2017/3/26 ボラ、ミルガイ、松山へ

 三月も末となりました。
IMG_8021 ご卒業(600x501)
     運命は笑ひ待ちをり卒業す     高浜虚子

     これよりは恋や事業や水ぬるむ   高浜虚子
IMG_8019 (600x465)
「大正五年二月十一日。高商俳句會。山王境内楠本亭。高商卒業生諸君を送る。」という句だそうです。


 さて昨日25日の鮮魚店巡り、段原のマックスバリュから。一尾だけボラがありました。798円。ボラってすごい安い魚、というイメージがあり、798円はいかがなものか・・・、とも思ったのですが、久しぶりに買ってみました。ミルガイが298円、本ミルです。決して小さいわけではなく、手に取ってみるとずっしりした重みを感じます。一個買いました。次へ。
 宇品方向に南下し、途中の御幸橋ゆめタウンへ。ここの鮮魚売り場はずいぶん広いです。並んでいる丸物の数、種類、ともに中々のものです。マナガツオのでかいのが5千円台で出ていました。氷におおわれて全容は視認できませんでしたが、さぞや立派なお姿だったでしょう。シロミル(ミルクイ)が798円でした。店は違いますが、私の買った本ミルが298円で、シロミルが798円? 私の感覚と逆です。大きさのせいかな?
 帰宅。

 ボラです。
IMG_8027 ボラ(600x489)
50㎝、1531g。

 ボラの背中の模様から「鯔背(いなせ)」という言葉が生まれたんだそうですが、こんな模様です。
IMG_8028 鱗の模様(600x484)

 大きなウロコを落とし、三枚に。皮を引く段階で少し手こずり、ボラ特有の大きな血合いがとれてしまったり逆に皮が身側に残ってしまったり。難しいものです。

 刺身になりました。
IMG_8029 ボラ刺身(600x463)

 皮とヘソ(胃の幽門部の筋肉)の塩焼き。
IMG_8032 ボラの皮とへそ(600x478)

 本日の酒は、なな、なんと! 大吟醸。愛媛県西条市の成龍酒造、賀儀屋・大吟醸無濾過、精米歩合35%という目のくらみそうな一本です。もちろんいただきもの。
IMG_8031 賀儀屋大吟醸(600x585)
手前の小鉢は葉ワサビの醤油漬。

 ミルガイは190gありました。いい大きさです。これが298円でいただけるというのは有難いことです。
IMG_8033 ミルガイ刺身(600x494)


こうなりました。
IMG_8035 晩酌の膳(600x500)

 大吟なんて日頃飲まないのですが、なんか、つまみが要らないような。酒だけで味わうもののようですね。

にほんブログ村 料理ブログ 魚料理へ
にほんブログ村


 さて先日所用があり松山市に行ってきました。せっかくなので松山城に登り、道後温泉に入り、ついでに知人と飲んできました。

 お城に。リフトとロープウエイとあって、どちらも同じ料金。待たなくてすぐ乗れるリフトにしました。片道270円。
IMG_7950 リフトで上る(600x551)

 結構さむい日だったんですが、一部の桜は既に開花。
IMG_7948 桜が開花(600x486)

 途中ロープウエイに追い越されます。
IMG_7992 ロープウエイ(600x512)
「この寒いのに物好きな・・・」と思われているかも。

 やがてお城が見えてきます。
IMG_7954 お城が見えた(600x485)
 6分の乗車(?)時間で上のターミナルに到着。

 さらにそこからしばらく歩いてお城の入り口に。軍事施設ですからなかなか複雑な経路になっています。
IMG_7987 天守への道(473x600)

 二の丸に入ると広場になっていて、北側に天守閣郡が見えます。
IMG_7984 天守閣群(600x400)
ここももう少しで桜が楽しめるでしょう。

 510円の入場料を払って天守閣へ。大天守、小天守、隅櫓二基が連なった連立天守となっています。
IMG_7977 連立天守(600x400)
昭和になってから一部が放火で焼失したそうですが、江戸時代からの建物が重要文化財になっているようです。

 上から見ますと、攻めてくる敵兵を待ち受ける視線になってきますね。
IMG_7966 枡形(600x386)

 天守閣から二の丸方向を。
IMG_7962 天守閣からの眺め(600x397)

 高いところが大好きな私、しばし四方を睥睨。天守閣を降りて二の丸の売店で甘酒400円をいただき下山。

  下りもリフト。眼前に街並みが広がります。
IMG_7997 下り(600x529)

 午後、ロシア兵墓地、というのに行ってみました。市街地北側の丘陵にさしかかる寺院の立ち並ぶ地域にあります。そこに到る案内板も途中から疎らになって少し迷います。住宅街に向かってのぼったところの北側斜面にありました。
(以下、私のガラケーによる写真なのでちょっと品質低下)
F1000394 ロシア兵墓地(450x600)
日露戦争の捕虜となったロシア軍兵士を松山にも収容したのですが、ここでなくなって帰国できなかった100人近い兵士が埋葬されています。

 一基だけひときわ大きいのは、捕虜たちの精神的支柱であったというボイスマン大佐という方の墓です。
F1000384 ボイスマン大佐墓(450x600)

 その脇にある大佐の胸像は、比較的近年(平成6年)のもの。
F1000383 ボイスマン大佐胸像(600x473)

 それぞれのお墓にこのような墓標がついています。
F1000385 墓標(360x400)

 一つだけユダヤ人兵士のお墓があります。
F1000387 ユダヤ人兵士の墓(515x600)

 ダビデの星がついたこの墓標がそれを示しています。
F1000388 墓標にダビデの星(372x400)
ここは以前は「ロシア墓地」と呼ばれていたのですが、兵士の中にはポーランド人や中央アジア人など「ロシア人」とは言えない人も含まれているので、今は「ロシア」墓地と呼んでいるとのこと。

 同じ場所に、アメリカ無名戦士の墓、およびドイツ水兵の墓、というのが1基ずつありました。ドイツ水兵については何も説明が見当たりませんでしたが、アメリカ無名戦士の墓の方には、この近くの瀬戸内海で撃墜された米軍艦載機の乗組員、との記載がありました。
F1000389 米国無名戦士の墓(478x600)

 お菓子が供えられています。
F1000391 お菓子が(374x400)


にほんブログ村 料理ブログ 魚料理へ
にほんブログ村


スポンサーサイト

2017/3/19 ヒラメ

 広島市街は太田川の支流5本が作ったデルタ地帯にあるので、橋がたくさんあります。その一つ、比治山橋たもとの柳の古木。
IMG_7938 原爆樹木(600x581)

 この木は70年前の原爆を生き延びた樹で、被爆樹木として保護されており、ときおり千羽鶴がかけられたりしています。
IMG_7940 千羽鶴(600x569)

 もうすっかり芽をふいていました。
IMG_7941 芽をふく柳(543x600)


 一昨日、17日の金曜日は職場の歓送迎会があって市内某店で宴会。翌18日の土曜日は二日酔いがひどくて魚屋めぐりはキャンセル。

 という訳で本日ご報告するのは先週、3/11の魚です。

 その日は3月の第二土曜日で、市中心部の高層マンション前広場で朝市が開かれる日、行ってみました。
IMG_7861 朝市(600x401)

 この日は何かTV番組の取材チームが来ていました。
IMG_7862 取材(600x410)
右端の赤いパーカーの人は大松しんじさんという、広島のローカルタレント、いわゆる地タレです。

 ホウボウが300円、キアラが1000円。
IMG_7852 ホウボウが300円(600x482)

 アカムツ、カサゴ、タイ、など。
IMG_7853 アカムツ、カサゴ、タイ(600x531)

 このカサゴが一尾2800円、ウーム・・・。
IMG_7854 カサゴが2800円(600x401)

 このでかいタイが1500円です。
IMG_7856 タイが1500円(600x504)

 このヒラメも1500円。これにしようか・・・。
IMG_7857 ヒラメも1500円(600x470)
他にサザエ1個150円を2個買って帰宅。


 ヒラメ、50㎝、1119g。
IMG_7863 ヒラメを買った(600x485)
買ってから気がついたのですが、エラと内臓の処理は終わっています。

 こんな顔です。歯がすごい。
IMG_7865 こんな顔(600x483)

 5枚おろしに。
IMG_7866 5枚おろし(600x319)

 刺身に。
IMG_7868 刺身(600x506)

 頭は酒蒸しに。ちょっと出来心で日本酒の代わりにイモ焼酎、黒霧島を使ってみました。これは大失敗、焼酎の匂いがそのまま残って、なんだか不可解な一皿になりました。
IMG_7872 兜酒蒸し(600x515)

 サザエも刺身に。
IMG_7870 サザエ刺身(600x585)

 この日の酒は広島県神石郡神石高原町の三輪酒造、神雷、純米酒。胡町大和屋で一升税込2484円。平成27醸造年度の酒。
IMG_7869 神雷(600x556)
「三温至福」というたすきラベルがついていました。まだ燗酒がうれしい時期ですね。

 こうなりました。
IMG_7873 晩酌の膳(600x515)
左端に見えているのは、隠匿物資のサヨリの開き。同じく隠匿物資、エボダイの中骨乾燥品のチンが一升瓶の手前に出演しています。

にほんブログ村 料理ブログ 魚料理へ
にほんブログ村



 冒頭の柳がある比治山橋の下を、船が通っていきました。
IMG_7911 川をきれいに(600x520)

      水ぬるむ頃や女のわたし守    蕪村

 写真右下、こちらの岸に近いところに鵜がいました。
IMG_7915 鵜がいます(600x487)
 羽毛が白くなっているのは、老いのためでしょうか。
IMG_7930 年寄りか?(600x580)
 船が来ても人が通っても、あまり動じる気配がありません。

 船の波で岸から見える川面は非常にダイナミックな変容を見せます。
IMG_7919 川面が揺れる(600x501)

 鵜には見えているんでしょうか。
IMG_7920 川面が揺れる(600x512)


 アッ! ウンコした!
IMG_7931 ウンコした(600x523)

 来週末には桜の花も見られるでしょう。


にほんブログ村 料理ブログ 魚料理へ
にほんブログ村






2017/3/12 忽那諸島征服 後編・2/25怒和島

 前編に続き、忽那諸島西端の二島の走破、前日泊まった津和地島の東に、怒和島があります。
170225 怒和島へ (600x383)

 怒和島に渡るフェリーは11時過ぎ発なので、ゆっくり朝食。
DSCF2953 朝食(600x450)
これに粗汁がつきます。ごちそう様でした。

 この日渡る怒和島には、お弁当を買うようなコンビニもなさそうだったので、前日に宿の女将さんにおにぎりを作ってくださるよお願いしてありました。そのおにぎりも受け取って、九時ごろ宿を出ました。
 と思ったら、なんと自転車の後輪、前日入れたはずの空気が抜けかけています。やっぱしかぁ・・・。またまたフェリー待合所にいき、空気入れ直し。まぁ入れれば大丈夫なのですが一晩はもたない、という訳ですね。

 さてこれからわたる怒和島、そこでまた空気が抜けたらどうすんべーか? 怒和島にはほかの忽那諸島と同じようにレンタル自転車があるんだろうか? それを借りてまわった方が安心か? ・・・・等々思いは千々に乱れて。

 まぁなるようになるだろうとあきらめました。ちょうど陽射しが雲の合間を縫って、天使の階段(光芒)になっています。
IMG_7749 津和地港に光あれ(600x404)

 時間を持て余してその辺をぶらぶら。フェリー待合所の隣に弘法大師様をお祭りしたお堂があります。
IMG_7758 弘法大師様(600x472)

 のぞいて見るとお酒がいっぱい。
IMG_7759 酒がいっぱい(600x483)
お大師様は酒好きでしたかね? お大師様、私も酒好きです。どうぞ今日一日自転車をお守りください。合掌。

 やがて船がつき、怒和島へ。
IMG_7766 津和地よさらば(600x400)
さらば津和地島!

 10分ほどですぐ着きました。怒和島には二つ港があるんですが、津和地島に近い方の元怒和港で下船。
IMG_7774 元怒和港到着(600x389)
 そっけない港近辺、フェリー待合所は無く、切符売り場の小屋があるだけ。もちろんレンタル自転車も無し。ただちに島を時計回りに巡り始めます。

 北上しはじめると潮流が激しく渦巻いている所に出会いました。ちょうど津和地島との間が狭くなっている部分、怒和島水道(幅750m)です。
DSCF2964 潮流が逆巻く(600x450)
最大潮流速度、6ノット(時速11.1㎞)になることもあるとのこと。遊漁船が潮流に逆らってのぼっていきました。

 島の北側に来ると、思いがけないものが見えます。
IMG_7778 鹿島へ渡る橋(600x417)
あの橋は、呉から南下して倉橋島の先っぽ、鹿島に段々畑を見に行ったときに渡った橋、鹿島大橋のようです。あれはもう2年前の1月、寒かった・・・

 自転車でグルグル回っていると方向感覚が乱れて、なぜあそこにあれが見えるのか? 不思議な思いにとらわれますが、あとで考えればこうなっていて、見えて当然なんですね。
怒和島から鹿島橋が見える


 さてこの島では、津和地島では見なかったものを頻繁に見ました。これです。
DSCF2967 イノシシ罠(600x430)
イノシシの罠でしょう。ということは、イノシシの被害に困っているということなんでしょうね。津和地島では全く見ませんでしたが、イノシシはタマネギを食べないんでしょうか。

 道々にいくつもあります。こんなにミカンをご馳走されて、罠に入る前に満腹になるのでは?
DSCF2968 イノシシ罠2(600x442)

これは電気柵でしょうか? 触らぬ柵にたたりなし・・・
DSCF2970 電気柵?(600x449)

 島の最北部は海岸沿いではなく、山を貫くトンネルになっています。
DSCF2972 トンネル(600x435)

 トンネルを抜けると島の東側、上怒和の港を望む峠に出ました。
DSCF2973 上怒和を望む(600x450)

 そこを下って上怒和港に。
IMG_7780 上怒和港(600x400)

 ここから沖に見えるこの小島、これは「クダコ島」と呼ばれる島なのですが、釣島水道と並ぶ瀬戸内海水運の主要航路、「クダコ水道」にその名が冠されています。
DSCF2982 (600x402)


こちらの港には立派なフェリー待合所があり、しかもそこには立派なレンタル自転車が置いてあるのでした。
IMG_7781 上怒和のフェリー待合所(600x493)
ブリジストンのクロスバイク、CYLVAという立派な自転車のようです。

 そこで一休みしてお昼に。亀川旅館で作ってもらったおにぎり。アサリの炊き込みご飯のおにぎりです、200円で3個作ってもらいました。感謝。
DSCF2976 お握り(600x432)

 さて、そこに自転車をおいて、少し街並みを歩いてみることにしました。島の街はだいたいそうなのですが、海側に沿っているのは裏通りで、一本中に入った道が元々の街並みです。上怒和の町もそういう構造になっています。
DSCF2978 上怒和の街並み(600x508)
なぜか一軒の前にたくさんの猫が。

 なんでしょうねェ? 愛猫家の家か?
DSCF2980 猫の群れ(600x449)

 天神様がありました。
IMG_7787 天神様(600x442)

 天神様とくれば当然白梅。
IMG_7789 白梅(517x600)
   東風ふかば匂ひをこせよ梅の花
            あるじなしとて春な忘れそ
     菅公


 しばらく行くと桃の花か? それとも紅梅?
IMG_7797 桃の花?(600x400)
ま、この際、桃の花だということにして、
    春のその くれなひにほふ 桃の花
          下照る道に いでたつ乙女 
    大伴家持

IMG_7798 満開(600x478)
メデタシ

 島を一周して元怒和港に戻ってきましたが、まだ時間もあるし、上怒和港の方が待合所もあるし、と思い、もう一度島を半周して上怒和港へ。

 やがて14時過ぎ、帰りのフェリーの時刻です。
DSCF2985 (600x449)
入ってくる船の写真を撮っているこの方、松山市から来られた方だそうですが、レンタル自転車を借りて島をめぐったそうです。

 無事怒和島も制覇、お大師様のご加護により自転車のタイヤも(とりあえず)大丈夫だったし。
DSCF2987 帰りの船(600x466)

 さらば怒和島。
IMG_7811 怒和島を去る(600x400)


 途中クダコ島のそばを通過、灯台が見えます。
IMG_7808 クダコ島灯台(600x405)

 二時間の航海、三津浜港まで帰りました。三津浜港着16:25。

 そこから自転車で松山観光港まで飛ばして17:50 16:50。広島行きのフェリーにタッチの差で間に合わず。まあ先を急ぐわけでもなし、ターミナルでお土産を調達したりして18:05のフェリーに乗船、広島宇品港着20:45。

 家について九時半ごろ。今回の走行距離は二日で77㎞でした。
IMG_7827 全行程77㎞(500x411)

 疲れました。


にほんブログ村 料理ブログ 魚料理へ
にほんブログ村


2017/3/9 ヨコワ

 先週の土曜日、3/4は先日のスズキの記事にコメントをいただいたたけさんからの情報に基づいて、御幸橋のゆめタウンに行ってみました。一階の奥の魚売り場に向かってみると、なるほどかなり広くて丸物もたくさん並んでいます。ここは今までも時々は来ているんですがなぜ気がつかなかったんでしょう? そーか、土曜の午前中にここを見たことはないんだ。

 ヨコワ、1500円+税を買いました。
IMG_7841 (600x400)
こういうのをぶら下げてレジに向かうのはとても気持ちが良いというか、誇らしい感じがします。レジのお姉さんも、オッ! というような表情になります。ドーォだ!
 そのまま帰宅。 50㎝、2373g。

 昼過ぎからばらし始めました。この日は3時すぎからちょっと用事があったので、あまり時間的余裕が無く、解体工程の写真は無し。

 刺身に。マグロですが子供なのであっさりした刺身です。いくらでも食べられます。
IMG_7846 (600x492)
右は引いた皮の塩焼き、奥は胃袋です。

 腹骨をかいた所の塩焼き、心臓も。右は血合いの味噌たたき。これがうまいです。
IMG_7848 (600x446)

 で、こうなりました。 
IMG_7851 (600x507)
 酒は東広島市黒瀬町の金光酒造、桜吹雪、特別純米のうす濁りです。桜の開花はまだ先ですが。


にほんブログ村 料理ブログ 魚料理へ
にほんブログ村

2017/3/5 ついに忽那諸島征服 前編・2/24津和地島

 ひな祭りも過ぎ、だんだん春めいてきた広島です。
IMG_7838 (600x400)

       水仙の花のみだれや藪屋敷    広瀬惟然


 さて先月末、プレミアム・フライデーという訳の判らんものがありましたが、その日私は朝から休みをいただいて忽那諸島制覇の旅に出かけました。忽那諸島は2015年7月の興居島に始まり、中島二神島野忽那島睦月島釣島、ときて、残るは二つ、津和地(つわじ)島と怒和(ぬわ)島をこのたび一挙制覇しようという訳です。

 この二島は忽那諸島の最西端で、すぐとなりはもう山口県の周防大島。
170223 津和地島、怒和島 (472x600)

 この二島を一挙制覇しようとすると、広島から日帰りは無理です。よって今回は津和地島に宿を予約し、一泊の旅となりました。まず第一日目の津和地島のご報告を。


 松山市三津浜港から津和地島に行くフェリーは日に二本しかなく、その早い便にのろうとすると広島の宇品港を5:45に出る始発のフェリーに乗る必要があります。5時前に家を出て途中コンビニで弁当調達、切符り場は5:30から発券開始。まだ真っ暗です。
IMG_7514 朝五時半(600x455)

 船に誘導されます。
IMG_7515 船に乗り込む(600x467)

 ウィークデイの始発便、あまり乗客がいません。自転車で島を走ろうなんていう脳天気なのは私だけ。
IMG_7517 朝ごはん(510x600)
朝ご飯です。

 5:45定刻に出港。左舷、まだ暗い製鉄所、日新製鋼さんです。
IMG_7519 夜明けまえ(600x401)

 貨物船とすれ違いました。
IMG_7523 貨物船(600x401)

 松山行きのフェリーは呉に寄港するのが普通ですが、この始発便だけはよらずに直行します。音戸の瀬戸に近づいています。
IMG_7537 暗い音戸の瀬戸(600x425)

 音戸を通過してやっと東の空が赤らんできました。
IMG_7548 音戸通過(600x488)
海面にカモメの群れが浮かんでいました。

 やがて朝焼けが濃さをまし、陽がのぼります。
IMG_7560 朝焼け(600x400)

 7時前です。
IMG_7584 日が昇る(600x517)

 船内にも日の光が満ちてきました。
IMG_7586 船室にも日の光(600x445)

 ほぼ定刻、8:10に松山観光港到着。そこの売店で昼御飯用の弁当やら何やらを買いこみ、自転車でつぎのフェリーが出る三津浜港まで走ります。15分ぐらいでしょうか。

 9:10出港。この船は出港後、高浜港→釣島→中島(神浦港)→二神島、と立ち寄り、私のおりる津和地島に向かいます。津和地島も終点ではなく、その後、元怒和→上怒和→終点・中島(西中港)というルートをたどります。
DSCF2935 三津浜出港(600x447)

 夏と違い海上はとても寒く、フェリー最上階の展望デッキは誰もいません。
DSCF2936 寒いので無人(600x450)

 二時間近い航海で、津和地島につきました。
DSCF2948 津和地到着(600x450)

 私がおりた船は次の行く先を目指して出ていきました。
DSCF2949 港に玉ねぎ(600x437)
タマネギが転がっているのにお気づきですか? この島は近年タマネギの生産が大きな産業となっており、ちょうど2月から出荷が始まったところだそうです。このあと島を回りましたがどこに行ってもタマネギだらけ、島中がタマネギの匂いに満ちていました。

 島について一息入れ、さぁ行くぞ! という気持ちで最初にペダルを踏み込むときの気持ちは何とも言えません。昂揚感、開放感、夏休み第一日の朝を迎えた小学生のような気持ちです。
 時計回りに島一周の道をたどり始めたところに農道完成記念碑がありました。
IMG_7597 一周7㎞余(600x569)
自分のことは棚に上げて言っちゃ悪いが、この碑を揮毫した当時の愛媛県知事さんの書道の腕前がイマイチです。碑面のアップは武士の情けでやめときましょう。

 一周7671mです。平成2年完成、予算が19億円余。
IMG_7600 (600x558)

 ところが走り始めて間もなく、とんでもないことが!
  後輪がパンク!   愛媛県知事さんの書の腕前の悪口を言ったタタリでしょうか。どうもすみませんでした・・・(涙)

 私は自分でパンクを直したことがありません。一応予備のチューブと携行用の空気入れは持ってきていましたが、なにせディレイラーを緩めて後ろのホイールをはずしたこともないのです。不安がいっぱい。

DSCF2950 チューブ交換(450x600)
 2年半前にこの自転車を買ったときに、店員さんがやって見せてくれたチューブ交換要領を必死で思い出して作業。なんとかホイールをはずし、チューブを取り換えました。ところが今度は携行用の空気入れの扱いに難渋。この種の自転車のチューブは、高い空気圧に適したフランス式のバルブなのですが、これがけっこう繊細な構造で、グチャグチャやっているうちに先端が少し曲がってしまいました。もはやこれまでか、と思いましたが気を取り直し、なんとか走れる状態にしました。が、タイヤの空気圧は正規の半分以下しか入れられません。

DSCF2951 完了か?(500x476)

 この状態でとにかく慎重に島を一周して、宿にたどりつきました。まだ1時すぎだったのですがチェックインさせてもらい、部屋に荷物を置きました。
 そのあと、フェリーの乗船待合所(「道の駅」にならって「海の駅」とよんでいるようです。)に空気入れがあるんじゃないか、と思いつき、行ってみると正解。最近愛媛県をはじめとして四国はサイクリングに来る客を呼び寄せようと努力しており、忽那諸島にもそれぞれレンタル自転車をおいてあります。そんなこともあって、海の駅にはフランス式バルブ対応の空気れがおいてあるんでしょう。これを借りて規定圧まで空気を入れました。ヤレうれしやノゥ・・・。

 島内の散策を開始、八幡様です。
IMG_7604 八幡神社(600x468)

 あちこちにタマネギが干してあります。玉ねぎは干すと何か良いことがあるんでしょうかね。
IMG_7617 玉ねぎ干し(600x392)

 昔、各地の殿様が参勤交代で江戸に登るときは、この島で風を待ったそうで、その接待所であった「お茶屋」という施設があったんだそうです。そのお茶屋跡。
IMG_7621 お茶や跡(600x400)

 これしかありません。もうちょっと何とかなりませんかね。
IMG_7623 御茶屋跡の碑(600x501)

IMG_7624 (600x441)

 島の南側からは二神島が見えます。昨年3月に訪れて、東京から来たお嬢さん二人とダッシュ島の話なんかしちゃった想い出の島。
IMG_7630 二神島(600x392)

 東南を望めば彼方に釣島が見えます。中央ちょっと右寄りの、ひょっこりひょうたん島のような形の島がそれです。その後ろが興居島。
IMG_7634 釣島が見える(600x461)

・・・・・(3/6追記)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
akiciciさんからコメントをいただいた、釣島か?由利島か? ですが、下の図をご覧ください。こういう位置関係です。
津和地島から釣島、由利島 (600x536)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 路傍の花。大根とか、なんかそういったアブラナ科の花のようです。
IMG_7638 アブラナ科の花(600x500)

 さてタマネギが干されている状態をご紹介しましたが、島中どこもかしこもタマネギ畑です。段々畑になって上までずっとタマネギ。
IMG_7645 段々畑は玉ねぎ(600x458)

 収穫の作業をなさっている方々がおられました。
IMG_7653 一面に玉ねぎ(600x469)

 一部ミカン畑もありますが、ほとんどタマネギです。
IMG_7657 全部玉ねぎです(600x400)

 息を切らせつつ登った峠道から見た津和地の港、少し日が傾いてきました。
IMG_7671 峠から見る津和地港(600x400)
宿に戻りました。
 この日の走行距離、約43㎞。
IMG_7713 一日目43㎞(500x431)


 この日お世話になったのは、亀川旅館という戦前から続く宿で、今の女将さんは3代目だそうです。
 おじいちゃんがとってきた魚を出す、ということで、この日の夕食も地物の魚がたくさん。

 タイのお刺身。
IMG_7720 タイ刺身(600x518)
 サザエのお刺身。アレ? 肝が無い???
IMG_7723 サザエ刺身(500x412)
 アオリイカもお刺身で。
IMG_7724 アオリイカ刺身(400x336)
 サザエはもう一個、壺焼きで。
IMG_7726 サザエ壺焼き(500x404)

 この日嫌というほど見たタマネギは、サラダで。とても美味しいです。
IMG_7722 玉ねぎサラダ(400x310)

 お刺身にしたタイの兜、煮物に。食べごたえあります。
IMG_7719 タイの兜(600x483)
 ハマチのから揚げ。
IMG_7725 ハマチから揚げ(500x382)

 このほかにお鍋とナマコ酢、フキの煮物がありました。お酒を燗で2本いただき満足。


 以上が一日目。翌日の怒和島は後編で。


にほんブログ村 料理ブログ 魚料理へ
にほんブログ村
プロフィール

hoyatabetai

Author:hoyatabetai
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード