に秋めいてきた広島です。


 晴れ渡った秋空のもと、巡ってきた昨日のお魚ツアー、昨日は第二土曜日なので、上八丁堀の朝市、グランマルシェを目指しました。相変わらずにぎわっています。
 マトウダイ600円と、シロバイ8個で500円、を買いました。

 一応のものはゲットしたので一安心して、ゆっくり大手町おかず工房に向かいました。9時の開店後、まだ20分程しか立っていませんが、もはや鮮魚売り場は閑散としております。

 おやーァ? 見慣れない魚が。大きくて銀色、腹側に大きな鱗を持っていて、かなり受け口。こんなオッサンです。
IMG_3537ヒラ (640x504)
一瞬、アジアアロワナ(熱帯魚)を連想しましたが、名札が付いていて「ヒラ」。 前回の記事にヒトリシズカさんから出世魚に関するコメントをいただきましたが、これはもはや出世の可能性のまったくない、生涯ヒラのお方のようです。 よく見るとニシンの親玉のようにも見えます。これが500円

 初めて見る魚でどうやって食べていいものやら一抹の不安はありましたが、とりあえず購入の意思を表明。いつもの元気のいいお姉さんに質問しましたが彼女も知らず、奥に引っ込んで聞き込み。「コノシロの大きいものと思えばよい。小骨が多いので骨切りをして、酢の物にする。」とのことでした。
 なるほど、コノシロとかサッパ(広島では「ワチ」)とか、ああいう系統ですね。ニシンの親玉に見えたのは正解だったわけです。50㎝で1.2㎏。

 三連休ですが、これだけ買えば間に合うだろう、と見当をつけ帰宅。


 ちょっと不思議な口をしています。一見、ふつうの口元ですが・・・
IMG_3540ヒラの口 (420x343)

 ぐいと開いてやると、こんなふうに展開。
IMG_3541ヒラの口・開 (640x513) (2)

 横から見るとこうです。
IMG_3543ヒラの口・開・横から (640x500)
 フシギだ・・・


 さてインターネットで調べたら、意外にもお隣の岡山県では大変ポピュラーな魚のようです。下ごしらえの仕方から酢漬け、焼き物煮物、など料理法もしっかり紹介されていました

 なるほど、たいしたことないじゃないの。というわけでさばきにかかりました。

 まず二枚おろしに。出刃と比べるとその大きさがお分かりかと思います。
IMG_3545ヒラ・二枚おろし (640x354)

 で中骨付きのほうは焼き物にするために骨切りを。コノシロでもこんな骨切がしてあるのを店頭で見ることがあります。
IMG_3546ヒラ・骨切り (640x327)


 一方中骨から外した方は数㎜の厚さで切っていきます。小骨がザクザク切れる感触が手に新鮮です。
IMG_3547ヒラ・せごし (640x502)
塩を少し振って混ぜ合わせ、数時間置きます。

 で、酢で締めます。今回は冷蔵庫にあったカボスを絞って、カボス締めに。
IMG_3556ヒラ・カボス漬け (640x497)
 ちょっと塩が多すぎたでしょうか、酸っぱさよりも塩味のほうが効く結果となりました。

 ヒラの付属品はいろいろありましたが、これは胃袋。
IMG_3560ヒラ・胃袋 (420x335)
他は、マトウダイの付属品と一緒に煮物にしました。


 さて、600円のマトウダイ、41㎝、995gとこれまたいいサイズです。お腹にご注目。
IMG_3549マトウダイ (640x326)
 
 サックリとさばいて刺身用に。
IMG_3551マトウダイ・サク (640x444)

 こうなります。
IMG_3552マトウダイ・刺身 (640x487)


 マトウダイの付属品、左から、肝、卵巣、浮き袋。
IMG_3550マトウダイ・付属品 (420x211)

 今回はヒラの付属品もあったので全部まとめて(皮以外)甘辛い煮物にしました。
IMG_3558付属品煮物 (640x521)


 さて先ほどのマトウダイのお姿、腹が異様に膨らんでいたのにお気づきだったでしょうか? マトウダイを買うとよく経験することなのですが、胃袋に大きな魚を飲み込んでいたんです。
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これはレンコダイの小さいのでしょう、146gあり、まだほとんど消化されていません。

 これも人間様が横取りして、焼き物に。
IMG_3557レンコダイ塩焼き (640x454)


 シロバイはそのまま刺身に。今回は湯通ししていない生です。
IMG_3554ツブ・刺身 (640x531)
殻をはずしてワタと唾液腺を取ってから塩でもんでぬめりを取りました。活きた身なので刺身に造るとそっくり返ります。


 で、こうなりました。
IMG_3562晩酌の膳 (640x430)
 酒は遠州掛川の土居酒造場、開運・純米ひやおろし。胡町大和屋で一升2970円。


 以上でおさかな関係は終わり。

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(以下、ちょっと長いです。)
 さて先週末は記事をアップすることができませんでした。じつは5日の金曜日からあるお祝い事があって仙台に行っていたのです。
 翌日の土曜日、仙台在住の古い友人が車で石巻、女川、雄勝、など宮城県北部沿岸を案内してくれました。女川、雄勝などは壊滅的な被害を受けたと聞いていますが、私は初めてです。

 9時過ぎに仙台駅東口を出発、石巻へ。「大漁唄いこみ」でも有名な日和山(ひよりやま)公園にのぼってみました。

日和山の海側(南側)は商店街などもあるにぎやかな街だったそうですが、完全に津波にのみこまれたようです。
IMG_3445石巻・海側 (640x439)

 北側です。見えている川は北上川(旧北上川)、中洲にある丸い建物は石ノ森章太郎の記念館「石ノ森萬画館」です。
IMG_3450石巻・北上川 (640x427)

 そこから万石浦を過ぎ、牡鹿半島の根元を北上し、女川へ。
 女川町内に入る直前の高台に木造の商店街が設けられていました。
IMG_3458女川・希望の鐘商店街 (640x430)
土曜ですが、あまり買い物客もいません。

 「希望の鐘商店街」っていうんですね。その名前の由来も書いてありました。
IMG_3457女川・希望の鐘商店街 (640x548)


 陶芸の一種でしょうか、スペイン直輸入のタイルを焼く工芸店がありました。
IMG_3451女川・タイル屋 (640x401)

 女川はサンマ漁の町でもあったんですね。
IMG_3453女川・サンマのタイル (640x485)

 酒屋さんがあり、クジラの缶詰なども売っていました。
IMG_3455女川・クジラの缶詰 (640x427)
クジラの缶詰とサイダーを買いました。お店の方とすこしお話をしました。ここは仮設の一時的な店舗であり、町内に本格的な商店街を復興する計画も進んでいるが、そちらの新商店街に入るには相当の資金的ハードルもあって、入れるかどうかわからない、など悩みは尽きないようです。

 町内に入ってくると、ひときわ高い位置に建物が見えました。町立病院だそうです。
IMG_3459女川・町立病院 (640x404)

 この高さなら大丈夫だったろうと思ったのですが、なんとこの病院の一階まで津波が押し寄せたのだそうです。この高さまで!
IMG_3461女川・町立病院 (640x500)
まさか、まさか、まさかここまでは・・・。 実際にここまで浸水したのだ、と聞いてもほとんど信じがたい高さです。もう3年半も経っていますが、現場に来てみるということは「知識」とは全く違う体験です。


 女川を過ぎてさらに北上します。絵葉書のような美しいリアス式海岸が続きます。
IMG_3482リアス式海岸 (640x420)


 やがて雄勝(おがつ)町に入りました。雄勝町は「雄勝石」という硯で有名な町です。ここも町並みはほとんど流されてしまったようです。
 少し小高い所に一軒だけ蕎麦屋さんがありました。「てらっぱだげ」という店名は、「お寺の畑」という意味だそうです。岩手出身の私にはそのニュアンスがだいたい分かりますが。
IMG_3492てらっぱだけ (640x427)
ちょうどいい時間だったのでここで昼食、おろし天(かき揚げと大根おろしの載ったお蕎麦)1200円をいただいて、午後の部に出発。

 てらっぱだげから見える風景。
IMG_3494雄勝 (640x420)
ほとんど家や建物がありません。
IMG_3495雄勝 (640x427)


 やがて、立浜という漁港につきました。ここも被害を受け、岸壁などがやっと復旧した状態とのこと。
IMG_3500立浜 (640x421)
 私を案内してくれた友人は、ここの漁師さんと親しく、震災前は年に何回か釣りに来ていたそうです。その漁師さんも船を流されたり被害が大きく、だいぶ心配したが何とか立ち上がって漁業(ホタテやホヤの養殖)を再開したとのこと、今年あたりはまた釣りに来てみたいと言っていました。


 そこから内陸に入りさらに北上し、再び北上川にぶつかります。ここに児童74人が亡くなった大川小学校がありました。
IMG_3507大川小学校 (640x449)
慰霊碑なども設けられ、この日も多くの人が訪れていました。きわめて言葉は不謹慎ですが、ある種の「観光スポット」になっているとも見えます。

 観光だろうが何だろうが、とにかくこの場所に来て、校舎の廃墟に対面し、裏山の急傾斜を実感し、亡くなった子供たちの名前を慰霊碑の上に一人ひとり拾い読みしてみることは、大きな衝撃を伴う体験です。
IMG_3510大川小学校 (640x453)

 感情を激しく揺さぶられ、ちょっと言葉がありません。そこに来ている方々も押し黙って立っています。
IMG_3511大川小学校 (640x427)

 ここに連れてきてくれた友人に感謝しつつ、仙台まで戻りました。


 翌7日の日曜日、飛行機で広島まで戻りました。

 空港で「花は咲く」という浦霞の四合瓶を一本購入。
IMG_3514浦霞とクジラ缶詰 (627x640)

 缶つま、っていうのが人気だそうですが、クジラの大和煮で純吟浦霞も良いもんですよ。
IMG_3523クジラで一杯 (640x455)



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